時を経て、こんな使い方に
昨日はなまけものの一日だったので、仕事のスタートが切れるか心配していました。
ナマケモノからは脱してしれっと日常をおくっています。
週末のナマケモノ化するための日常なのですよね・・・。
昨年からあれよあれよという間に
私の多肉植物はかなり増殖(どんどんお迎えした結果)。
葉っぱをいい感じにとればそこからも増えるという無限多肉地獄天国と化しています。
先月もそんなわけで置き場所にいろいろ工夫を加えて100均DIYを施したのですが、あまりしっくりきていませんでした。
ところが、金曜日にひらめき
「そうだ、適度な重石があればいいのか」と気が付いたのです
ところがそんな都合のいい重石など我が家にはありません
じゃあペットボトルを…と思っていたのですが
私はペットボトル飲料を飲む習慣がほぼなし。
強炭酸のペットボトルでも買ってくるかな…と
財布を握りしめかけた瞬間
「おばあちゃんちに漬物石があるけど使う?」
そんな神(母)の声が。
祖母の家は誰も暮らしていません
以前はお漬物を自分でつけていましたが、今はホームに入っていますので
どうやって処分しようか。そんなことを思っていたそうです。
こりゃ渡りに船です。
まだ祖母が認知症になる前
祖母が毎年、梅が収穫の時期になると梅干を樽複数につけていて
仕上がると毎年私たち家族に「これ食べろし」と大きなビンに入れてくれたのです。
私は幼少期から祖母の梅干しがだいっすきで
小梅がカリカリっと酸っぱくて、種の中も「天神様」と言われる部分まで楽しめたものです。
車酔いをするのですが、不思議と祖母の梅干しを口に放り込むと
ほぼ酔いがない。という乗り物酔いのお守りでもありました。
おいしかったよというと、「ほうけ。よかったよぉ」と嬉しそうにしてくれたものです。
その時活躍した漬物石であろう重しを
私がこよなく愛する多肉植物の遮光のために使うのは少々忍びないのですが
思った通り、風も通りかつ強い光も遮るというかなりフィットしたのです。
あの時梅干をつけていた重しが
ウン十年越えて、孫の趣味に使われようとは思わなんだ。といったところでしょうか。
もう食べられない祖母の梅干しを口の中で再現しながらも
意外な使い道にちょっと満足した夏の日でした。