#68美容師から建築へのジョブチェンジ③
今回も引き続き、美容師から建築へのジョブチェンジをお送りします。なぜ建築に興味を持ったのか?をテーマに色々お聞きしました。
美容師ならではの建築の見方をお楽しみください。
よろしくお願いします!
◯ラジオまとめ
今回の発見は、ある物事に対してどのような出会い方=興味の持ち方が良いのか?ということです。
ゲストの河村さんは建築に対して、建築の思考のあり方や広さにという深い部分から興味を持ち、建築の道に進んだそうです。
しかし、深さを知ったが故に悩む部分もあったそうで、もっと軽く建築について考えたいというようなお話もありました。
では、深さの反対に“浅さ”から興味を持つことはどうなのでしょうか?
浅さを言い換えると、何も知らない、表面的な部分、という言い方ができますが、ここでは"ゴールをしらないこと"と表現していきます。
建築の深いところを知っている=偉人が導き出した答え(ゴール)を最初から知っている状態であり、知ってしまってるが故にいきなりそこを目指したくなる。故に理想と現実のギャップに苦しむ
建築を何も知らない=なにもゴールを知らない状態。自分でゴールを作りながら、徐々にアップデートしていく必要があるが、発見を積み重ねていくことができる。
こういう風に考えるとどちらが良いとは言い切れず、ゴールを知りながらもそこを忘れること、深さと浅さのあいだ、という状態が一番適切なように感じます。
興味の入り口として、深さ・浅さのどちらから入ったとしても、その反対側にも思考を置くことができるか、が重要だということです。初心に帰る、という言葉はまさしくこのことではないでしょうか。
深く知りながらも、初心である状態。常に物事に対して新しい価値を発見できる、そういうような中性的な精神状態が大事だと、今回のラジオから学びました。
ありがとうございました。
ラジオの方も是非お聞きいただければと思います!