ゲーム分析を進める上での注意点
こんにちは。今日は暑いですね。極端な天候です。体調を崩しやすくなるので、注意しましょうね(主に自分が...汗)。
さて前回、ちょうどゲーム分析に関する研究だったので、ゲーム分析を研究とする場合の注意点を紹介したいと思います。
映像をどのように入手するか?
映像を用いてゲーム分析をする場合は、まずこの問題をクリアにする必要があります。
1.テレビやYoutubeなどの公開されている映像を用いる場合
サッカーを対象としたゲーム分析では、今までテレビ放映されていたものを録画して分析することもありました。試合時間が表示されて便利なのですが、ボールを中心に撮影されていたり、プレー中にスタンドや観客の様子を写されることがあるので、その時は試合の様子が分からない欠点があります。
また、これらの映像使用に関して、著作権を考慮する必要があります。指導教員の先生とよく相談の上、研究を進めてください。映像分析等に係る研究に関しての著作権に関しては、後日説明したいと思います。
2.試合会場に撮影機材を持ち込んで撮影する場合
大学スポーツを対象とする場合は主にこの方法が多いです。ただし、こちらの場合についても選手や指導者の権利を侵害しないように配慮する必要があります(この点についても、後日説明します)。
持ち込み撮影の場合、誰が撮影をするかによって、手続きが少し変わります。
a)自分自身またはゼミ生で機材を持ち込んで撮影をする場合
機材の手配と撮影許可を得る必要があります。
b)チームのスカウティング用映像を使う場合
それぞれのチームに対して、映像使用の依頼。場合によっては、運営を
管理するリーグに申請を出す必要があります。
いずれにしても、勝手な行動は控えた方が良いです。同じような研究をした先輩に聞いてみたり、リーグ関係者に根回ししたり、何が必要が事前に調べた方が良いですね。
映像を入手するには時間がかかる
つまり、映像を入手するまでに結構な時間がかかります。しかも、研究対象となるリーグが実施される期間も検討する必要があります。とある学生は、12月締め切りの研究を進めるにあたり、「翌年1月にデータが全て集まります!」とドヤ顔で宣っていました(エスパーかっ!)...ここまで酷いことにはならないと思いますが、
映像入手 ⇒ 分析 ⇒ 検証(統計含む) ⇒ 論文の執筆
まで、締め切りから逆算した上で、余裕を持って研究計画を立ててくださいね。最後の大学選手権が徹夜明け・・・というのは、なんとも悔いが残ることになるので。