【選手紹介】#6 佐野太河
【魅惑のナックルボウラー】
大学時代から注目され、カンドク堺やWorldTryoutを経由して鍛錬を重ねた佐野投手は創設初年度より火の国を引っ張った。
メディアでもその都度取り上げられるナックルボールは西選手も取りこぼすほど凶悪な精度を持つ。
その制御が効かずに四球が多く目立つ場面もあったが、コンディション最高の日は相手打者も立ち尽くすしかなかった。
チーム事情に合わせ、中継ぎもこなし、チームの2連覇を支えた。
また、普段はお茶目な様子が伺え、彼が門戸を叩いた方々で愛された選手なのだなと想起させる。
強者クリーンアップを大封殺
こんにちは、サク来です。
今回ご紹介する選手は、変幻自在なナックルボールでその名を轟かせた佐野太河投手です。
大学時代から各メディアで注目を浴びていた佐野投手。
卒業後、紆余曲折の苦労があり、21シーズンから火の国サラマンダーズでプレーを開始しました。
唯一無二の武器であるナックルボールは馬原監督も面白味のある投手として挙げられました。
無回転ボールは西選手も驚く一級品。
調子がいい時の佐野投手は誰も止められない、相手にとって凄まじい気を発する脅威だったと思われます。
創設から2シーズンを通じて投げ続け、先発からリリーフまでこなしました。
そんな佐野投手が最も輝いた試合として、22シーズンの北九戦を紹介します。
この日、下関での北九ビジター戦に挑んだサラマンダーズ。
先発投手の佐野投手は、この日好調の兆しを見せました。
2回に連打を浴び2失点を喫しますが、その後は無失点で切り抜けます。
5回に中村選手のタイムリーで1点を返し、佐野投手は7回を投げて被安打4の失点2(自責点0)で2番手・西島投手に託しました。
その後、モタ選手の体制を崩して運んだホームランで追いつくと、延長タイブレークで高橋選手がタイムリーを放ち逆転に成功。
その裏を橋詰投手が危なげなく締めて逆転勝利をつかみ取りました。
結局勝ち負けが付かなかった佐野投手ですが、注目すべきは対クリーンアップです。
栃木GLで首位打者を獲得した3番のルーカス選手に、22シーズン首位打者に輝いた4番ラモン選手。
5番にはDeNAでプレーした大河選手と北九打線を象徴する手強いバッターが名を連ねました。
そんなクリーンアップを7打数無安打に封じ込め、四死球こそ与えますが併殺2つと、かく乱させてチャンスメークの芽を啄みました。
23シーズンの動向が注目された佐野投手でしたが、22シーズンをもって現役引退を決断されました。
スタイルも生き様もクセがスゴかった佐野投手。
今後の人生もスパイスが効いたものになるでしょう。
おまけ
勝利投手コメントを残す佐野太河投手。あとひとつのジャケ写?
抱負を語る佐野太河投手
スマイルボンバー・佐野太河投手
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