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【応援団】他所に混じって己を研鑽する
こんにちは、サク来です。
今回は他球団の応援に参加すること:友情応援についてお話しします。
友情応援の二つのパターン
友情応援は「友情出演」と同じニュアンスで使用されます。
親交深く接している他球団の応援団員が、当該球団で応援活動の一端を担うことを指します。
これは現在のNPBでは規制が厳しく実施が不可能であり、独立リーグの応援でよく見られる光景と言えます。
「応援活動の一端」と書きましたが、これはトランペットによる演奏など応援の流れを生み出す活動を担うことで、ただファンたちと混じり応援することとは違うのではないかと私は考えます。
また友情応援する際は、TPOによって参加を見送るなど慎重な線引きが求められます。
同じリーグのオンシーズンで参加することは、本来所属している球団のファンに示しがつきません(応援の依頼があった場合などは除く)。
応援団がオフィシャルに参加することを書くのも、同様だと感じます。
友情応援を行うのはあくまでもいち個人であることを前提として、また参加する応援団・所属している応援団の双方に迷惑をかけない程度での活動が望まれます。
友情応援には大きく分けて二つの形があり、その形によって行動の仕方が変わります。
応援が整っていない球団の手伝い
応援が完成されている球団の手伝い
1の例で言うと、22シーズンのグラチャンにおける士別SBが挙げられます。
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士別SB応援団はグラチャン前に結成され、開幕前までに他球団の応援団から応援歌の使用の許可取り、応援活動の制定を行っていました。
準決勝はドラムとトラメガを使用した応援でしたが、決勝では大分B私設応援団・蜂翔優羽会を始めとした他球団の応援団が友情応援に駆けつけました。
手探りだった準決勝から、観客を巻き込んだ鳴り物応援が行われ、一塁側スタンドは大きく盛り上がっていました。
また(中村)和希選手の応援歌は埼玉武蔵HB時代のものが使用され、それを演奏したのは当時埼武連のkeetさんでした(サムネイルはkeetさんの演奏を虎視眈々と眺めるサク来)。
2の「応援が完成されている球団の手伝い」に関しては、今年のBC開幕戦におけるGrizzlyの応援や、先日のグラチャンでの栃木GB私設応援団:有志連合にサク来とそんちょうさんが加わった例が挙げられます。
火の国と栃木GBは対戦したことがありませんが、23シーズンのグラチャンで友情応援に愛媛へ駆けつけていた有志連合の方にご挨拶・お食事に参加させていただいたことからご縁をいただきました。
「何故北九州Pサイドに加わらなかったのか」については別の機会でnoteにしたいと思っています。
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有志連合による応援は栃木ファンにも浸透しており、応援のシステムがすでに構築されきっています。
そこに他の応援団が手を入れる余地などあるはずがないのでした。
サク来とそんちょうさんがグラチャンの3日間で加勢したのは、トランペットの演奏と後片付けのみ。
有志連合の応援にサク来やそんちょうさんなど外部の人間が加わって演奏を行い、ドラムやリード、メインの旗振りに関しては有志連合の団員の方々が担当されていました。
逆にドラムからリードまでの全てを外部の人間が担った2022年とは大違いでした。
3日間はとても濃ゆく、特にトランペットに自信を持つことができました。
サラマン隊ではできない応援スタイルをいくつも見ることが叶い、これを火の国の応援にどうもたらすか、じっくり考えることができ、非常に充実した時間だったと振り返ります。
自己成長に繋げる
友情応援を行うことで、参加される側は単純な応援の火力が増すこととなります。
実際に今年のグラチャン準決勝・栃木GBvs北九州P戦において、北九の先発・荒巻投手が間を嫌って何度もタイムをとるなど、KALのリーグ戦では滅多に見せない姿を表していました。
そして参加する側は、普段とは違う環境に身を置くことでの自己研鑽につながります。
これはトランペットの技術だけでなく、応援そのものの構造や、楽器の知識を得ることができるなど、応援全般的に成長することが期待できます。
そんちょうさんはよく大分Bの友情応援へ向かい(火の国の試合がない日に限る)、トランペットで応援を支えていました。
蜂翔優羽会における鳴り物応援は滅多に行われないため、互いにとって大きくスキルアップできている時間だと思っています。
ただ友情応援を行うに際して最も重要なのは、トランペットではなく相手への敬意です。
それを欠いて挑むことは、決して許されません。