【選手紹介】#22 中島愛喜
【細川監督の秘蔵っ子】
20年に行われた高校生を対象としたセレクションに参加した中島選手について、馬原GMは高いレベルを備えつつ、伸び代を持った選手と評し合格を勝ち取った。
初代監督である細川監督も将来を期待しており、さらにはチーム最年少ということもあり、皆が注目した選手だった。
初年度は西選手・深草選手、2年目からは有田選手と鎬を削り、捕手の座を争った。
在籍した2年間は常に荒波に揉まれ、指名打者で出場する時期もあったが、マスクを被れば、懸命に投手をリードした。
座右の銘「気力一瞬」の通り、気合溢れる姿を見せてくれた。
無失点、無四死球で掴み取った勝利
こんにちは、サク来です。
今回の選手紹介では、21-22シーズンに在籍した中島愛喜選手をピックアップします。
20年11月に実施された独立プロ野球志望選手セレクションに挑戦した中島選手はルーテル学院高出身。
テストでは強い打球を放ったり、強肩を披露したりと首脳陣にアピールし、見事合格を勝ち取りました。
初年度唯一の高卒選手ということもあり、チームやファンからだけでなくメディアからも一目を置かれた存在でした。
OP戦にもコンスタントに出場した中島選手でしたが、シーズンが開幕すると先輩の深草選手と西選手の壁に阻まれ、初年度はわずか16試合のみの出場で、打席数も火の国の野手の中で最少の41打席で終了しました。
2年目は新たに大卒捕手の有田選手が入団し、争いはより白熱。
西選手がコーチ兼任となったことでチャンスが増えるのではないかと期待が集まりましたが、有田・深草選手に遅れをとりました。
この年は捕手だけでなく指名打者での出場が多く、打撃の調子が良かったことが伺えます。
打率も昨年の.122から.250と大幅に上昇打席数が減ったとだけは言ってはいけない。
グラチャンでも準決勝・士別SB戦にて代走で出場。
翌日の信濃GS戦で優勝を決めた直後、仲村選手と共に水の入ったクーラーボックスをナインにぶっかける様子は、彼が愛されていた人間かを示す証拠となっています。
捕手としては苦しい時期を過ごした中島選手ですが、そんな彼が輝いた試合は初年度の愛媛MP戦となります。
9番・捕手で出場した中島選手。
リードする投手はここまで無傷の4連勝の宮澤選手でした。
初回に先頭・漆原選手にヒットを打たれますが、続く後に大分B・北九州Pでプレーする河野選手を併殺に打ち取るなどして、ゼロに抑えると、8回までに被安打4(内長打はたったの1)の無四死球、もちろん無失点で愛媛打線を抑え込む宮澤選手を導きます。
打撃では打率1割代前半でしたが、5回に2死からヒットを放ち出塁すると、2番・小窪選手のタイムリーで帰還し、チャンスメークに成功します。
最終9回は水野選手が登板。
2死を簡単に取り、最後の山﨑選手を三振で抑え、宮澤選手の5勝目を齎しました。
みんなから愛された中島選手。
座右の銘・「気合一瞬」が表す通りのガッツとハッスルを見せてくれました。
おまけ
さら丸をサイドに率いて契約更改のコメント撮影に挑む中島愛喜選手
ヒットを打って舌ペロな中島愛喜選手
Superflyが登場曲の中島愛喜選手
謝辞
今回、中野駿介選手の紹介記事を作成するにあたって、あつし様(@TAKUICHI6230)より記事内でのお写真の提供を頂きました。
あつし様は他の選手の写真においてもご提供くださっております。
この場を借りて御礼を申し上げます。
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