【プレイバック#26】死の8月(2024.7.31-8.7)
こんにちは、サク来です。
今回のプレイバックでは、筑豊緑地での北九州P戦、8月最初の5連戦:宮崎S戦&佐賀ID戦を振り返りたいと思います。
とても厳しい試合でした。
初回に1死2・3塁とチャンスを作ると、4番・モタ選手のセカンドフライで走者・日下部選手がタッチアップ、見事生還し先制します。
先発の松江選手は初回に安打を打たれますが、その後は5回までノーヒットに抑える素晴らしい投球を見せます。
火の国は3回にモタ選手のタイムリー、5回にモタ選手のツーランホームランで4-0とします。
6回に満塁のピンチを背負い、吉岡選手のゴロの間に1点を失いますが、後続はシャットアウト。
7回の攻撃で今津選手にタイムリーが生まれ、再び4点差で裏の守備を迎えました。
地獄はここから始まりました。
2番手・丹選手が登板するも、先頭の宮本選手を四球で歩かせると、続く福田選手の打球を二塁手・今津選手が悪送球してしまい、ピンチを背負います。
そこから崩れた丹選手は4連打を浴び4失点。
1死も取れず山口翔選手とスイッチしましたが流れは止められず、スコアは5-8。
8回は神田選手が登板しますが、2死から4番和希選手にツーベースヒットを打たれると、続く吉岡選手のセカンドへのゴロを今津選手がふんわりと送球して一塁セーフ。
そこから中村道選手にタイムリー、漁野選手にスリーランホームランを打たれ、4点差のリードから7点のビハインドとなりました。
打線も8・9回は三者凡退。
間違いなく手にしていた試合を取りこぼす、誠に論外な展開でした。
ホームに戻って迎えた5連戦初戦、先発は田島選手でしたが、終始ピリッとしない投球でした。
初回に大豊選手に先制タイムリーを浴びましたが、直後に4番・阪口選手のタイムリーで逆転します。
3回、再び阪口選手のタイムリーで1点を加えましたが5回表、1死2・3塁のピンチを背負います。
野田選手のゴロの間に1点、窪田選手のタイムリーで同点、藤川選手のタイムリーで勝ち越しを許してしまい、続く梶山選手に四球を与えたところで神田選手と交代しました。
神田選手は残りのアウト一つと6回を抑え、7回は荒西監督代行自ら登板し、ピンチを作りつつ8番・豊浦選手を見逃し三振に抑え、切り抜けます。
直後の攻撃、無死満塁のチャンスを作ると、大河選手のゴロの間に三塁走者が生還し、同点に追いつくことに成功します。
続く阪口選手は空振り三振に打ち取られますが、捕手・豊浦選手が盗塁を刺そうとした三塁への送球が大きく逸れ、その間にランナーが生還し勝ち越しに成功します。
続く小林選手にもタイムリーが飛び出し、6-4とします。
8回は山口翔選手が四者凡退、9回のセーブシチュエーションでは波多野選手がこちらも四者凡退と宮崎の反撃を許さず、試合終了。
ドミニカ国籍の3人不在のゲームでしたが、なんとか勝利することに成功しました。
ドミニカ組はこの5連戦休養を取るということをスタッフから聞いた2戦目。
火の国は2回、山口嶺生選手のタイムリーで先制点を手にしますが、直後に野田選手のタイムリーで同点に追いつかれました。
3回、2死2・3塁の場面で、この日4番の藤原選手がタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。
さらに続く小林選手、山口嶺生選手にもタイムリーが飛び出し、一気に優勢に持ち込みます。
4回に今津選手の犠牲フライなどで2点、5回に有田選手のタイムリーで1点を加え8-1とします。
先発の吉村選手は6回に連打からタイムリーを浴びますが、後続を抑え、この回限りで降板。
6回を投げ被安打9、四死球2の3失点で遠藤選手にマウンドを託します。
7回から登板すると、7回・8回を完璧に抑える活躍を見せます。
裏の攻撃で山本選手のタイムリーなどで4点を加え、迎えた9回。
3イニング目となった遠藤選手でしたが、先頭の藤川選手にソロホームランを浴びてしまいます。
その後もピンチを作り、城戸選手・筒井選手にタイムリーを打たれ計4点を失いますが、最後は大豊選手をフライに打ち取り試合終了。
吉村選手に2勝目、遠藤選手にKAL初セーブが付きました。
カード最終戦の先発は前回登板悔しい結果となった丹選手。
初回、2回を抑え、上場な立ち上がりを見せます。
打線は2回、この日スタメンマスクの8番・広畑選手のタイムリーで先制します。
さらに3回、相手の悪送球で1点を追加し、無死2塁の場面で4番・阪口選手を迎えます。
初球を強く引っ張ると、KAL初のアーチとなるツーランホームランとなりました。
丹選手は6回を投げ、無失点の堂々たるピッチング。
7回のマウンドにはホーム初登板となった舘野選手が上がりました。
筒井選手にタイムリーを打たれますが、大豊選手をライトフライに抑えます。
途中、雷による中断を挟んだため、日没コールドとなりました。
「藤崎台にはライトあるやんけ!!」との声が聞こえますが、現在改修中のため、ナイターゲームはできないのです。
佐賀IDを迎えた5連戦3戦目、先発は完全試合を達成した松江選手でした。
初回に3番・木本選手、4番・實松選手に連続ヒットを打たれますが、続くロシャン選手を凡打に抑え、ピンチを切り抜けます。
裏の攻撃、1番・日下部選手、2番・今津選手が連打で出塁し、さらに相手のミスで1点を先制すると、山口嶺生選手のタイムリー、山本選手のタイムリースリーベース、有田選手の犠牲フライでこの回一挙6点を得ます。
2回に山口嶺生選手と山本選手のタイムリーで2点を加えると、3回は押し出し四球で1点を追加。
4回はエリエザー選手を攻め立て、7点を加え、16-0と大きくリードします。
5回にアサンカ選手にタイムリーを打たれ、対佐賀戦初失点を喫しましたが、6回を小江選手、7回を山田選手が抑え試合終了。
コールド勝ちで4連勝としました。
今季佐賀ID戦最終戦となった5連戦最終戦。
先発は一ヶ月以上ぶりの登板となった古殿選手でした。
2回にウィボウォ選手に先制タイムリーを許しますが、直後に山口嶺生選手の逆転ツーランホームランが飛び出し、打線に勢いを生み出します。
3回に4番・阪口選手、5番・小林選手の連続タイムリーツーベース、有田選手、藤原選手の連続タイムリーで計4点を加えると、4回1死2塁から阪口選手にツーランホームランが、さらに山口嶺生選手と有田選手にもタイムリーが飛び出し、10-1とします。
さらに5回、無死満塁のチャンスで打席には阪口選手。
初球を振り抜くと、日曜に放った弾道の如く、レフトスタンドに吸い込まれるグランドスラムとなりました。
日下部選手のタイムリーなどもあり、16-1と勝利を確実なものとしました。
古殿選手は5回を投げ被安打2。
6回は山口翔選手が四者凡退、7回は波多野選手が打者3人で抑えこみ、試合終了。
8月最初の5連戦全勝で乗り切りました。
【まとめ】
46戦28勝16敗2分
(記事執筆現在)KAL3位、
(首位北九州Pとゲーム差6.0、2位大分Bにゲーム差2.0、最下位宮崎Sにゲーム差23.0)
7月最終試合を取りこぼしてしまい、首位とのゲーム差は変わりませんが2位・大分Bとゲーム差を詰めています。
今週末から行われる6連戦が今後の進路を定める最後の分かれ道となりそうです。
野手はドミニカ組を欠いた中、藤原選手や怪我から復帰した阪口選手・山口嶺生選手、有田選手など多くの選手が大躍動をみせ、5連戦の勝利に大きく貢献しました。
ドミニカ組もしっかり休息を取れたと思うので、打線の重量感が増しました。
投手も運用がキツキツな中、荒西監督代行も含め総出で乗り切ることに成功しました。
特に遠藤選手の3イニングは、最終回に複数失点こそしたものの、気迫ある投球で大車輪の活躍でした。
守護神・波多野選手もなかなかの安定感をみせ、絶対に負けられない6連戦に向けていい調整ができたのではないかと思います。
ただ4回途中KOの田島選手や登録を抹消された山科選手など、不完全な状態で挑むこととなりそうです。
次戦は別大興産での大分Bとの3連戦から始まる6連戦。
本当に優勝を目指しているのならば、1戦も落とせません。