【プレイバック#7】大遠征の幕開け(2023.6.13-6.25)
こんにちは、サク来です。
今回のプレイバックでは、約1ヶ月に及ぶビジター遠征の幕開け・大分B戦と西都原での宮崎S戦、計6戦を振り返ります。
首位攻防戦となった大分B戦でしたが、火の国先発の松江選手が大活躍を見せます。
松江選手は7回を投げ被安打1と四球1と大分打線を押さえつけ、素晴らしい投球を見せてくれました。
打線もそれに応える形で、3回に山口嶺生選手が3球目を捉え2号ソロホームランを皮切りに、アルバレス選手と小林選手のタイムリーで計4点を得ました。
4回にもアルバレス選手の犠牲フライでさらに1点を加えた火の国は、8回から継投策に出ました。
2番手の山口翔選手が8回を抑えると、9回はセーブシチュエーションではないにも関わらず、水野選手が登板。
1番の新太郎選手に四球を与えると、続く川上選手に本塁打を許してしまいます。
それでもマウンドに立ち続けた水野選手は、後続を断ち切り、ゲームセット。
火の国サラマンダーズはこれで引き分けを挟み9連勝となり、いかに好調かを示しました。
火の国は初回、サンチェス選手のタイムリーで2点を先制します。
10連勝に向けたマウンドを託された宮澤選手でしたが、4番・グスタボ選手の打球を左翼を守る大﨑選手が取りこぼし1点を失います。
その大﨑選手は2回の攻撃でタイムリーを放ち、再び2点差としました。
3回には瀬井選手のタイムリースリーベースでスコアは5-1となりました。
しかしその裏、宮澤選手はグスタボ選手にタイムリーを、続く川原選手のツーランホームランで1点差としてしまい、この回限りで降りることとなりました。
4回にはサンチェス選手がタイムリーを放ちますが、裏にすぐさま内川選手が点を入れ、互いに譲らない展開が続きます。
拮抗した中盤を終え、7回の守備。
勝ちパターンの山口翔選手が登板しますが、コントロールが定まらず、連続四球と安打で無死満塁のピンチを迎えます。
9番・中野選手に同点打を許すと、内川選手、グスタボ選手にタイムリーを浴び、5-8と逆転も許してしまいます。
8回にも久保田選手にタイムリーを浴び3点差で迎えた最終回。
四球と安打で2死満塁のチャンスを作りますが、最後は途中出場の山本選手が三球三振に倒れ、敗北。
連勝は9でストップしました。
試合開始からかなり前より雨天中止が発表。
梅雨の我慢の時期ももう少しでしょうか、耐えるだけです。
火の国は初回から4番の中山選手と6番の小林選手のタイムリーツーベースで3点を先制します。
3回にも仲村選手が追加点をあげ、打線が勢いを見せる一方、投手陣も好調ぶりをアピールしました。
先発・宮澤選手は6回を2失点、7回はピンチを背負った山口翔、その火を消した徳橋選手にホールドが付きました。
8回の攻撃では打者一巡の猛攻で7点を追加。
その裏には石本選手、最終回は江藤選手が抑え、勝利を挙げました。
先発マウンドに登板したのは、中村総選手。
先発起用は怪我などの影響で見送られていましたが、このタイミングでKAL初先発を託されました。
初回の宮崎打線をなんとか抑えると、2回の攻撃で8番・山口嶺生選手のレフトへのタイムリーツーベースで先制します。
打線は4回から7回までそれぞれ1点ずつ挙げ、ホカホカ状態に。
中村総選手も5回を被安打4、四死球2の成績を残すと、6回以降は継投策で得点を許さない磐石のピッチングを披露。
9回は水野選手が抑え、試合終了。
中村総選手はKAL初勝利を挙げました。
2回の攻撃の火の国は、8番・山本選手のタイムリーと深草選手のスリーランホームランで4点を先制。
これを皮切りに、3回には中山選手のKAL初ホームランを叩き込み、5点をリード。
さらに4回には、晴樹選手のタイムリー、中山選手の犠牲フライ、仲村選手のタイムリーツーベースで11点の大量リードを得ました。
5回に1点を失いましたが、6回の松本陽雅選手の復帰後初打点となるタイムリーツーベースにサンチェス選手の久々のホームランなどで16点を挙げ、宮崎投手陣を蹂躙しました。
6回に2番手としてマウンドに上がったのは、チームで唯一出場がなかった小江選手。
先頭の8番・宮下選手を空振り三振に打ち取りますが、続く梶山選手に四球を与えると、四球と暴投でピンチを拡大。
3点を失い、4番・平湯選手に死球を与えると、菅原選手とスイッチ。
菅原選手も2失点を喫しますが、直後の攻撃で2点を加えます。
このイニング終了後、雨がさらに強くなったことで、雨天コールド勝ちとなりました。
【まとめ】
5戦4勝1敗(通算33戦23勝7敗3分)
(記事執筆現在)KAL1位
(2位大分Bとゲーム差8.0、3位北九州Pとゲーム差9.0、最下位宮崎Sとゲーム差21.5)
シーズン折り返し地点で、大きく前進することができました。
野手陣はサンチェス選手に久々の一発が生まれ、待望の長距離砲・中山選手にも今シーズン初アーチが記録されました。
また、春先から状態を上げた大﨑選手が調子を崩すことなく戦線を戦い抜いており、首位打者争いも1位の大河選手を虎視眈々とマークしています。
さらに、怪我から復帰した松本陽雅選手も再浮上の予兆を見せてくれる活躍により、まだ伸び代を十分に残していると言えるでしょう。
投手陣も開幕投手として候補に上がった中村総選手が初先発で初勝利を挙げたり、未だ登板なしに終わっていた小江選手がようやくお披露目されたりと、ようやく本来の形に戻りつつあるのかと思いました。
ですが、支配下期限が迫る選手たちへ吉報は未だ届いていないため、タイムリミットまでに更なるアピールが必要であることを考えると、今のプランを崩さざるを得なくなることが考えられます。
勝利だけでなくアピールに重きを置いた際の選手運用にも注目したいところです。
次回の試合は、明日の大分B戦。
その次のカードである平戸での北九州Pを下して、後半戦へのロケットスタートへしてほしいと願うばかりです。