【プレイバック#21】指の隙間からこぼれ落ちる白星(2024.5.3-5.19)
こんにちは、サク来です。
今回は藤崎台と筑豊緑地で行われた北九州P戦、山鹿市民での大分B戦を振り返って参ります。
24シーズン 5/3 vs北九州P:ダブルヘッダー1戦目@藤崎台
ダブルヘッダー初戦の先発は、前回緊急登板で素晴らしい投球を見せた神田選手でした。
しかしこの日は初回に吉岡選手のゴロの間に失点すると、3回に横山選手にタイムリーを浴び、降板。
2番手の吉村選手もオマール選手のエラーと漁野選手のタイムリーで流れを止められません。
5回も2失点し、7回は4番手・小江選手が四球とタイムリーで3失点してしまいます。
打線も散発で、得点は初回のモタ選手のホームランと3回の大河選手のタイムリーのみ。
打・投・守、全てにおいて北九州Pに圧倒され、初戦を落としました。
24シーズン 5/3 vs北九州P:ダブルヘッダー2戦目@藤崎台
先発は神田選手と同様、中継ぎで好投を続ける波多野選手。
毎回のようにランナーを背負いますが、5回2失点と先発の仕事をやってのけます。
打線は3回、今津選手と大河選手の連続タイムリーで2点を先制、4回も相手の暴投で1点を加えます。
6回の守備、先頭打者の横山選手に四球を出したところで交代となった波多野選手ですが、代わった丹選手がエラーで失点を許し、同点に。
なおも満塁のピンチを迎えますが、2番・平間選手をゴロに打ち取り、ビハインド展開を作りません。
直後の6回、先頭の山本選手が四球で出塁すると、オマール選手・藤原選手も四球で出塁し、代わった大山選手を攻め立てます。
北九州Pは行木選手にスイッチしますが、8番・有田選手と続く山口嶺生選手のタイムリーで勝ち越しに成功します。
最終7回は守護神・山口翔選手が四者凡退に打ち取り、ゲームセット。
翌日の先発・松江選手に勝ち越しの望みをつなげました。
エース松江選手の登板となった3連戦最終試合。
初回に山本選手のエラーで失点してしまいますが、裏の攻撃で同点に追いつきます。
4回に漁野選手にタイムリーを打たれ再び追う展開となりますが、毎回三振を奪う投球を見せます。
6回に河野選手に本塁打を打たれましたが、松江選手は6回3失点10奪三振の活躍でした。
しかし打線がつながりません。
初回以降の得点は中川選手のKAL初ホームランの1点のみ。
最終9回は山口翔選手がワンアウトもとれず4失点。
代わった山田選手も1点を失い、結局2-8と大差で敗北しました。
このカードに負け越した火の国は3位へ転落しました。
筑豊緑地に舞台を移して迎えた北九州P戦。
まずは2位に戻りたい火の国は田島選手が先発のマウンドに上がりました。
初回に和希選手にツーランホームランを浴びるなど、不安な立ち上がりでしたが、2回、3回は三者凡退に抑えます。
しかし4回に今津選手のエラーと四球でピンチを作ると、6番・中村道選手にタイムリーツーベースを打たれ、4点目を与えます。
この日の野手陣はヒットや四球で塁にこそ出るも、その後が繋がらない悪循環に陥り、荒巻選手を攻略しきれません。
最終回は中村総選手に抑えられ、試合終了。
度重なる守乱と打線の繋がりに欠けた火の国、昨年4月以来となる借金生活を迎えます。
この日も守備の乱れが目立ちました。
先発の松江選手は5回まで毎回のように出塁を許すも、抑えこむ投球で試合を作ります。
しかし6回に満塁のピンチから中田選手に先制タイムリーを許すと、続く平間選手は併殺に打ち取ったかのように見えましたが、大河選手の二塁への送球が外れ失点。
さらに犠牲フライで失点した松江選手はこの回限りでマウンドを降りました。
火の国は7回の攻撃で、有田選手・山口嶺生選手のタイムリーが飛び出し、2点差としましたが、代わった神田選手が四球と暴投などで1死1・3塁のピンチを作ると、3番手・山科選手が登板。
8番・藤木選手を併殺に打ち取り、1点で抑えます。
直後の攻撃で中川選手がタイムリーを放ち2点差、なおも満塁のチャンスで6番・山本選手を迎えますが、初球の直球を打たされ、追加点が生まれません。
続投となった山科選手は2死満塁のピンチを迎え、中村道選手に押し出しを許し、1点を献上。
最終回は連投となった中村道選手相手に小林選手が復帰後初安打を放ちますが、後続が続かず試合終了。
借金2となり、大分B・北九州Pに差をつけられてしまいました。
前々日ごろからの雨予報は見事あたり、中止に。
火の国の今季初日曜日の勝利は次週へ持ち越しとなりました。
今季初の山鹿市民開催となった大分B戦。
先発の田島選手と辻選手、互いに譲らない展開となりました。
3回に新太郎選手のタイムリーで先制を許しますが、直後に大河選手と有田選手のタイムリーで逆転に成功します。
5回に再び新太郎選手にタイムリーを打たれ追い越す展開となりましたが、7回に相手の失策で同点に追いつきます。
両先発7回3失点で交代し、大分Bは山本選手、火の国は丹選手が登板しました。
8回を抑えた丹選手はそのまま9回にも登板しましたが、先頭の水本選手を四球で出塁させると、小田選手にヒットを浴び、1死1・3塁に。
続く中川選手のゴロの間に勝ち越しとなるランナーの帰還を許しました。
最終回の攻撃は2死満塁の大チャンスを迎えますが、中川選手が三振。
大分Bとの初戦を落とし、借金は3、4連敗となりました。
火の国は3回、この日1番に座った藤原選手のタイムリーで先制すると、4回にモタ選手、山口選手のタイムリーで3点をリードします。
先発の松江選手は6回まで2失点とその3点を守り抜きます。
しかし7回。
先頭の代打ピーターズ選手の打球を今津選手が悪送球して出塁を許すと、ヒットで満塁のピンチを迎えます。
なんとか2死まで抑えますが、3番・岩下選手に二遊間を破るヒットを打たれ、さらにその打球をモタ選手が後逸。
走者一掃のタイムリーとなってしまいました。
8回に2番手・古殿選手が先頭の川原選手にホームランを打たれ、その点差は3点になります。
直後の攻撃で有田選手がヒットで出塁すると、この日3番に座る大河選手がレフト越えのホームランを放ち、1点差に追いつきます。
9回は丹選手が三者凡退に抑え、9回の攻撃は1死から山口選手がヒットで出塁します。
しかし続く中川選手がゲッツーで試合終了。
火の国はすぐさまリクエストを出しましたが、判定覆らず。
エラーから失点を重ね、5連敗。
後味の悪い敗戦となりました。
前日の試合で酷い守備を見せた今津選手とモタ選手が外れ、4番に山口選手、センターに大城戸選手が入った3連戦最終戦。
先発の波多野選手は初回に岩下選手にタイムリーを浴び、いきなり追う展開となりました。
その後も4回・6回に1失点ずつで、0-3とされます。
しかし6回裏、スタメン抜擢の大城戸選手と藤原選手の連打でチャンスを作ると、2番に入った有田選手のタイムリーで1点を返します。
そのまま押せ押せムードが来るかと思いきや、3番・大河選手が併殺に倒れ、追い付くことができません。
最終9回は3日連続で福地選手からチャンスを作り、1死1・2塁としますが、5番・オマール選手が併殺に倒れ、試合終了。
6連敗。
借金は5に膨らみました。
【まとめ】
19戦7勝12敗
(記事執筆現在)KAL3位、
(首位北九州Pとゲーム差8.0、2位大分Bにゲーム差7.5、最下位宮崎Sにゲーム差6.5)
昨年日本一に輝いたチームがこの始末。
守備の乱れと走塁ミス、不用意な四球、固まらない打順。
最大の魅力である打力も鳴りを潜め、北九州P・大分Bのはるか彼方の背中を追うこととなりました。
ただその中でも奮闘している選手は存在し、有田選手は打率.333まで向上し、藤原選手も不振の今津選手を押し退けて1番のポジションを手に入れました。
現在5連敗。
試合を見た限りでは、北九州Pや大分Bが強すぎるわけではなく、ただ火の国が弱いだけだと思います。
その現状を打破することが、できるでしょうか。
帰ってきたアルバレス選手に期待が集まります。
次回のゲームは明日、大分Bの振替試合です。
勝とうよ。