【選手紹介】#34 菅原誠也
【火の国に降り立った奪三振マシン】
菅原投手は21シーズン、BC加盟時代の滋賀Bにて投手部門MVPを獲得した実力者。
滋賀Bを常勝軍団へと導いた功労者の1人とも呼ばれている。
23シーズンのトライアウトに合格した彼は、IL・BC・NOLに続く4リーグ目の挑戦となった。
最大の武器は変化球であり、直球とのコンビネーションを巧みに使いこなし奪三振の山を築く。
今シーズンは開幕時は先発として起用されるも黒星が先行した。
しかし中盤にリリーフとして安定感を見せると、後半戦からは再び先発として活躍、ずば抜けた奪三振能力を発揮しローテーションを守り抜いた。
執念で立ち上がった初勝利のマウンド
こんにちは、サク来です。
23シーズンが終了し成績が確定がしたので、今回から新規入団した選手も記して参ります。
今回は先発から中継ぎまでフル回転で活躍した菅原誠也投手をピックアップしました。
20年、愛媛MPで始まった菅原投手の独立リーグライフ。
滋賀Bに移籍した21シーズンに12勝、158イニングで158奪三振をマークし西地区の最多勝・最多奪三振、BCリーグのシーズンMVPを獲得した実力者です。
NOLとなった22シーズンも他を圧倒し最多奪三振を獲得し、23シーズンより火の国に入団しました。
開幕戦、先発下川投手からバトンを受け取った菅原投手でしたが、内川選手にツーランホームランを浴びるなどして敗戦投手となってしまいました。
先発とリリーフの二足の草鞋で戦うもなかなか状態が上がらなかった中、6月に初めてホールドをマークすると、7月末に初勝利、8月27日には完封勝利を挙げました。
愛媛、滋賀時代からの持ち味である奪三振能力は開幕戦から健在で、宮澤投手、下川投手らと共に右腕先発として素晴らしい活躍を見せました。
そんな菅原投手が輝いた試合に、KAL初白星を挙げた大分B戦を挙げさせていただきます。
大分相手に連敗を喫し迎えた第3戦。
ここまで白星のなかった菅原投手は先発として出場しました。
初回に4番・内川選手を三振に打ち取ると、2回は得点圏に走者を進めるも無失点。
3回に髙山選手の押し出しなどで2点の援護をもらうと、7回が終わるまで被安打2の無失点と、変化球とのコンビネーションが冴え渡り、試合の流れを掴み取ります。
8回も先頭の羽立選手を抑えますが、続く8番・本田選手の打球が菅原投手の腹部に直撃し、悶絶。
ベンチまで担がれる姿にスタンドは一時騒然とし、ブルペンではリリーフが急いで準備する姿が見られました。
しかし、その後ベンチから意気揚々と出てきた菅原投手はマウンドに戻り、続投します。
本来のコンディションではないと思われる中、代打・森本選手と続く新太郎選手に連打を許し、ここで石本投手とスイッチ。
無失点で抑え、この日は7回2/3で被安打4の四死球1、6奪三振と入団後最高のクオリティを発揮してくれました。
試合は5-2で勝利し、KAL初勝利を収めました。
先発からロングリリーフまで、火の国投手陣を支えた菅原投手。
グラチャンでの立ち回りにも注目が集まります。
おまけ
二本の箒を掲げて「11」を表現する菅原誠也投手
ブルペンからマウンドまで続くハイタッチロードを歩む菅原誠也投手
ルーティンで精神を清める菅原誠也投手
詳細情報
成績
(火の国)
(愛媛MP)
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