【考察】23シーズンの宮崎サンシャインズに関する考察
こんにちは、サク来です。
今回の考察では、新規参入する宮崎サンシャインズの展望を広げて参ります。
Title Photo by @45sunshines
未知なる敵
今シーズンよりKALに参入した宮崎S。
元広島の金丸将也監督率いるチームはまさに「未知なる敵」として立ちはだかるでしょう。
KAL経験者は投手の元北九州Pの力丸選手・大分Bの長瀬選手、打者は昨シーズン大分Bで4番も努めた今津選手の3選手のみ。
他方で、KAL以外の独立球団から移籍してきた選手が多くいる印象です。
クリーンナップに座るバッターもエースピッチャーも謎に包まれている宮崎S。
今回はそんな宮崎サンシャインズの23シーズンの展望と、3連覇に向けて宮崎Sとどのように戦うのかを考察致します。
(宮崎Sは今シーズンからの始動なので、昨年までの軌跡は振り返りません。)
経験者揃いの投手陣、野手陣
宮崎SはKAL球団で唯一、NPB経験のある選手がいません(金丸監督はプレイヤーではないので除外)。
記者会見でもそれに関する質問を上手く金丸監督に持って行ったため、選手の知名度といった面では他球団に比べ出遅れた印象をもちます。
しかし、メンバーは独立リーグ経験者が多数の割合を占め、KALだけでなくBCにIL・HFL・NOL・カンドクやHBLと、多種多様な独立リーグから集いました。
投手陣に注目すると、兵庫Bで22試合に登板した山科選手に、火の国と何度も対戦した力丸選手、昨年MLBのアスレチックスの入団テストも受験した伸びしろのある小林選手と、場数をこなせる投手からポテンシャルの高い投手まで幅広い選手層が印象的です。
また野手陣も独立リーグ経験者が多く、昨年まで大分Bに在籍した今津選手や、HFLで4本塁打を記録した前石狩RPの堀選手、美唄BDで46試合に出場した藤原選手など、バラエティ豊富な選手が揃っています。
コーチ陣もクセが強い面子が出揃いました。
インタビューに長尺で精一杯答えているKAZUコーチに、かつて春日丘を甲子園へ導いた神前コーチが金丸監督を支え、日本一を目指す体制となっております。
微かに感じた不安要素
ここまで宮崎Sの戦力をみてきましたが、多くの方は微かに不安を感じていることでしょう。
NPB経験者なしで戦い、なおかつチームの全体練習は他の3球団に比べ遅れてスタートしました。
選手層に関しても、経験が豊富な選手は多く在籍しますが、昨年で言う所の芦谷選手や水本選手みたいに実力が抜きん出ている選手は限られ、これらのメンバーがKAL相手に激闘を繰り広げられるのかといわれても決して「はい」とはいいずらいです。
大分Bの内川選手加入、北九州Pの破壊力抜群な打線、火の国の攻守に優れたチーム力といった個性がある中で宮崎Sはどうしても印象が薄いと言わざるを得ません。
全力系チームの底力
不安要素を抱えた宮崎Sですが、チーフマネージャーの深江氏は記者会見にて、トライアウトでは全力でプレーできる選手を選んだと述べました。
独立リーグは技術的な部分だけでなく心情的な面も特にゲームに影響します(特にピッチャーのメンタルがブレイクして、四死球を連発する場面はよく見ているかと思います)。
チーム一丸となった時の力は、ネームバリューや実力を跳ね返す時があります。
「金足農旋風」や「24の瞳」はその例でしょう(金足農業高は吉田選手がいたからどうのこうのといったことはさておき)。
サラマンダーズはどう立ち向かうか
23シーズンのサラマンダーズは選手層も堅実に揃い、山口翔選手に中山翔太選手といったネームバリューの豊富な選手、更には坂口コーチといったキャリアを積まれたコーチによる指導で、KAL3連覇に日本一連覇を目指すチーム作りを行ってきました。
宮崎Sとはある程度の差がついていると思いますが、そこで油断をしてしまったら相手のパワーに飲み込まれてしまいます。
一度崩した体制は戻すのに時間を有し、舐めてかかった分だけ心に重くのしかかり他チームとの試合に影響を及ぼす、負のスパイラルに飲み込まれてしまいます。
火の国サラマンダーズは全試合コールド勝ちを収めんという勢いでないと、負けた際のダメージが大きくなります。
今年のKALは宮崎Sがカギを握っているといっても過言ではないでしょう。
宮崎Sとは、4月21日㈮に宮崎Sのホーム球場(記事投稿日で不明)で幕を開けます。
宮崎SがKALにどのような衝撃を与えるのか、目が離せません。