【選手紹介】#11 水野喬日
【ダイナミックリリーバー】
湖西高時代はドラフトの隠し球としてメディアに取り上げられた水野投手。
持ち味であるノビのある豪速球は学生時代からその片鱗を見せており、熊本GLで磨きをかけ、火の国入団へと至った、力投派右腕。
初年度は西島投手・石本投手らと共にセットアッパーとしてリーグトップの12Hをマーク。
2年目は防御率こそ悪化するも、チーム3番目となる7Hを記録し、グラチャン準決勝でも力投を見せた。
3年目は引退した西島投手に代わって守護神に就任。
失点が続き、山口翔投手にその座を許す悔しい経験もあったが、150キロ台の直球で藤崎台のファンを沸かせた。
土俵際で堪えた30球
こんにちは、サク来です。
今回は初年度から火の国のリリーフ事情を支えた水野喬日投手を紹介いたします。
高校時代に145キロを記録し、150キロ越えの期待の眼差しが集まった水野投手。
卒業後は熊本GLへ入団し、日中は業務に勤しみつつ、球威により磨きをかけました。
火の国への入団となり、迎えた初年度はセットアッパーとして石森投手へバトンをつなぐ役割を担いました。
12Hに42奪三振、防御率は1.53と抜群の安定感を披露しました。
さらにHLP13は西島投手と並んで、この年のリーグ最多の記録となります。
初年度は最優秀中継ぎ投手賞存在しなかったため、幻のタイトルホルダーとなりました。
2年目も主にリードの展開で登板し、防御率3.21、WHIP1.81と数字上は悪化しましたが、150キロ台の直球を主体にした投球で相手打線をねじ伏せる活躍を見せました。
3年目は前年の評価と春先の好調からクローザーに任命され、チームトップの8Sをマーク。
序盤は順調に9回を抑えていましたが、暑くなった6月ごろから球威・制球共に苦しむ試合が続き、その座を山口翔投手に明け渡す苦い経験も味わいました。
それでも球速は上昇し続け、MAX155キロの直球と緩急の効いたスライダーを駆使し、奪三振の山を築き上げました。
勝ちパターンの一角を担いつつ、挑戦することを辞めなかったパワフルな右腕でした。
そんな水野投手が最も活躍した試合として、初年度の琉球BO戦を紹介したいと思います。
火の国は3回までに2点を失いますが、その裏に河添選手のタイムリーと6回の吉村選手のホームランで勝ち越しに成功します。
7回のマウンドは石本投手が抑え、8回に水野選手が登板します。
対峙するは1番・矢野選手。
しかしストレートの四球で出塁を許すと、2番・森選手の打席中に盗塁を許します。
森選手を空振り三振に打ち取りますが、3番・中島選手、4番・宮城選手に四球を与えてしまい、1死満塁のピンチに陥ります。
宇土選手がマウンドに声をかけ、タイミングをとったところで、5番・杉山選手との対戦となります。
フルカウントとなり投じた7球目、直球にバットは空を切り、空振り三振。
続く大城選手は2球で追い込むと、3球目を空振り三振。
自分で招いたピンチをしっかり啄んだ30球でした。
今年から熊本GLに再入団した水野投手。
熊本で研鑽を積み続けます。
おまけ
熊本GL新人時代に意気込みを語る水野喬日投手
開幕までのカウントダウン・別アングルで撮影された水野喬日投手
守護神・水野喬日投手がとかげの祭典で抑えた瞬間
詳細情報
成績