【選手紹介】#18 西島篤
【涙のクローザー】
大学まで地元・長崎で過ごし、卒業後は熊本GLにてプレーした西島選手。
豪速球が魅力だがコントロールが課題だった中、火の国にて馬原GMと出会ったことで安定感を得た。
持ち前の球速はさらに磨きがかかり、最速155キロまでに到達した。
初年度は守護神・石森選手の前である8回を任せられることが主だったが、22シーズンからはクローザーとして君臨。
リーグ2位となる15Sをマークした。
防御率は前年と比べて防御率は悪化するも、KAL優勝決定試合やグラチャン決勝といった大事な9回も任されており、チームからの信頼が厚かったことが伺える。
誰からも愛されたクローザーは、記憶の奥深くまで刻み込まれた。
連覇へと誘う9球
こんにちは、サク来です。
今回は、21シーズン・22シーズン在籍されていた西島選手をピックアップいたします。
熊本GLで1年プレーした後に火の国に入団した西島選手は、球速を武器に戦いました。
初年度はMAX153キロ、2年目は155キロを記録し、ドラフト候補として度々取り上げられました。
課題だったコントロールも徐々に上向き、それと並行する形で変化球の精度も向上。
橋詰選手らと共に速球派右腕リリーフとしてチームを支えました。
21シーズンは勝ちパターンとして登板し、9Hを記録。
22シーズンからは中日入りした石森選手の代わりに守護神を務めるようになりました。
3月26日の試合で初Sを記録すると、5月21日から6月8日にかけて6試合連続Sを達成。
ここ1番の場面で四球を許すなど不安定な場面も見られるなど、色んな意味で存在感を放っていました。
”涙のクローザー”と記した由来は、5月21日の試合での出来事から来ています。
この日2点リードの9回に登板した西島選手ですが、四球とヒットでピンチを作ると、ラモン選手のタイムリーで1点差にまで追いつかれます。
その後暴投や四球でランナーを満塁にしますが、最後宮本選手を打ち取り試合終了。
直後の整列で、捕手だった有田選手やモタ選手が涙を流す西島選手を労う様子が投稿されました。
がっちりしたガタイから繰り出された想像もつかないメンタルのやわさ。
このギャップは、火の国ファンの間で話題になりました。
そんな西島選手が最も輝いた試合として、22シーズンKAL優勝決定戦を上げさせていただきました。
この日は両軍打線が爆発し、3回終了時点で3-3。
5回に逆転を許しますが、7回にグスタボ選手の逆転ツーランから点差を突き放し、14-9で最後の守りを迎えます。
橋詰選手からバトンを渡され、マウンドへ向かう西島選手。
前日に3失点しており、不安を抱えつつ迎えた先頭の吉岡選手を難なくショートライナーに打ち取り1死。
続く鈴木選手を空振り三振に仕留め、2死。
迎えるは途中出場の武蔵選手。
カウント2-2で投じたストレートにバットは空をきり、ゲームセット。
この試合に勝利したことで22シーズンKAL優勝が決定しました。
胴上げされる西島選手の姿はとても勇ましいものでした。
豪速球で藤崎台を沸かせた西島選手。
そのインパクトは今でも火の国ファンの脳裏に焼き付いています。
おまけ
熊本GL時代、恵体を保つために食トレに励む西島篤選手
水野選手・武内選手の肩を掴む西島篤選手
グラチャン最終回に登板した西島選手
詳細情報
成績
Twitter(現X)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?