【選手紹介】#51 柏木信輝
【夢を背負う麒麟児】
18歳で長崎から出てきた柏木選手は9人兄弟の8番目(6男)で、兄に寿志選手(徳島IS、前兵庫B)を持つスポーツ一家育ち。
憧れの選手にイチロー選手を挙げ、外野手一本で戦った。
高卒1年目から身体能力の抜群さを魅せ、特に外野守備と肩力には助けられた一幕もあった。
他方打撃に関しては、打率.220台と苦しみ、開幕戦の4三振から始まり170打席で44三振と課題を残した。
しかし、本塁打を記録したように生まれ持っている素質は確かなので、チューンアップ次第で化けるポテンシャルを持つ。
2023年、飛躍が期待されている最年少選手だ。
ノックアウトを叩きつけるグランドスラム
こんにちは、サク来です。
年明け一発目の選手紹介は、サク来が今年大ブレイクを期待している柏木信輝選手を取り上げさせていただきます。
麒麟児とは、ポテンシャル秘めた少年を呼称する言葉です。
昨年、22シーズンに唯一の高卒選手として入団しました。
入団会見も周りがスーツで挑む中、ただ一人ブレザー制服で堂々と立つ姿は印象深かったです。
『絶対NPB入り』と示した目標は、兄・寿志選手と共に向かう夢でもあります。
大家族柏木家の夢・信輝選手本人の夢・ファンの夢、様々な夢を背負い戦いました。
プロ初年度は外野守備の要でもある中堅を守り、今季守った試合は全て中堅を守り、高卒ながらレギュラー陣に喰いこむ活躍を魅せた。
打撃こそ課題を残しましたが、全体的に走・攻・守、どれもポテンシャルが高い選手です。
そしてチーム屈指の顔面力で女性ファンが数多く存在する、人気実力共に備えた今年のキーマン候補でもあります。
プライベートでは小林選手と仲睦まじい様子が伺え、愛嬌も兼ね備える柏木選手。
そんな柏木選手が最も輝いた試合に、8月の大分B戦を紹介いたします。
この試合は初回で全てが決まったといっても過言ではありません。
先頭打者の松本陽雅選手が死球で出塁すると、3番グスタボ選手のタイムリーで先制し、ここから打線が大爆発しました。
水本選手のタイムリーに、ワイルドピッチで更に得点を積み重ねます。
7番橋中選手が犠牲フライを放つまで無傷の6打者連続出塁と波が激しくなる中、1死満塁の場面でラストバッター柏木選手が打席に立ちます。
雨で足元のコンディションも良く無い中、辻投手が投じた直球をスイートスポットで捉えると、打球は弧を描きライトスタンドに刺さる満塁ホームランとなりました。
これで打順も初回の1死ながら一巡周り、辻投手にとどめを指す一打となりました。
これがプロ初ホームランとなった柏木選手。
笑みをこぼしながらダイヤモンドを一周しました。
長崎からトップを狙う柏木選手。
みんなの夢と共にその歩みを進めます。
おまけ
2代目・お祭り男を狙う柏木信輝選手
”言わざる”柏木信輝選手
ルーティンで背中を伸ばす柏木信輝選手
詳細情報
成績
公式プロフィール
追記(2023年6月30日)
23シーズン途中、柏木選手の任意引退、退団が発表されました。
詳しくは、以下の記事をご参照ください。