【選手紹介】#66 猿渡大輝
【東北仕込みの克己心】
福岡は柳川高にて鍛えられた心は大分で磨かれ、北の地で逞しく成長した。
福島RHでプロ生活を始めた猿渡選手は、19シーズンに飲んだ苦渋すらバネに、再度大分を経て、熊本の大地に降り立った。
KAL初年度の21シーズンこそ勝ち星に恵まれなかったが、22シーズンからは先発とリリーフの両方をこなしつつ、5勝をマーク。
決して速くはないが確実性がある直球と、変化球を織り交ぜる投球により、魅力あふれる選手としてファンの期待を背負った。
また先発予定日には、高確率で雨が降ることから、『雨渡』と呼ばれることも。
キャッチーな選手として、2連覇に貢献している。
一歩も引かない投手戦
こんにちは、サク来です。
前回から時間を空けてましたが、今回は猿渡大輝選手をピックアップ致します。
22シーズンは先発だけでなく、中継ぎも担い、宮澤選手に続くチーム右腕投手の勝ち星を重ねました。
チームの2連覇に大きく貢献し、注目を浴びました。
ところがどっこい。
残念ながら、22シーズン限りで自由契約となり、大分Bへと移籍してしました。
20シーズンぶりの大分で、伸び伸びとプレーするだろうと考えると、強敵が現れました。
マウンドでは、直球と変化球で翻弄するスタイルで戦い、23シーズンの新たな脅威となりかねない猿渡選手。
そんな猿渡選手がサラマンダーズ在籍中に輝いた試合として、22シーズンの大分B戦を選びました。
この日の猿渡・杉安両先発は、冴え渡ったピッチングを披露しました。
サラマンダーズは杉安選手から初回と5回にそれぞれ1点ずつもぎとり、アクセルを踏もうとします。
この日の杉安選手は僅か被安打3。
大分打線も彼を援護しようと奮起しますが、そこに猿渡選手が立ちはだかります。
初回こそ安打を許しますが、それ以降は四死球すら許さないピッチングを披露します。
9回にクローザー・石森選手とバトンタッチするまでただ一人、2点差を守り抜き、KAL初白星を手にしました。
終わってみれば、奪三振は9とその年の約1/4を稼ぐ結果となり、チームも波に乗るきっかけを作りました。
2年間、サラマンダーズで克己心に一層深みを創った猿渡選手。
次はどのようなプレーで輝くのか、敵ながら注目です。
おまけ
九州総合SC時代の猿渡大輝選手
松本陽雅選手のグラサンを拝借(?)している猿渡大輝選手
来季に向けたトレーニングに精を出す猿渡大輝選手
詳細情報
成績
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