
【応援歌】息継ぎのタイミングは重要だ
こんにちは、サク来です。
今回は応援歌における息継ぎ:ブレスについてお話しします。
ファンにも応援団にも影響
球場で応援歌を歌っていると、息継ぎを行う場面は絶対にあります。
息継ぎはブレスと呼んでいますが、これが応援歌において大事な役割を果たしています。
強気なプレーみせろよ 嶋村一輝 溢れるガッツで輝け 嶋村一輝
DeNA時代の嶋村選手の応援歌の場合、
「強気なプレーみせろよ○嶋村一輝○溢れるガッツで輝け○嶋村一輝」
といった○の部分で応援歌に違和感を生じさせないブレスが可能となります。
基本的はメロディが途切れた瞬間や単語に区切りなどで行うため、応援歌ごとにここでブレスするんだ、というポイントが自ずと形成されていきます。
「嶋村」と「一輝」の間でのブレスは流れを切ってしまうので、息が苦しくなった時にのみ行うべきでしょう。
ブレスを行うことで、歌うファンと演奏するトランペッターの負担を軽減させることができます。
息継ぎのタイミングが与えられることで、応援歌を長く力強く歌唱/演奏することが可能になります。
トランペッターの場合、演奏中にこっそりブレスすることはよくありますが、それは人が多く参加している時のような余裕がある場面でのみの話。
サラマン隊は人が少ないため、隊内で新応援歌を発表する時期になると、ブレスの箇所を把握することから始めます。
また歌うファンからすると、テンポ感を取り戻す役割も果たします。
特に鳴り物禁止の球場やナイターゲームだと、応援歌はアカペラになるため、必然的に応援歌が雪だるま式にどんどん早い速度になりがちです。
ブレスを挟むことで、落ち着くタイミングが与えられるため、その加速を少しでも抑えられることが期待できます。
このように応援歌に息継ぎを作ることはファンや応援団に関わってきます。
ブレスのタイミングは重要だ
このように応援歌におけるブレスは、ファン・応援団に大きな影響を及ぼします。
作曲者はこのブレスの位置や回数などに配慮して作ることが望まれます。
例えば、「アウフタクトの直前が8分音符などの細かいメロディだったら、ブレスの猶予が限られてくるため、多用は控える」、「16小節の応援歌は1回の演奏が通常の倍になるため、ブレスの機会を多く設ける」等々。
メロディの作成は実際に演奏される場面を想定して作ることが望ましいです。
火の国の場合
火の国の応援歌について、サク来が作曲する際もブレスに気をつけております。
特にスピーカー応援から鳴り物応援に移行して初めての開幕となった24シーズンは、どの新曲もブレスしやすいタイミングが取られており、作曲者に演奏した際の意識が生まれたことが伺えました。
我らが目指す 勝利に進む 肥後の麒麟児 藤原大夢
中でも藤原選手の応援歌は21シーズンにプレーした河添選手の流用となりましたが、均等にブレスのタイミングが取られています。
21シーズンというスピーカー真っ盛りの中でもブレスに対する意識があることがわかり、作曲者であるそんちょうさんの先を見据えた行動力の高さが伺えます。
今回はここまでとなります。
サク来も現在、来年に向けた楽曲の作成に取り組んでいますが、息継ぎについては特に注意して作っています。
最後にサク来の好きな息継ぎのタイミングが取りやすい応援歌を紹介して締めさせていただきます。
それでは、また。