【プレイバック#27】自力優勝消滅。それでも戦いは続く(2024.8.10-8.19)
こんにちは、サク来です。
今回のプレイバックでは、大分B・北九州Pとの6連戦と藤崎台で行われた大分Bとの3連戦を振り返ってまいります。
6連戦初戦は、両軍先発が力投を見せた試合でした。
大分Bの猿渡選手はテンポのいい投球でアウトを積み重ねると、火の国の田島選手は打たせてとるピッチングで大分打線を抑えます。
試合が動いたのは5回表。
2死走者なしの場面で迎えたモタ選手の打席。
初球を思い切り振り抜くと打球はバックスクリーン近くへ吸い込まれるソロホームランとなり先制することに成功しました。
しかしその直後、田島選手が2死2塁のピンチを作り、1番・新太郎選手にヒットを許します。
右翼・今津選手がサードヘ返球しましたが、それが逸れて2塁走者がホームヘ生還。
まずい守備から同点に追いつかれました。
その後は再び投手戦が続き、迎えた9回。
先頭の小林選手が引っ張った打球がソロホームランとなり勝ち越しに成功。
三塁側は熱気に包まれました。
9回は波多野選手が登板し、ピッチクロックのいざこざがありつつ、最後は中川選手を凡打に打ち取り試合終了。
大分Bを抜き2位へ浮上しました。
田島選手は移籍後最長となる8回を投げ、6月以来の白星となりました。
先発の吉村選手は初回に水本選手のタイムリーと押し出し四球で2点を失います。
しかしそれ以降はピンチを作っても土俵際で粘る投球で援護を待ちます。
しかしこの日は打線がとにかくつながりません。
8回までヒットは散発の3本のみ、出塁してもなかなかランナーが得点圏まで進みません。
そのまま迎えた最終9回。
先頭の日下部選手がヒットで出塁し、2死2塁の場面で大河選手。
この日初となる長打が飛び出し、1点を返すことに成功します。
なおもチャンスの場面でオマール選手が打席に立ちますが、見逃し三振。
再び3位へ転落し、連勝も6でストップです。
KALでは初めて先発登板となった舘野選手。
初回は危なげなく抑えましたが、2回に足立選手のタイムリーとオマール選手のタイムリーエラーで3点を失います。
この日はブルペンデー、3回から継投に出ます。
3回は山田選手が登板するも、小田選手にタイムリーを浴び失点。
続く4回は山口嶺生選手のタイムリーで1点を返しますが、続投した山田選手が1死1・3塁のピンチを作り降板。
3番手の神田選手が水本選手にタイムリーを打たれスコアは1-5となります。
2番・藤原選手がヒットで出塁すると、モタ選手・大河選手もヒットで続き、満塁のチャンスを作ります。
2死で迎えた6番・小林選手がタイムリーツーベースを放ち、3点を返します。
さらに1・2塁とし、8番・山口嶺生選手のタイムリーツーベースで逆転に成功します。
5回裏は神田選手が続投しますが、1死1・2塁とピンチを招きます。
4番手・遠藤選手とスイッチし、見事火消しに成功。
6回はオマール選手のスリーランホームランが飛び出し、点差をつけることに成功すると、その裏も遠藤選手が続投し、この回は三者凡退。
7回は荒西監督がピッチャー俺、8回は山口翔選手が登板し、無失点。
9回は波多野選手が三者凡退に抑え、試合終了。
再び2位に浮上し、遠藤選手がプロ初勝利をマークしました。
24シーズン 8/13 vs北九州P:ダブルヘッダー第1試合@山鹿市民
ホーム山鹿市民に戻り、絶対に負けられない北九州P戦。
先発の松江選手は3回に日下部選手の悪送球と吉岡選手のタイムリーで2点を失うと、5回にも野選で1点を失う、不幸な失点が続きます。
打線も相手先発の荒巻選手を攻略できず、4回までノーヒット。
5回に小林選手にヒットが出ますが、後続が倒れ、迎えた最終7回。
先頭のオマール選手がヒットで出塁すると、続く小林選手と山口嶺生選手が四球で無死満塁。
さらに代打・今津選手、続く有田選手の連続タイムリーで2点を返し、サヨナラの期待が集まります。
しかし1番・日下部選手はセカンドゴロ、藤原選手も倒れ、打席には3番・モタ選手。
最後は見逃し三振でアウトとなり、相手守護神・中村総選手を攻略できませんでした。
この試合に敗北したことにより、残りの北九州P戦を全勝しても首位とのゲーム差が埋まらないこととなり、火の国の自力優勝が消滅しました。
24シーズン 8/13 vs北九州P:ダブルヘッダー第2試合@山鹿市民
わずかな望みを信じて挑んだダブルヘッダー第2戦目。
先発の丹選手は2回に9番・福田選手にタイムリーを打たれ先制を許しますが、直後に藤原選手のタイムリーで同点に。
さらに3回に大河選手のタイムリーで勝ち越しに成功すると、5回に山本選手のタイムリーで点差を放します。
丹選手はそこから尻上がりの投球で6回を投げ被安打7の失点1。
7回は守護神・波多野選手がマウンドに上がります。
先頭の福田選手をアウトにしますが、そこから悪夢が始まります。
1番・中田選手にツーベースヒットを許すと、そこから5連打を浴び同点に。
1死満塁となり、荒西監督はすぐさま田島選手を緊急登板させますが、河野選手のタイムリースリーベースで勝ち越しを許します。
最終7回の攻撃も1点を返しますが、最後はモタ選手の見逃し三振で試合終了。
この時のモタ選手の態度で審判から退場を言い渡されるなど、展開・後味共に悪い試合でした。
何としてでも食らいつきたい火の国は、山口翔選手が広島時代以来となる先発登板。
初回、1番・中田選手、2番・横山選手を容易く打ち取ると、3番・平間選手を空振り三振に抑え、上場な立ち上がりを見せます。
その裏、火の国は1番・小林選手が四球で出塁すると、続く藤原選手の送りバントが成功し、1死2塁。
大河選手が倒れ、2死となった場面でこの日4番に座ったオマール選手のタイムリーが飛び出し、先制に成功します。
山口翔選手は2回、満塁のピンチを背負いますが、漁野選手を三振に打ち取りピンチを切り抜けます。
3回は中田選手、横山選手の連打で無死1・3塁のピンチを背負うと、平間選手の打球を二塁・藤原選手が落球し同点を許します。
なおもピンチを背負った山口翔選手ですが、続く4番・和希選手を空振り三振で仕留めると、5番・吉岡選手を4-6-3のダブルプレーに打ち取り、勝ち越しは許しませんでした。
火の国は4回、2死の場面で6番・阪口選手から4号ソロホームランが飛び出し勝ち越しに成功。
5回のマウンドもピンチを背負った山口翔選手でしたが、難なくクリーンナップを抑えると、6回は荒西監督が登板し、三者凡退。
その裏の攻撃中、山鹿市民に大粒の雨が降りしきり、雨天コールドとなりました。
山口翔選手は先発として初めて白星を掴みました。
藤崎台に戻って挑んだ大分Bとの3連戦。
先制は4回、火の国先発・田島選手が2死2塁のピンチを作ると、7番・小田選手にタイムリーを浴びます。
さらに9番・足立選手にもタイムリーが生まれ、この回2点を失います。
打線は相手先発の猿渡選手に手も足も出ず、6回まで散発の2安打と完全に封じられました。
7回に2死1・2塁のチャンスを作り、山口嶺生選手にタイムリーが飛び出しますが、直後の8回に代わった2番手・吉村選手が水本選手にツーランホームランを被弾。
最終9回は福地選手に対し、阪口選手がヒットで出塁しますが、得点には至らず。
なおこの試合は荒西監督代行に代わって広畑コーチが監督代行代行として指揮を取りました。
火の国ファイヤーウィーク二日目、この日も荒西監督代行に代わって日下部監督代行代行が指揮を取りました。
先発の丹選手は2回に久保田選手・新太郎選手のタイムリーで2点を許すと、3回の川原選手のホームランで3点を失います。
打線は3回までは西森選手相手にチャンスを作れど押さえ込まれる苦しい局面が続きました。
反撃は4回、2死1・3塁のチャンスで山口嶺生選手のタイムリーで1点を返すと、5回に相手のボークで1点差まで追いつきます。
そして6回、先頭の阪口選手のヒット、続く今津選手のバントが内野安打となり無死1・2塁。
さらに山口嶺生選手もバントを試みますが、死球となり満塁の大チャンスとなります。
9番・広畑選手が初球を弾くと、レフト前のタイムリーとなり同点に追いつきます。
1死満塁となり2番・大河選手はタイムリーツーベース、さらに相手の落球もあり、2点を追加、勝ち越しに成功します。
この際、大河選手はこっそりホームまで帰ってきて、一瞬ランニングホームランとなるのではないかと期待が生まれましたが、何故か審判に二塁まで戻される珍事もありました。
モタ選手のタイムリーで今度こそホームを踏んだ大河選手。
スコアは6-3となりました。
丹選手は8回を投げ無死四球の3失点。
9回は波多野選手が登板しましたが、1死満塁のピンチを背負います。
2死となり、打席には今日ホームランを記録した川原選手。
初球を打たせ、白星を死守することに成功しました。
この勝利は日下部監督代行代行の初勝利となりました。
先発の松江選手は初回に中野選手、岩下選手の連打でいきなり失点します。
打線も2回に辻選手を攻め立て満塁のチャンスを作りますが、8番・山口嶺生選手、9番・藤原選手が倒れ得点には至りませんでした。
5回に日下部選手のタイムリーツーベースで逆転すると、続く大河選手のゴロの間に生還し2点差とします。
しかし直後の6回、安打と四球で1死満塁のピンチを背負うと、足立選手に押し出し四球、新太郎選手のタイムリーなどで逆転を許します。
松江選手はこの回限りでマウンドを降り、7回は小江選手、8回は吉村選手が登板。
どちらも大分打線を抑え反撃を待ちますが、チャンスを作れどあと一本がでない場面が続きます。
9回は波多野選手が登板しますが、四球とヒットで満塁のピンチを作り、吹上選手に走者一掃のタイムリーツーベースで点差を広げられます。
裏の攻撃は藤原選手の四球と日下部選手のヒットでチャンスを作りますが、大河選手が併殺に倒れ試合終了。
大分B戦を負け越しで終えました。
【まとめ】
55戦32勝21敗3分
(記事執筆現在)KAL3位、
(首位北九州Pとゲーム差9.0、2位大分Bにゲーム差3.5、最下位宮崎Sにゲーム差29.0)
首位・2位とゲーム差を縮めるチャンスを逃し、ゲーム差も9.5まで広がりました。
北九州P戦で自力優勝の可能性を消失し、その後の大分B戦も負け越してしまい、優勝の可能性を大きく失ってしまう形となりました。
8/18の試合の裏で宮崎Sが北九州Pにサヨナラ勝ちを収めたなど波乱が生まれる予感はまだありますが、あまりにも上との差がついています。
北九州Pにマジックは未だ点灯していないため、大分B・宮崎Sの奮闘次第では微塵ながら可能性は残っていますが、負け続きのチームが急に勝てるようになるような旨い話があるでしょうか。
試合を見ていて感じたことは、選手たちの疲労が過去一で溜まっていることです。
実際に先日の試合中には日下部選手が倒れ、しばらくスタメンから外れました。
また投手陣も安打や不用意な四球を与えるなど、スタミナ面も心配が集まります。
こんなクソ暑いのになんでダブルヘッダーありきの日程でことを進めるんですか、KALさんと大きな声では言いません。
普通の声量でたくさん言いましょう。
とにかく、過密日程の影響をもろに受けていると考えられます。
ポジティブな面に話題を変えましょう。
この期間は先発投手が奮闘していました。
昨日の松江選手こそ乱調を起こしましたが、前回登板の北九州P戦では7回2失点と好投。
さらに丹選手や田島選手も長いイニングを食って中継ぎ陣の負担軽減に貢献したり、吉村選手も先発や中継ぎなど様々な起用方法に対して器用に対応したりと、大車輪の活躍でした。
次戦は8/23に南郷で行われる宮崎S戦。
可能性を失っても、わずかな可能性を信じて戦う。
しかし、目の前でそれを潰される。
残念ながら身体的に、精神的に苦痛の日々は、まだ続きそうです。