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【臨時特集】惜別、サラマンダーズ2023

10月3日、監督と3名のコーチ、マネージャーが勇退されることが発表されました。
この別れはとても辛く、耐え難いものでありますが、ともに3連覇と日本一の夢を叶えた大切な仲間です。

今回は5名の監督・コーチ・マネージャーとの思い出を振り返ってまいります。

追記(2023年10月24日2時37分)

10月19日付けで2名の自由契約が発表されたので、追筆いたしました。

追記(2023年10月27日4時29分)

10月24日付けで9名の任意引退が発表されたので、追筆いたしました。

追記(2023年11月9日16時32分)

11月2日付で1名の任意引退および任意引退解除が発表されたので、追筆いたしました。

追記(2023年12月8日0時0分)

12月6日付で1名の移籍が発表されましたので、追筆いたしました。


退任

馬原孝浩監督 背番号82


球団創設元年はピッチングGMとして、翌年から今年までは監督としてチームの第一線で奮闘してきた馬原監督。

監督としてリーグ優勝2回と日本一2回まで導いてくれた指揮官は選手の体を第一に思い、持っている技を全て発揮してくれました。

ONE TEAMの精神は最後の最後で歓喜の瞬間を呼び込んでくれました。

共に熱くなり続けた3年間は忘れはしません。

Photo by @KpbProject


PIGBOSS/猪口雄大野手総合コーチ 背番号30


昨年現役を引退し、専任コーチとして火の国に残留した猪口ことPIGBOSS。

今年も十二分にそのキャラクターを発揮してくれました。

特に新助っ人のサンチェス・バエス・アルバレス選手にコミュニケーションを仕掛ける姿はコーチや選手の枠では捉えきれない人間味が広がっているのだと思いました。

火の国のムードメーカー力はコーチになっても健在でした。

またクロスできる日を楽しみにしています。


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西寿哉バッテリーコーチ 背番号37


PIGBOSS同様、コーチ専任となった西コーチ。

バッテリーコーチとして投手・捕手に向き合ってくれました。

試合中、ブルペンを眺めると現役時代さながら投手の球を受け続ける姿は勇ましいものがありました。

火の国の勝利には、いつもスタジアムに彼の背中がありました。

新ステージでも誰かに寄り添う熱い人間であってほしいと願うばかりです。


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藤岡好明投手コーチ兼任選手 背番号42


22年に投手コーチとして九州に戻ってきた藤岡コーチ。

20年に引退し、21年は専任コーチとして務めましたが「藤岡選手」として現役復帰、選手たちのお手本としてマウンドにも立ちました。

いつもブルペンにて投手の調子を伺っていた藤岡コーチ。

七色の戦術を駆使し、いつも勝利を決めてくれました。

次はどんなステージに進まれるのか、とても楽しみに思います。

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山岸滉一郎マネージャー


熊本GL時代からマネージャーとして全身全霊をかけてくれた山岸mg。

火の国では選手の練習サポートからサラマンバスの運転まで、本当に必要不可欠な存在でした。

胴上げのたびに「こーいちろー!こーいちろー!」と選手からのコールが生まれ、意気揚々と宙に舞う姿はとてもかっこよかったです。

ファンに愛され、選手・コーチ・監督に愛され、みんなに愛された山岸mg。

新生活が素晴らしいものになるよう、心の底から願っております。

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自由契約

水野喬日選手 背番号11


熊本GLから3年間中継ぎとして動き続けた水野選手。

23シーズンは開幕から守護神のポジションにつき、その役目を努めました。

途中苦しい時期がありましたが、持ち味である豪速球はブレることなく貫いていました。

ダイナミックな投球はファンの心も射抜きました。

新天地でのご活躍を心から願っております。

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中村総一郎 背番号48


瀬井選手と共に堺Sからやってきた中村総選手。

キャンプや紅白戦では圧巻の投球術を見せ、開幕投手の最有力にも挙げられましたが、彼にはいつも怪我がまとわりつきました。

6月の宮崎S戦で復帰した際、苦しい中でも無失点に抑えたのは流石でした。

それ以降はスタッフの手伝いなどで私たちと接してくれた中村総一郎選手。

まずは完全復活を祈るばかりです。

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任意引退

高山凌 背番号0

熊本GLからそのまま入団した髙山選手。

初年度は首位打者を獲得、22シーズンからはキャプテンとしてチームを引っ張ってきました。

今シーズンは開幕から大不振に陥り、苦しむ表情も見られましたが、中盤から怒涛の盛り上げを見せ、グラチャンでも攻守に活躍しました。

火の国サラマンダーズという新たな時代にその名を刻んだ韋駄天は、皆から愛される人財でした。

頼れるキャプテンの今後が素晴らしいものになるよう、お祈りいたします。

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徳橋颯野選手 背番号12


昨年自由契約からの再契約を勝ち取った徳橋選手。

今年は苦しい時期が続きましたが、左の中継ぎとして自己最多ホールドを記録しました。

9月のSB3軍戦では、二者連続三振を奪う活躍で、昨年の雄々しさを見せてくれました。

北海道からやってきて、成長し続けた左腕リリーバーがユニフォームを脱ぐのは寂しさを覚えます。

新しい格好で活躍する姿に期待です。

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下川智隆選手 背番号16


社会人から火の国にやってきた下川選手は開幕投手の座を勝ち取りました。

開幕直後はなかなか白星に恵まれませんでしたが、5月にプロ初勝利を飾るとそこから急増。

宮澤選手と共に最多勝のタイトルを獲得しました。

内に秘めた思いとポテンシャルは誰よりも強く、何よりも強くありました。

またどこかでお会いできる日を楽しみにしています。

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石本裕大選手 背番号17


火の国契約選手第1号として先駆けて発表された石本選手は地元・人吉出身の独立リーグを知るベテラン。

3年にわたって中継ぎ陣を支え続けてくれました。

今シーズンは不安定な中継ぎ陣の中で最多登板の38試合に出場、安定した投球を披露しました。

”心絵/ロードオブメジャー”が流れた時の高揚感と安心感は石本選手が抑えてくれると信じたからです。

これからもみんなを支える頼れる人であってほしいと願うばかりです。

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中村晴樹選手 背番号19


挫折と苦悩の中入団した火の国で、22シーズン盗塁王に輝いた晴樹選手。

持ち前の俊足・巧守・打撃を存分に発揮し、火の国に欠かせない野手となりました。

23シーズンはそこにパワーも加わり、チームトップタイの本塁打6を記録しました。

誇り高く振り抜いた拳は紅に染まり、火の国中に轟きました。

晴樹選手の第2章が始まります。

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江藤奨真選手 背番号22


大分Bから移籍してきた江藤選手。

先発に中継ぎと大変な役でも笑顔は忘れませんでした。

試合外でもゴルフチャレンジにてファンを救う姿に、ファンは虜になりました。

KAL発足から3年間、波瀾万丈でした。

今後の人生が楽しくなるよう、頑張ってください。

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松本陽雅選手 背番号23


滋賀Bから熊本に帰ってきた松本陽雅選手は、火の国に欠かせないプレイヤーとなりました。

名試合にはいつも躍動する松本陽雅選手が写っており、みんなから愛されました。

怪我と戦う時期が長く苦労もそれなりにあったと思われますが、グラチャン決勝戦で意気揚々と復帰し、盗塁と好走塁を見せた時、輝きを放っていました。

グラウンドには赤い稲妻が轟き、真っ赤に染め上がりました。

これからも応援しています、チェッチェチェースト!!

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菅原誠也選手 背番号34


愛媛MP-滋賀Bと渡り歩いた菅原選手。

火の国では奪三振能力の高さを発揮し、宮澤・下川選手らと共に盤石な右腕先発を築き上げました。

グラチャンでも古巣相手に好投をみせ、2連覇の夢をつなげました。

激動のIL・BC・NOLを進み続けた勇姿は最後に優勝を届けてくれました。

次の道で活躍される姿に期待しております。

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宮澤怜士選手 背番号57


3年にわたって右腕エースとして活躍した宮澤選手。

21シーズンは投手三冠、23シーズンは最多勝を獲得するなど、その名に恥じない活躍で貢献してくれました。

常に先発としての責務を全うした宮澤選手、クールなマウンドでの姿とは一変、オフになると緩やかになるギャップに心を射抜かれたファンは少なくありません。

北の小さな巨人は研鑽を積み、火の国で花開きました。

現役生活、お疲れ様でした。3年間、ありがとうございました。

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大﨑太貴選手 背番号6


今シーズンから火の国入りした大﨑選手は福井WR・滋賀Bを経験した実力者でした。

上位打線から中軸まで担うと、持ち前の打力を発揮してチーム内最高打率を記録しました。

さらに足の速さや内外野の守備でもポテンシャルを発揮し、怪我さえなければ首位打者を狙える位置にいました。

解き放った思いは誰にも譲れない日本一の夢を見せてくれました。

新しいチームでもその力を発揮し続けてください。


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移籍(新潟ABC)

中山翔太選手 背番号29


元NPB戦士として火の国の主軸を担った中山選手。

序盤は苦しむ時期を過ごしましたが、徐々に打撃が上向き、主砲として活躍しました。

グラチャンでは決勝タイムリーを放ち、火の国の2連覇を呼び寄せました。

グラウンドに響く雄叫びは彼の宿命を表し、夜空を照らしてくれました。

新天地で夢を掴み取ることを祈っています。

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サラマンダーズでプレーしてくれて、本当にありがとうございました。

皆様の今後がさらに素晴らしいものになりますよう、ご活躍をお祈りしています。

またお会いできる日を楽しみにしています。


サク来より

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