【プレイバック#29】臥薪嘗胆(2024.9.4-9.21)
こんにちは、サク来です。
今回のプレイバックで24シーズンのKALは終了となります。
24シーズンラストは最終戦となった宮崎Sとのダブルヘッダー、竹田で行われた大分Bとの最終戦、下関での北九州P戦、山鹿でのSB4軍&3軍戦、そしてシーズン最終戦である北九州P戦を一気に振り返ります。
24シーズン 9/4 vs宮崎S:ダブルヘッダー第1試合@藤崎台
藤崎台で行われた宮崎Sとのダブルヘッダー、先制は火の国でした。
初回に無死3塁のチャンスを作ると、2番・今津選手のゴロの間に1点を入れると、2回は相手の守備の乱れで2点目、3回にオマール選手の犠牲フライ、4回は2死満塁から大河選手のタイムリーで3点を加え、6-0としました。
先発・山田選手はヒットを許してもそれ以上は許さない落ち着いた投球を披露し、6回を投げて被安打4、与四死球0と素晴らしい結果となりました。
7回は波多野選手が登板、1死満塁のピンチを作り杉選手にタイムリーを浴びますが、続く梶山選手を併殺に打ち取り試合終了。
ダブルヘッダー初戦をとりました。
24シーズン 9/4 vs宮崎S:ダブルヘッダー第2試合@藤崎台
第2試合も先制は火の国、初回から1死2塁のチャンスを作り、オマール選手のタイムリーで1点を入れます。
先発は一ヶ月ぶりの先発登板となった古殿選手。
2回まで危なげない投球で進みますが、3回。
先頭の宮下選手に四球を与えると、梶山選手にヒット、無死2・3塁から城戸選手は四球で、満塁の大ピンチ。
そこから2死までこぎつけますが、4番・窪田選手に逆転タイムリーヒットを許し、ここで降板。
代わった神田選手も流れを止められず、6番・川越選手、7番・大豊選手、8番・宮下選手の3連続タイムリーで6-1と大きくリードを許します。
4回から登板した遠藤選手は4回から3イニングを投げ、失点は6回の梶山選手のタイムリーのみに抑え、反撃を待ちますが、打線は2回以降吉田選手を打ち崩せず、6回のモタ選手の犠牲フライで1点のみ。
最後は松村選手に抑えられ、敗戦。
宮崎Sとの今季最終戦を落としてしまい、絶体絶命の状況となりました。
残り試合と勝率の関係により、この敗戦で北九州Pのマジック対象が大分Bへと移り増田。
先発の田島選手は初回、1死3塁の場面から岩下選手のゴロの間にランナーが生還し、先制を許します。
その直後、火の国はアルバレス選手の犠牲フライと今津選手のタイムリーなどで4点をとり、逆転に成功します。
援護をもらった田島選手ですが、3回に岩下選手のタイムリーヒットとその捕球に当たったモタ選手の後逸で2点を失うと、5回は無死1・3塁から中野選手に同点タイムリーを浴びると、そこから炎上。
水本選手、久保田選手にタイムリーを浴びたところで吉村選手に交代しましたが、こちらも小田選手、吹上選手に打たれ、スコアは4-9。
打線は7回にオマール選手が嘉陽選手からソロホームランを放ちますが、打線が続かず、最終9回は福地選手に抑えられ、試合終了。
この試合に敗北した火の国は、残り試合全勝&北九州P全敗しないと優勝できない、「万事休す」となりました。
先制は大分B、2回に水本選手が4号ソロホームランを放ち、勢いを見せます。
火の国は4回に日下部選手のスクイズが成功し、同点に追いつきますが、直後に岩下選手のタイムリースリーベースヒットが飛び出し、再び追う展開になります。
5回にはモタ選手の犠牲フライで再び同点に追いつきましたが、6回に水本選手のこの日2本目となるホームランで勝ち越しを許すと、7回は足立選手の犠牲フライでスコアは2-5となります。
迎えた9回、1死から今津選手の死球と日下部選手のヒット、2死としてモタ選手が四球を選び、一発出れば逆転の場面で、退場させられたオマール選手に代わって出場していた山口嶺生選手が打席に入ります。
ただ福地選手の3球目を引っ掛け、サードゴロ。
この試合に敗れたことにより、火の国首位の可能性は完全に消滅。
チームの創設以降初となる、2位以下で終わることが決まりました。
24シーズン 9/8 vs大分B:ダブルヘッダー第1試合@竹田
2位が目標となった火の国は初回、今津選手が四球で出塁すると、4番・モタ選手にツーランホームランが飛び出し、先制に成功します。
さらに5回には今津選手にタイムリーが飛び出し、6回は打線がつながり山本選手のタイムリーと日下部選手のタイムリーツーベースで、KAL防御率トップを走る猿渡選手をKOします。
代わった越智選手からも今津選手のこの日2本目のタイムリーが生まれ、最終7回は小林選手のゴロの間に1点を加えます。
先発の松江選手は球数を抑えつつ三振を奪う素晴らしい投球で、6回途中まで完全試合。
1死を奪った後、足立選手にヒットを許しますが、続く凪汐選手を併殺に打ち取り、6回を打者18人に抑えます。
最終7回連打をきっかけに失点を許しますが、最後は羽立選手を抑え、試合終了。
この試合でマジック対象チームである大分Bが敗北し、北九州PのKAL優勝が決定しました。
24シーズン 9/8 vs大分B:ダブルヘッダー第2試合@竹田
ダブルヘッダー第2試合もモタ選手のホームランで始まりました。
初回に今津選手、大河選手の連打でチャンスを作り、モタ選手が後藤選手の2球目を振り抜くと、レフトを超えるスリーランホームランとなり、3点を入れます。
しかし直後に岩下選手にツーランホームランが飛び出し、一方的な展開を許しません。
先発は荒西監督代行、2回以降は持ち直しましたが、4回に吹上選手と小田選手のタイムリーで2点を失い、逆転を許します。
5回は山田選手が登板し、三者凡退に抑えると、6回。
2死からオマール選手がツーベースヒットで出塁すると、続く山本選手が2球目を振り抜くと、高々と舞い上がるツーランホームラン。
逆転に成功します。
7回は大河選手にタイムリーが生まれ、リードは2点となります。
山田選手以降も遠藤選手が無失点で6回を抑え、最終回は波多野選手は四者凡退で試合終了。
終盤に逆転し、ダブルヘッダーを連勝で乗り切りました。
北九州P・KAL優勝後初めての対戦は火の国打線が大爆発しました。
2回に山本選手のタイムリーで先制すると、日下部選手は満塁から押し出し、今津選手は犠牲フライを放ち、この回4点を得ます。
3回はモタ選手、アルバレス選手の連打で上田選手を降板させると、代わった伊藤選手から満塁のチャンスを作り、有田選手、小林選手、大河選手らのタイムリーで5点を追加します。
2死1・2塁の場面でモタ選手が3試合連続となるスリーランホームランを放ち、12-0と圧倒的にリードします。
先発の山口翔選手は3回に2点を失い、4回に1点を失いましたが、5回にモタ選手にスリーランホームランが飛び出し、逆転の芽を啄みます。
6回は神田選手が無失点に抑えると、7回は吉村選手が登板。
しかし平間選手と河野選手にタイムリーを打たれ、15-6とコールド勝ちすることはできませんでした。
それでも直後の7回、相手の暴投で再び10点差とすると、アルバレス選手の犠牲フライ、阪口選手のタイムリーで18-6とします。
8回は遠藤選手が四者凡退で抑え、コールド勝ち。
久しぶりのナイターゲームを白星で抑えました。
SB4軍との2連戦、先発の丹選手は2回まで危なげないピッチングを続けるも無失点に抑えましたが、3回に2死3塁からイヒネ選手にタイムリーを打たれ、先制を許します。
火の国は相手先発の藤原選手に3回までノーヒットと苦しみますが、6回に登板した2番手・岡植選手に対し、1死2塁とチャンスを作ります。
打席に立った日下部選手が3球目を撃ち抜くと、KAL初となるツーランホームラン。
今まで外野の好守備に阻まれてきた日下部選手に待望の一発が生まれました。
逆転に成功した火の国ですが7回に三代選手のタイムリーで同点に追いつかれると、8回は代わった山田選手が、8番・山本選手にツーランホームランを浴び、勝ち越しを許します。
火の国は8回にチャンスを作るも、走塁ミスでアウトとなり無得点。
9回も水口選手の前に三者凡退でゲームセットとなりました。
この日も先制したのはSB、2回に山本選手のタイムリー、勝連選手の犠牲フライで2点を失います。
その直後、オマール選手がタイムリーで1点を返すと、3回は日下部選手の打球を相手野手がエラーし、逆転に成功します。
先発・松江選手もそれ以降は立ち直り、5回を投げ失点2でマウンドを降ります。
その裏の攻撃では1死2塁から日下部選手が二日連続のホームランで2点、阪口選手のタイムリーで1点を追加します。
6回は舘野選手が三者凡退に抑えると、直後に満塁のチャンスを作り、日下部選手が押し出しを選びます。
舘野選手2イニング目となる7回に大泉選手にタイムリーを打たれますが、続く藤野選手をサードゴロに打ち取ります。
8回は神田選手が1失点、9回は波多野選手が三者凡退で抑え、見事白星を納めました。
雨で流れた分の振替試合となったSB3軍戦、先発の田島選手は初回、自身のエラーとヒットで無死1・3塁のピンチを作ると、大泉選手にタイムリーを打たれ、先制を許します。
反撃は2回、先頭のオマール選手が四球で出塁すると、2死から小林選手、藤原選手も四球で満塁とします。
この場面から2番・今津選手が逆転となるタイムリーを放つと、モタ選手のタイムリーツーベース、アルバレス選手のタイムリーで5点を加えます。
3回の田島選手は大泉選手のタイムリーツーベースなどで2点を失いますが、それ以降は無失点で抑え続けます。
打線は4回、代わった風間選手から阪口選手の犠牲フライと藤原選手の押し出しで2点、5回に藤原選手のタイムリーなどで3点を加え、10−3とします。
しかし7回に登板した古殿選手が先頭の桑原選手にホームランを打たれるなどして3失点。
8回は遠藤選手が四者凡退で抑えますが、9回に登板した波多野選手が掴まります。
2死満塁のピンチから勝連選手、牧原巧選手、桑原選手の三者連続タイムリーで同点に追いつかれます。
10-10で迎えた9回裏、先頭のモタ選手がツーベースヒットを放ち、サヨナラのチャンスを作ります。
打席には途中出場の大城戸選手。
初球で送りバントを決めると、一塁へ送球した大城選手が悪送球。
2塁走者のモタ選手がそのまま生還し、サヨナラ勝利。
大差を追いつかれたものの、サヨナラでものにしました。
ホーム最終戦となったSB3軍戦、火の国は2回、6番・オマール選手のソロホームランで先制します。
しかし4回、山本選手のゴロの間に失点すると、5回に山口翔選手の暴投で逆転を許します。
7回に藤野選手のタイムリー、8回に2番手・神田選手が勝連選手、山下選手にタイムリーを浴び、2失点。
8回は小江選手が藤野選手、盛島選手に打たれ、スコアは1-8となりました。
打線もオマール選手のホームラン以降得点はなし。
最終回はチャンスを作るも後続がつながらず、ホーム最終戦を落としてしまいました。
24シーズン最終戦は北九市民での北九州P戦、松江-荒巻の投げ合いで始まりましたが、初回に和希選手にタイムリーを打たれ、先制を許します。
3回は横山選手にタイムリーを浴び2点目を失います。
松江選手は5回を投げ2失点で降板、この時点でKAL勝率2位・猿渡選手の勝率を上回ったため、最優秀防御率のタイトルが確定しました。
6回から登板した丹選手も宮本選手と中村道選手にタイムリーを浴びると、7回から登板した遠藤選手も宮本選手にタイムリーを打たれ、8回は吉村選手が暴投で失点します。
打線も散発の7安打に終わり、最終9回も先頭のアルバレス選手がヒットを打つも走塁死。
後続もつながらず、敗戦。
今シーズンを表す一戦でした。
同日に行われた大分B-SB4軍戦では大分Bが敗戦し、火の国と勝率で並びましたが、直接対決の成績により、火の国の3位が確定しました。
【まとめ】
76戦45勝29敗2分
KAL3位
首位北九州Pとゲーム差10.5、2位大分Bにゲーム差なし、最下位宮崎Sにゲーム差34.5
監督の電撃退任から始まり、KALの王座を北九州Pに許し、大分Bに上回られた1年、非常に苦しかった1年が終わりました。
優勝以外を経験しなかった火の国にとって3位は、とても不名誉な順位と言えるでしょう。
この状況を打破しないと、来年以降もこのような状況は続き、いわゆる暗黒時代へ突入しかねません。
オフの動向は注視すべきでしょう。
またKALが閉幕したため、タイトル獲得者も確定しましたが、
最多本塁打、最多打点:イスラエル・モタ
最優秀防御率、最多奪三振:松江優作
と2名が複数タイトルを獲得。
この二人はシーズン等して低迷に喘ぐ火の国を支えたMVPとも言えましょう。
今後のプレイバックについてですが、グラチャンは火の国の出場がなくなったため、取り上げません。
次回の更新は、宮崎でのフェニックスリーグ:PリーグにおけるIPBL選抜チームの試合結果となり、そこではサラマン戦士の成績を主に取り上げる予定です。
苦渋を飲んだ1年、来年こそ勝利の美酒は味わえるのでしょうか。
来年も継続して在籍される意思を持った選手たちはこの悔しさを来シーズンへの糧として欲しいと思っております。
何がともあれ、1年間ありがとうございました。