【回顧録#40】連覇への挑戦!!vs埼玉武蔵HB【グラチャン2023】
こんにちは、サク来です。
今回はグラチャン2023決勝戦、火の国vs埼玉武蔵HBを振り返ります。
そんちょうさんが狼狽する様子は上記noteをご覧ください。
2023年10月1日9時@サク来たちの宿泊先
いつもと同じような朝でした。
そんちょうさんと一緒に朝食バイキングを済ませた頃には、冷蔵庫くんは準備万端でした。
いつもと異なる点といえば、そんちょうさんが少しテンションが下がっていることくらい。
前日の埼玉武蔵HBの応援を見てからというもの、彼がbadに入っている状態に見えました。
9時ごろにホテルを出て、坊っちゃんへ到着したころには長蛇の列が作られていました。
同日10時ごろ@坊っちゃん
坊っちゃんの最寄り駅である市坪駅の改札口に近いところには広場があります。
駅からやってきた観客を待ち構えるは、埼武連。
靡く旗は観客だけでなく、普通の利用客も驚かせ、叩くフロアタムは公園全体へ響きました。
駐車場からこれを見ていた火の国の三人も例外ではなく、そんちょうさんはより青ざめていきました。
列に並ぶと、友情応援に駆けつけた蜂翔優羽会とshoさんは既に前方で待機していました。
ひーさんまーさんやとよさんなど、いつも藤崎台・山鹿市民で見かける皆々様と話していると、開門時間となりました。
この日もファンとスタッフが設営を協力してくださり、スムーズに進んでいる中で、三塁側から地鳴りのような音が聞こえてきます。
ゲートから現れたのは埼武連、そして埼玉武蔵ファンたち。
”HEAT BEARS ROOTERS”の横断幕と旗を掲げ、行進する様は、一塁側に衝撃を与えました。
ここでそんちょうさんがうなだれ、「ダメだ、あの応援には勝てない」と初めて弱気な言葉を口にしました。
サク来は焦りました。
もしここでそんちょうさんのパフォーマンスに影響が出ようものなら、火の国はあっという間に圧に飲み込まれてしまう。
サク来の思考回路は一瞬で、「憧れるのをやめましょう」と大谷翔平の格言を引き出し、埼武連への敬意を抱くそんちょうさんの気持ちを切り替えました。
この一言以外にこの状況を打破する術はなかったと今でも思います。
馬原監督の円陣もあり、火の国サイドのボルテージもMAXとなった中で、試合開始時間となりました。
火の国の連覇への挑戦が始まりました。
試合は宮澤-小野寺両先発による、白熱の投手戦が繰り広げられました。
火の国が先制したら、すぐさま武蔵が追いつき、お互いがチャンスを作っても、最大出力の投球で好機を逃す展開が続きました。
5回の守備で、埼玉武蔵HBが四球と安打でチャンスを作り、チャンステーマ9が発動しました。
威圧感がスタンドを埋め尽くす中で、宮澤投手は直撃するなどのアクシデントがありましたが、このピンチを断ち切ります。
そしてチャンスはすぐにやってきました。
1死満塁のチャンスの場面で、打席にはグラチャンは未だ無安打の中山選手。
小野寺投手の全身全霊の投球を弾き返すと、走者一掃のタイムリーツーベースとなり勝ち越しに成功します。
6回からは下川投手が相手打線を封じ込めると、打線は援護を行い、8回攻撃終了時には6-1と5点のリードを得ます。
最終9回、下川投手がワンアウトを奪うと、山口翔投手とチェンジします。
5番・根井選手を打ち取り、2死とした場面で、打席にはこの試合で現役を退ける清田選手が立ちます。
三塁側からは割れんばかりの清田コールが、一塁側からは山口翔投手への祈りのオーラで軋み合います。
フルカウントまでもつれ、最後は四球。
埼玉武蔵HB快進撃の立役者の最後の打席はフォアボールとなり、代走で一塁コーチャーとなると、惜しみない拍手がスタンドから湧き上がりました。
勝負は変わって、7番・片山選手。
ここでも直球が外れワンバウンドとなりフルカウントとなりますが、一塁走者が盗塁を試み、深草選手が二塁へ転送。
盗塁阻止でスリーアウトとなり、この瞬間、一塁側は今年一番の盛り上がりを見せました。
火の国は見事グラチャンを連覇しました。
同日15時ごろ@坊っちゃん一塁側
優勝監督インタビューや表彰が終わり、閉幕したグラチャン。
三塁側では埼武連がファンに向けた挨拶を行なっており、それが解散すると同時に、火の国からエール交換が送られました。
そんちょうさんが「ありがと ありがと 武蔵」とスリーコールを行い、向こう側もそれに応じる様子でした。
コールが終わろうとしたその瞬間、そんちょうさんが蜂翔優羽会のYさんのドラムとマレットを半ば強引に奪いました。
続け様に行なったのは、「エンターテイナー」。
のちにそんちょうさんは「この瞬間が応援団人生で一番気持ちよかった」と振り返ります。
三塁側からも労いの言葉と共に、「来年はうちらが勝つんで」との宣戦布告とお返しのスリーコール。
本当に連覇したんだなぁとサク来も初めて実感が湧きました。
同日18時ごろ@フェリーの甲板
片付けを済ませ、スタンドから撤収し、締めの一本締めを終えてからshoさん、蜂翔優羽会と別れました。
階段を降りると、武蔵ファンが陣取っており、埼武連に挨拶をして、サク来たちも帰路につきました。
フェリーの時間ギリギリの中で、なんとか間に合ったサク来たち。
車から降りると、びっくり。
ひーさん・まーさんをはじめとした火の国ファンでいっぱいでした。
勝利の宴は1時間ほど続き、潮風を浴びながら余韻に浸りました。
大分へ到着してからは、北九州まで向かい冷蔵庫くんを護送。
その後、そんちょうさんの家まで向かい、サク来は一人で家に帰りました。
帰ってきたのは0時ごろ。
夢のような一日はあっという間に終わりました。
今回は以上です。
もうあの日から1年以上も経ったと考えると、時の流れは早くなる一方ですね。
グラチャン2023の振り返りは以上となります。
次回は何を振り返りましょうか。