【プレイバック#10】首位の座を死守せよ(2023.7.25-8.6)
こんにちは、サク来です。
今回のプレイバックでは、平日開催の北九州P戦、大分Bでのビジター戦、8月最初の宮崎S戦、計8試合を振り返ります。
右の荒巻選手に対して左打ちの選手を多く起用したサラマンダーズ。
2回、この日来日後初めて4番に座ったアルバレス選手が引っ張り方向に運ぶホームランで先制します。
火の国先発の松江選手は初回・2回を三者凡退に打ち取り、抜群の状態を見せます。
3回は味方のエラーとヒットでピンチを背負いますが、2番・宇土選手をフライに打ち取り、脱します。
松江選手は最終イニングとなった8回まで111球を投げ、被安打6に四球1で失点1。
一方の打線は6回にアルバレス選手が再びライトスタンドにぶち込むと、8回に深草選手のツーランなどのホームラン構成で点差を広げます。
8回、モタ選手を空振り三振に打ち取り9回に向かうとなったところで、落雷によりコールド。
先日の山鹿でのコールド負けの借りを返すことに成功しました。
大分との4連戦初戦。
先発は宮澤選手でしたが、2回に7番・久保田選手にスリーランホームランを浴び3点のビハインドを負います。
3回には川上選手と新加入の岩下選手にタイムリーで追加点を入れられ、宮澤選手はこの回限りで降板。
2番手の古殿選手も4回に川上選手に打たれると、5回には再び川上選手がタイムリーを打つと、河野選手にスリーランホームランを浴び、計5失点。
打線は5回にアルバレス選手と中山選手のタイムリーなどで3点を返しますが、先発の辻選手・2番手の木戸選手の攻略に苦しみました。
7回に中山選手のタイムリースリーベースヒットで2点を返しますが、直後に失点。
最終スコアは5-11と投打ともにいまひとつな試合となってしまいました。
先発は下川選手でしたが、終始不安定な投球が続きました。
初回に岩下選手にタイムリーツーベースを打たれ、いきなり失点。
しかしこの日の打線は昨日よりも冴えており、直後のイニングに大﨑選手のタイムリーと高山選手の犠牲フライで逆転します。
3回にもサンチェス選手のタイムリーで追加点を挙げますが、直後に3点を失い再び追う展開に。
4回は深草選手が犠牲フライを放ち、試合を振り出しに戻しましたが、その裏にグスタボ選手のツーランホームランを浴び、この時点で下川選手は7失点。
6回のマウンドにも上がりましたが、内川選手のタイムリーツーベースで3点を失い、この日の全失点は下川選手からとなってしまいました。
打線は6回に高山選手の犠牲フライで1点を、最終回に仲村選手のタイムリーツーベースで2点差までに迫りますが、反撃もそこまで。
これで火の国は大分Bに3連敗を喫しました。
火の国は初回と2回、満塁のチャンスを作りますが無得点に終わります。
先発は菅原選手。
初回から安定しており、3塁を踏ませない投球を続けます。
スコアが動いたのは3回、三度満塁のチャンスを作ると9番・髙山選手の押し出しで先制。
続く大﨑選手もタイムリーで追加点をあげ、2点を先取します。
さらに4回は先頭のアルバレス選手がスリーベースヒットでいきなりチャンスメークすると、続く中山選手のセカンドを襲う内野安打で3点目を得ます。
5回に小林選手が4号ソロを放ち、6回はサンチェス選手がタイムリーを放ち、これで5-0。
菅原選手は7回も無失点に抑え、完投勝利を予感させる投球を続けましたが8回、大分打者が放ったピッチャー返しの球が菅原選手の腹部に直撃し球場は騒然。
治療後、元気な姿をみせマウンドに再び上がりましたが直後に2連打を浴び、降板。
2番手・石本選手が見事に火消しをしました。
9回は水野選手が2失点しますがリードを守りきり試合終了。
これで菅原選手はKAL初勝利を挙げました。
江口-松江の投げ合いで始まった竹田での一戦。
1回はどちらとも先頭打者が出塁しますが、無得点に終わります。
中盤までゼロ更新ゲームでしたが8回。
先頭の代打・晴樹選手がツーベースヒットで出塁すると、4番の中山選手がセンターへのタイムリーを放ち、均衡を破ります。
さらに9回にはアルバレス選手の押し出しと中山選手の犠牲フライで2点を加えます。
打線の援護をもらった松江選手は最終9回まで投げ抜き無失点、無四死球で被安打6。
勝ち星を握り、今季2度目の完封勝利となりました。
怒涛の勢いに乗る北九州Pに立ち向かったのは宮澤選手。
初回にアルバレス選手のゴロの間に1点を先制しますも、その裏にモタ選手に6号スリーランで逆転を許します。
さらに次の回にコウキ選手にプロ初ホームランを浴びた宮澤選手は2回5失点でKO。
2番手には江藤選手が託されましたが、3回に失策で1点を失ってしまいます。
ですが火の国打線は4回から点火し、山本選手のプロ初ホームランを放ち満点のバット投げを見せると、続く深草選手も二者連続ホームランを放ちます。
さらに押し出し死球などでこの回4点を返した火の国。
江藤選手も粘りを見せましたが6回に9番・宇土選手にホームランを打たれ2失点。
再び点差をつけられました。
打線はその後出塁し複数回チャンスをするも決め手にかけ、7回の大﨑選手のタイムリーの1点止まりとなってしまいます。
2点ビハインドで迎えた9回。
大江選手が8回に引き続き登板しますが、先頭の瀬井選手に死球を与えてしまいます。
大江選手を切り、北九州Pは5番手のパク選手を登板させますが、四球。
すると再び北九州Pは投手交代、6番手・藤本選手が登板すると火の国打線が大爆発。
この日2回にプロ通算100安打を達成した髙山選手がバントヒットが相手の失策を誘い1点を誘うと、すぐさま変わった7番手・高良選手は四球を与え再び満塁に。
8番手・タバーレス選手からは松本陽雅選手、中山選手のタイムリーなどで4点を奪い、9番手の金本選手に対しては晴樹選手がタイムリーツーベースを放ち3点を追加。
10番手にはなんとモタ選手が野手登板する羽目となり、火の国は9回だけで9得点を挙げ、怒涛の追い上げを見せました。
裏の守備は石本選手が1失点で抑え、試合終了。
3回終了時点では5点差でしたが、最終結果は6点差となった怒涛の馬鹿試合となりました。
試合が動いたのは2回の表。
宮崎Sの8番・藤川選手のタイムリーで2点を追う展開となりました。
火の国は5回、先頭の深草選手がプロ通算100安打目となるツーベースヒットで出塁すると、大﨑選手とアルバレス選手のタイムリーで同点に追いつき、先発の松江選手を後押しします。
松江選手はその後、宮崎打線を三振の山に打ち取りますが6回、今津選手に1号ホームランを浴び、勝ち越しを許します。
火の国はその後も出塁しますが、あと一歩まで届かない展開が続きます。
最終9回、6回からマウンドを託されていた山科選手を攻め立て、1死2・3塁のチャンスをつくりました。
迎えるは、4番に座った中山選手。
山科選手が投じた直球は捕手が構えていた位置よりも大きく下に逸れ、ワイルドピッチ。
その間に走者が二人とも生還し、まさかの逆転勝利。
あっけない幕切れでした。
初回から大暴れした火の国打線。
先頭の松本陽雅選手がヒットで出塁すると、すかさず盗塁。
続く大﨑選手のヒットはタイムリーとなり、いきなり先制に成功します。
その後は仲村・大﨑選手らが守備の乱れを誘うと、中山選手のタイムリー、再び大﨑選手のタイムリー、押し出しで7点を奪い、試合を決定付けます。
さらに仲村選手のスリーランホームランでこの回10点を奪って見せました。
その後も2回に髙山選手のタイムリーで2点を追加すると、4回は山本選手のホームランと髙山選手のタイムリーで2点、5回には山本選手のタイムリーで2点と、大爆発しました。
投手は前回登板で初勝利を挙げた菅原選手。
6回1失点にまとめると、7回は藤岡選手のひさびさの登板。
3者凡退に抑え、7回コールド勝ちを納めました。
コールド勝ちから一夜経ちましたが、打線は燃え尽きることなく炎を巻き上げました。
初回に先頭打者・瀬井選手がKAL初アーチを架け、先頭打者本塁打で先制します。
2回は山本選手の二日連続のホームランとタイムリー、中山選手のひさびさのホームランに押し出しで一挙8得点を挙げます。
追撃は止まらず、3回に晴樹選手のタイムリーなどで4点を、4回は仲村選手のタイムリーツーベースで2点を加え、15点差をつけます。
先発の下川選手は5回に宮下選手にツーランホームランをお見舞いされますが、失点はその2点のみ。
その後は小江選手、直近の試合で不調だった宮澤選手が登板し無失点。
規定により試合終了となり、二日連続のコールド勝ちを達成しました。
【まとめ】
8戦6勝2敗(通算53戦35勝14敗4分)
(記事執筆現在)KAL1位
(2位北九州Pとゲーム差5.5、3位大分Bとゲーム差11.0、最下位宮崎Sとゲーム差32.5)
劇的勝利や圧倒的勝利を見せつけ、北九州Pとゲーム差を話すことに成功しましたが、予断は許さない状況です。
投手では菅原選手が移籍後初勝利を収めたり、石本選手が好リリーフを見せ、2勝したりした一方、宮澤選手が苦しむなど100%の状態ではないと言えます。
打者では山本選手が2本塁打を記録すると、深草・髙山選手がプロ通算100安打を達成し、依然好調を保っています。
さて、KAL各球団の残り試合数を見てみると、
火の国:23試合
北九州P:22試合
大分B:18試合
宮崎S:17試合
火の国が最も遅い試合消化であることが分かります。
残り23試合を8・9月で消化するとなりますが、猛暑が続いて台風などの悪天候が続く日も予想される中での試合日程は過酷なものだと考えられます。
実際、8/11~17の7日間で6戦が繰り広げられ、しかも台風の可能性が高いと予報されています。
グラチャンまでに消化しなければならない残り試合をどう消化しつつ、安定した地盤を作っていくのか、大きな課題がのしかかります。
次回の試合は山鹿市民での北九州P戦。
”北九州には負けれない”、どれだけ過酷な日程でもこれだけは忘れてはなりません。
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