【プレイバック＃９】立ち込める暗雲（2023.7.15-）
こんにちは、サク来です。
今回のプレイバックでは、山鹿市民での大分B戦、西都原での宮崎S戦、計7試合を振り返ります。
火の国4-3大分B ○猿渡 ⚫︎宮澤 H辻 S福地 本塁打 新太郎4
先制したのは火の国。
この日から4番に抜擢された大﨑選手がタイムリーを放ち、早速期待に応えます。
先発の宮澤選手は序盤、大分打線を封じ込めます。
しかし、5回の守備でエラーで同点に追いつかれ、なおもランナー二人を置いて迎えた1番・新太郎選手にスリーランホームランを打たれ、勝ち越しを許します。
火の国は８回に山口嶺生選手の振り逃げの間にラッキーな形で1点を返し、最終回もアルバレス選手のタイムリーで1点差に迫ります。
しかし、福地選手を攻略しきれずゲームセット。
これで引き分けを挟んで3連敗となってしまいました。
火の国13-3大分B（7回コールド勝ち） ○下川 ⚫︎來間 本塁打 川原3
連敗ストップのマウンドを託されたのは、下川選手。
初回に中川選手の送りバントの間に、守備の乱れが発生し失点しました。
嫌な流れが漂う山鹿市民でしたが、2回の攻撃で怒涛の攻めを披露します。
1死1・3塁の場面で、8番・小林選手のタイムリーで同点に追いつくと、続く晴樹選手がタイムリーを放ち勝ち越し。
クリーンナップに回ると、仲村選手のタイムリーツーベースで、この回一挙5点を得ます。
3回には再び、小林選手と晴樹選手がタイムリーを放つと、髙山選手の犠牲フライで3点を追加。
さらに、4回には山本選手の犠牲フライ、5回に仲村選手のタイムリー、6回に押し出しとアルバレス選手のタイムリーと毎回のように得点を重ね、13点にまで伸ばしました。
下川選手は4回に失点しますが、5回2失点と試合を作ると、2番手の菅原選手も2回1失点で反撃を許しませんでした。
菅原選手が7回を抑えると、規定により7回コールド勝ちを納めました。
火の国2-3大分B ○ラモス ⚫︎松江 H木戸、辻 S福地
前日のコールド勝ちから一転、貧打に苦しんだ一戦でした。
火の国打線は先発のラモス選手を打ち崩すことができず、6回を終え無安打に抑えつけられました。
先発の松江選手は2回に高橋選手・中野選手のタイムリーで2点を失いますが、それ以降は8回まで無失点に抑える好投を見せました。
しかし打線が中々振るわず、7回は木戸選手、8回は辻選手を打ちあぐね、ついに9回を迎えます。
守護神・福地選手を送り込んだ大分Bは、先頭打者のアルバレス選手に死球を与えますが、2番・髙山選手を空振り三振に抑えます。
続く3番・仲村選手に投じた2球目、レフト前に落ち、ノーノー消滅。
さらに代打・中山選手がタイムリーを放ち完封負けも阻止したサラマンダーズは、続く山本選手の打席で暴投を誘発し、1点差までに迫ります。
しかし、最後は空振り三振に終わり、試合終了。
危うく継投ノーノーを達成を許す試合となり、非常に悔しい一戦となりました。
火の国7-6宮崎S ○小江 ⚫︎冨樫 H水野、徳橋 S石本 本塁打 藤原4
西都原での宮崎S戦、先発の宮澤選手は2回、5番・藤原選手にツーランホームランを浴び、ビハインドのスタートを切りました。
4回にアルバレス選手のタイムリースリーベースで1点を返しますが、すぐさま1点を追加され点差を縮められません。
5回にはさらに3点を追加され、点差は4点。
6回に1点ずつ入れ、2-6と苦しみつづけますが8回の攻撃。
先頭のアルバレス選手が四球で出塁すると、無死満塁のチャンスを作り打席には途中出場の瀬井選手。
レフトへの犠牲フライで1点を返すことに成功すると、続く山口嶺生選手、髙山選手のタイムリーで1点差に詰め寄ります。
なおも2死満塁とし、2番・仲村選手がタイムリーを放ち2点を取り、逆転に成功しました。
9回は徳橋選手が4者凡退で締めくくり、逆転勝利を収めました。
勝利投手は7回に登板し、プロ2試合目の登板となった小江選手。
プロ初白星となりました。
火の国3-6宮崎S ○山科 ⚫︎下川 本塁打 宮下2
先発投手の下川選手は立ち上がりに3連打で無死満塁のピンチを作ると、4番・平湯選手、5番・藤原選手のタイムリーで3点を、さらに宮下選手のツーランホームランと、初回に5失点を喫します。
この日の打線は相手先発の山科選手に抑えられ、5回の有田選手のタイムリーと6回の小林選手のタイムリーなどで計3点を返しますが、反撃も乏しいものでした。
最終9回まで山科選手に抑えられ、敗北。
初めて宮崎Sに黒星を喫してしまいました。
23シーズン 7/23 vs宮崎S:ダブルヘッダー第1試合@西都原
火の国5-1宮崎S（7イニング制） ○古殿 ⚫︎佐々木
ダブルヘッダーの第1試合、火の国は初回に仲村選手のタイムリーツーベースで1点を先制します。
先発は菅原選手は前日の悪い流れを予感させる中、打たれつつも粘り強く投げ続け、4回を投げ1失点に抑えました。
一方打線は、2回にも仲村選手の打席でのワイルドピッチと中山選手のタイムリーで3点目を挙げると、5回にもアルバレス選手のタイムリー、髙山選手の犠牲フライで2点を追加しました。
菅原選手の後を託された2番手・古殿選手は一安打も許さず、規定により7回でゲームセット。
宮崎相手に連敗は許しませんでした。
23シーズン 7/23 vs宮崎S:ダブルヘッダー第2試合＠西都原
火の国10-7宮崎S（7イニング制） ○山口翔 ⚫︎小林 H小江 本塁打 晴樹4、小林3
火の国は初回、2番・晴樹選手のホームランで1点を先制しました。
ダブルヘッダー第2試合先発は、火の国移籍後初めてとなる江藤選手。
大分B時代は先発としてプレーしていた江藤選手でしたが、初回から藤原選手・宮下選手の連続タイムリーで逆転を許します。
2回のマウンドにも上がった江藤選手は無失点に抑えると、3回からリリーフを投入。
連投となった2番手の山口翔選手でしたが、四球と安打で無死満塁のピンチを背負うと、押し出し2つとタイムリーで3失点を許してしまいました。
逆転を伺う火の国は直後の攻撃、先頭のアルバレス選手が四球で出塁すると、7番・小林選手が沈む球を振り抜きレフトポール側にぶち込むツーランホームラン。
2点差に戻した火の国は、ここから怒涛の反撃を開始します。
2死満塁とチャンスを作ると、5番・仲村選手のタイムリーで同点に追いつくと、続く中山選手のタイムリーで逆転。
さらに続くアルバレス選手もタイムリーを放ち、この回一挙7得点で優位に立ちました。
引き続き4回のマウンドに登板した山口翔選手は1失点、5回には3番手・小江選手がピンチを作るも2イニングを無失点に抑え、再びの逆転を許しません。
6回にも晴樹・アルバレス両選手のタイムリーで2点を得たサラマンダーズ、最終回は水野選手が1失点でまとめ、試合終了。
なんとか逆転することに成功しました。
【まとめ】
7戦4勝3敗（通算33戦24勝9敗4分）
(記事執筆現在)KAL1位
(2位北九州Pとゲーム差4.0、3位大分Bとゲーム差4.0、最下位宮崎Sとゲーム差27.0)
勝ち越しにこそ成功しましたが、前半戦で見せた圧倒的な力は出せておりません。
特に絶対に負けられない宮崎S戦では、初めての敗北を喫してしまいました。
他球団に目を向けてみると、2位の北九州Pが7連勝をマークしており、ゲーム差もじわじわと迫ってきております。
暗雲が立ちこむ様子ですが、良い話も出てきております。
投手陣では、前半戦出番が少なかった小江選手が2試合を無失点に抑え、プロ初勝利＆初ホールドを記録。
投手最年少である小江選手の巻き返しに注目しましょう。
野手ではアルバレス選手がハイアベレージに加え、7試合で9盗塁と機動力を披露。
晴樹選手、松本陽雅選手などの先頭打者争いに名乗りを上げ、得点力の増加に期待しましょう。
次回の試合は筑豊緑地にて、2位・北九州Pとの一戦となります。
黒い雲を切り裂く快打・快投に期待しましょう。