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韓国観劇旅 2024年10月(Kinky Boots)

 舞台を観るために約5年ぶりに韓国に行ってきました。ということで、記憶が薄れる前にこの大切な経験を書き留めておきたいと思います。観劇ヲタクが思いのままに書き連ねるnoteです。よろしければお付き合いください。特に、韓国で舞台観たことないよ、という人に届けたい。韓国の舞台、面白いぞ。

※ほんとは観たもの(3演目)全部いっこのnoteにまとめようと思ってたんですが、いっこいっこの舞台で書き残したいことが多くなっちゃったので演目別にnote分けます。


1.Kinky Boots(キンキーブーツ)

 韓国での初演は2014年(ちなみに日本は2016年)そこから10年!ということで、今年2024年はKinky Yearと銘打って現地はめちゃくちゃ盛り上がっておりました。事前イベントとかもいろいろあったのですが、さすがにそのへんは参加できず(インスタ眺めながらずっと「いいなーいいなー」って言ってました)キンキーブーツは日本でも来年やりますので「どんな話?」という方は日本版サイトをぜひ。

 韓国の10周年お祭り感は、こっちでイメージつかんでいただければ。


チケット

 チケットの取り扱いはインターパークグローバル。アカウント持ってなかったのでアカウント作るところからやりましたが、特に困ることもなくチケット予約までできました。チケットの取り方とかは諸先輩方が詳細な記事をたくさん書いてくださっているので「インターパーク チケット 予約」とかで検索を(途中から日本のeプラスからも買えるようになってました。このへんはまた別noteでまとめられたら…)

※大前提として、韓国の舞台チケットは抽選ではなく「よーいどん!」で好きな日の好きな席を取りに行くスタイルです。劇団四季のチケット取りをご存じの方は、あれと同じものをイメージしてください。公演期間が3カ月くらいあるものがほとんどなので、チケットオープンも数回に分けられてます。

 座席の種類は5種類。細分化ものすごくありがたい。
・Milano Seats 170,000ウォン(ピンク)
・VIP席    170,000ウォン(紫)
・R席     140,000ウォン(緑)
・S席     110,000ウォン(水色)
・A席     80,000ウォン(オレンジ)

 今、ややウォンに対して円が弱いので(2024年10月現在)、↑の金額から0をいっことって少し金額上乗せしたくらいが日本円だとイメージしてください。日本よりチケット代ちょっとお高めです。これに手数料が少し乗ります。超個人的には、日本の座席ガチャが本当に本当に本当に本当に嫌なので、席種と位置を自分で指定できるのとても好きです。

キャスト

 2024年韓国公演、メインをはるチャーリーとローラはクワトロキャスト。しかも全員キンキー経験者というゴージャスさ。そのうち私が観劇した組み合わせは以下の通り。

 ①チャーリー…イ・ソクフン、ローラ…パク・ウンテ
 ②チャーリー…キム・ソンギュ、ローラ…チェ・ジェリム

 結論:どっちも最高

 ただのキンキーブーツ大好き人間の感想としてはこの一言に尽きるんですが、私は特にローラへの思い入れが強い自覚があるのでそちらの話をしますね。

◆パク・ウンテさんのローラ
むっっっちゃくちゃかわいい。ずっとキャッキャしてる。肩のあたりでおてて揺らしてるローラ、ひたすらかわいい。
ビジュアルが出たときに一人だけメイクが軽めだったので「これは本番は他のローラたちみたいにゴリゴリメイクになるのかな?」とふんわり思っていたのですが、結局そのままの(他のローラと比べると控え目の)メイクで舞台に立たれてました。が、それでも間違いなくローラ。ものすごく美しいしかわいいしで最高なんですが??日本版のキンキーが好きな人はウンローラ(=ウンテさんのローラ)好き!ってなる方が多いかもしれないな~という気がします。結構遊んでる部分も多かった印象。これは役者さんの力量だなぁ、、、

◆チェ・ジェリムさんのローラ
マジで圧倒的でした。いや、あのね???韓国の役者さんてどなたも歌がうまいのは大前提なので、聴いてて凄い歌唱力の方しかいないんですよ。それは私も知ってるんですが。ジェリムさんのローラの圧、というか。歌声もそうだしお芝居としても「圧」を感じるんですよ。私が、ローラ!!みたいな。存在感が凄い。すべての光が吸い込まれてた。そんで発光してた。会場の空気をまるっと飲み込む感じ。観てる側が問答無用であのローラにひっぱられる感じ、本当に本当に大好きです。

こうなってくるとクワトロキャストの他2名のローラも観たい、、、という気持ちになるんですがそんなすぐに渡韓できないっていうね!!!悲しい!!!観たいよおおおおお!!!!チケットください!!!

ローラ以外では以下のキャストさんたちが凄かったなぁという印象。

★ローレン役:キム・ジウさん
ローレンて癖の強めなお芝居が求められるというか、そのほうがコミカルで面白いというか。でもふざけているように見えて、お芝居としては超完璧なんですよ。当然ですが歌も最高。みてて「うっま…」って思わず声が出たローレンでした。お写真が見当たらない、、、
※お写真公開されてました!!(2024/10/16)

★Angel:주민우さん(読み方に自信ないのでハングル表記で…)
エンジェルってソロで歌うところ多くないんですよね。エンジェルズの集団で歌ってる時間のほうが長い印象。で、ローラとドンが戦うときにマイク持ってこの方がソロで少し歌うんですが、まーーーーーーーうまくてびっくりしちゃった。え、え、え!って。主役級の貫禄。もっと歌って!ってなった。Angelの稽古場動画もリンクさせておきますね。

※この中に2014年の初演からずっとAngelやられてる方が2名いらっしゃるんですよ…どうなってんだすげぇ…

客席

 明らかに日本と違うな、と思ったのが客層。男性比率がとても高い。数えたわけではないですが3割かちょっとそれより多いくらいは男性がいたように思います。年齢も若い方からお年を召した方まで。だいたい誰かと一緒に観劇されてたように思います(お友達、恋人、パートナー 等)これは演目の影響もあるかもしれない。
 私の席の近くに座っていた方でいわゆる「観劇マナーがなっとらん」みたいな人も特に見かけず。上演中の私語とか、前のめりとか、横に揺れるとか、そういうのもなかったのでストレスなく観劇できました。ありがてぇ!!!あ、ちなみに双眼鏡をずっと構えてる人たちはいました。これは韓国も共通なんだなぁと、ヲタクはにこにこしてしまうのでした。
 もういっこ日本と違ったところ。曲が終わって拍手が起こると同時に確実に歓声があがるところ。日本は拍手はするけど声はあげないケースが多いかなと。それとカーテンコールがはやい。日本だと2回、3回とキャストが舞台に出てきてご挨拶することが多いんですが(そしてスタンディングオベーションが発生するのが2回目以降のコールの時)、韓国キンキーはカーテンコールになった瞬間に全員立つ、そして何回も出たり入ったりしないでスパッと一回で終わる(潔い)拍手でキャストを呼ばない、キャストが下がったら一斉に帰る!(勢いがすごい)こういうところも違いとして面白いなぁと思ったのでした。

グッズ

 グッズ、種類としては結構多めかな?と思うのですが、残念ながら売り切れのものも多々あり(みんなだいたい欲しいもの一緒)私はプログラム、インセンス、ステッカーセット、MagSafeカードケース、光るブレスレット、ローラのアクリルキーリングを購入。すべては勢いです。

 会計はカード支払いが一番速いのでほぼ全員カード会計でした(あと、会場が新韓カードの名前を冠してるというのもあり新韓カード使うと会計がちょっと有利とかなんとか…耳にしましたが本当なのだろうか)
 カード支払いが当たり前すぎて、処理してくださる方たちの動きが爆速なんですよ。日本の舞台でカード決済っていうとちょっと待ちの時間が発生するイメージなんですが、韓国はこっちがバッグにものをしまおうとしているタイミングでもう決済終わってカードが戻ってきてました。いや、ちょっと待ってほしい(のんびり農耕民族)

会場の写真

最初に観た日のキャスティングボード
会場内の柱にはキャストのお写真
ウンテさん写真撮るの大変だった
別日のキャスティングボード。開演前がこれで…
終演後はそれぞれの役に変身!!(最高)
小さいキャスティングボードもちゃんと変身
外壁もこんな感じでキンキーだらけ👠

おわりに

 ずっと観たいと思っていた韓国版キンキーブーツをやっと観ることができました。しかも記念の年に。私の韓国語レベルは超初心者レベルなので、正直なところセリフのスピードには全然ついていけません。でも、ストーリは分かっているので、時々聞き取れる単語やフレーズをつなぎ合わせながら「あ、いまあのシーンのあのセリフを言ったんだな」みたいなのをふんわり理解しながら観てました。それでも十分に楽しい。何より歌がうめぇ。つまり、また観たい、という結論に至りました。楽しかったー!!!

次のnoteは韓国版ベルばらです…(もしくはもうひとつのほう)


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