虎に翼64話(一美)
翔け!梅子
轟「ほらぁ 家庭裁判所の佐田がラジオに出るぞ〜」
インタビュアー「連日 か弱い ご婦人方が相談に来られているとも…」
寅子「ただ…私は ご婦人方を か弱いとは思っておりません。
裁判所を訪れる ご婦人は
世の中の不条理なこと
辛いこと、悲しいこと と
戦ってきた
戦おう としてきた
戦いたかった方達です。
それが 法律が変わり
家庭裁判所ができて
やっと 闘うことができる。
報われる...
誰かの犠牲にならずに済むようになった。
私は女性たちが 自ら、自分の幸せを掴み取って欲しい
と思っていますし
その お手伝いができたらな…と常々思っております」。
*ここまで↑この64話の伏線ですね
一美
多岐川「つまり 愛の裁判所なんですよ 家庭裁判所は。
国民の裁判所です。
来月、家庭裁判所主催
『愛のコンサート🎵』を開催致します」
……………
小橋「ラジオ効果かぁ
やっぱり凄いな 多岐川さんは」
うなぎ屋さんの帰り道…
小橋「見ろよ あんなトコロで…お盛んな こって」
男女が抱き合ってる
寅子「やめなさいよ!
ジロジロ見るのは」
と言いながら…
そっちを見る寅子
「…ぇ 光三郎ちゃん⁉︎」
……………
轟とよねの事務所
よね「どいつも こいつもクソだなぁ 男ってのは…」
轟「男を 全部 ひとまとめにするな!」
「こんなの私…
抱えきれないわ」と 寅子
よね「抱える必要は無い!
はっきりさせるだけだ」
*抱えきれない案件を持って 飛び込んできた寅子を よねは受け入れているではないですか!
……………
姑、常「おぞましい」
兄「いつの間に そんな仲になったんだ」
光三郎「それは…」
妾、すみれ「二人で『駆け落ちしよう』って言ったでしょ。でも それじゃお母さんが不憫だって…」
梅子「光三郎…何かの間違いよね」
梅子「彼女は…お父さんの お妾さんで…」
光三郎「好きなんだ!
僕が彼女を幸せにしたいんだ」
梅子に…
すみれ は
「ごめんなさいねぇ
いつも あなたから大切なものを取り上げてしまって」
勝ち誇ったように 嘲笑
三兄弟が揉める 中
タガが 外れたように
突然
泣きながら
狂ったように笑い出す梅子
三兄弟
ギョッ‼︎ として…
「母さんっ‼︎」
梅子「あーーーーもう ダメ!
降参!
白旗🏳️を振るわ
私は 全〜んぶ失敗した
結婚も
家族の つくり方も
息子たちの育て方も
妻や 嫁としての生き方も
全部っ‼︎」
*負けを認めた梅子さんは
カッコいい! 一美
梅子「いいのよ 光三郎
あなたは自分で選んだ道を進めばいい」
梅子「私は全てを放棄します
相続分の遺産も
大庭家の嫁も
あなた達の母としての💢!
務め💢も‼︎」
梅子「全〜んぶ捨てて
私は ここから出て行きます!
お母さま(姑)のことは
兄弟3人で話し合いなさい」
梅子「育ててあげられなくてゴメンね」
*↑ ここが 響いて…
一美:泣く
梅子「お互い 誰かの せいにしないで 自分の人生を生きていきましょう
ごきげんようっ‼︎」
背 を向け
ふすまをバッ! と開けて
梅子 退場
リセット!
……………
大庭家の 一件は
調停委員①「妻の梅子さんが 相続を放棄されました」
調停委員②「その途端、3人の息子さんが 3等分に財産を相続することで合意しましてなぁ」
……………
裁判官と 相続問題の関係者という間柄でなくなった
寅子と梅子
『竹もと』で…
寅子「調停委員の長峰さんの
話だと 最後の挨拶に 息子さん達3人でいらしたそうです」
寅子「あの…お聞きしてもいいですか?
民法第730条について」
梅子「『直系血族、及び
同居の親族は 互いに たすけ合わなければならない』のよね」
梅子「私は腹が立った!
『たすけ合う』って言葉で
また全〜んぶ 私のような人間に面倒を押しつける気だな…って
だから
息子達に
押し付け返してやったの」
*押し付け返しても
なんだかんだ言って "おばあちゃん子の息子達は 話し合って うまくやる
*梅子には そう見通しが立っている 一美
また 寅ちゃんと
法律談義できるなんて…ね
梅子と ただの友人同士に戻れたことが嬉しい 寅子
一美