見出し画像

日本神話と旧約聖書・創世記の話

日本神話といえば、みなさんは何を思い浮かべますか?
ほとんどの方は天照大神(天照皇大神)ではないでしょうか?
実は、天照大神がユダヤ教の聖典『ヘブライ語版聖書(旧約聖書)』の創世記のイブと同一ではないのか?
と、僕は考えました。
みなさんは、そんなことあるかー!!と思われるかと思いますが、意外と似ているのです。
ここで、創世記のあらすじをざっくりと説明すると
1.天地創造
2.失楽園
3.ノアの箱舟
4.バベルの塔
5.アブラハムの生涯
6.イサクの生涯
7.ヤコブの生涯
8.ヨセフの生涯
が1章から50章という長さで書かれています。
この中でエデンの園の話になりますが
神は
アダムを助けるためにイブを作られました。
アダムの体の一部(肋骨を引き抜いて)を使ってイブが誕生しました。
この話を日本神話に置き換えますと、伊邪那岐命は穢れを祓うために、海辺にて禊を行いました。
この時、伊邪那岐命は左目を洗った時に、天照大神が生まれました。
これだけだと、似てるね…で終わりますが、伊邪那岐命がなぜ穢れを祓う禊を行うことになったのか?を考えないといけません。
なぜそうなったのかは、簡潔にいうと
--------------------------------
伊邪那美命が、火の神である火之迦具土神を産んだために陰部に火傷を負って亡くなりました。
悲しんだ伊邪那岐命は伊邪那美命に会うために、黄泉の国へと行きました。
死後、伊邪那美命は自分に逢いに黄泉の国までやってきた伊邪那岐命に腐敗した自分を見られたことで、恥をかかされたと怒り、恐怖で逃げ出した伊邪那岐命を黄泉の国の兵と共に追いかけました。
しかし、黄泉国と葦原中津国を繋いでいる黄泉比良坂で、伊邪那美命に対して伊邪那岐命が1000人引きの大岩で道を塞ぎ会えなくしてしまいました。
伊邪那美命は閉ざされた大岩の向こうの夫にむかって「愛しい人よ、こんなひどいことをするなら私は1日に千の人間を殺すでしょう」と叫ぶと、伊邪那岐命は「愛しい人よ、それなら私は産屋を建てて1日に千と五百の子どもを産ませよう」と返した。
この時、伊邪那岐命と伊邪那美命は離縁しました。
この後、伊邪那美命は黄泉の主宰神となり、黄泉津大神、道敷大神と呼ばれる黄泉の神になりました。
伊邪那岐命は、この時に黄泉の穢れを祓うため禊を行いました。
この禊で数々の神様を生みましたが、その中の一柱の神様が三貴神の天照大神です。
--------------------------------
以上が、伊邪那美命が亡くなってから天照大神の誕生までの日本神話の国生みの話になります。

ここで少しだけ、事前にお話をしますが…
イブの夫であるアダムは原初の人間ではありません。
アダムは世界で2番目に誕生した男性です。
イブもまた世界最初の女性ではなく、2番目に誕生した女性です。
この世の最初に生まれた男性は、カバラで『アダム・カドモン(土から創られた完全体の男性という意味)』と呼ばれています。
当リタ派でも、『アダム・カドモン』を原初の人間であり、神が創りたもうた完全体として認定しております。
そして、最初に生まれた女性は、『リリス』とされています。
当リタ派でもリリスを最初の女性であるとしています。
ここで、リリスについて軽く説明をさせてもらいます。
--------------------------------
神秘派では、深い水底から生まれ出たアダムの前妻とされています。
イブが創られると天使により楽園から追放されてしまいました。
楽園を追放されてからは、男性を憎み結婚を妨げたり、生まれる子どもを殺して魂と肉を食べる夜の悪魔となりました。
--------------------------------
以上が、アダムの前妻であるリリスの説明になります。
みなさん、このリリスの話と伊邪那美命の話は似ていませんか?
死亡と追放、神と悪魔、黄泉の国と夜の違いはありますが、ほぼ似ていませんか?
そして、別れた後に、アダムはイブの誕生に関わり、伊邪那岐命は天照大神の誕生に関わっています。
イブは、その後イスラエルの生みの親(ユダヤの祖先神)。
天照大神は、皇室の祖先神となっています。
これらを含めて、リタ派ではリリスを伊邪那美命と同一、アダムを伊邪那岐命と同一、イブを天照大神と同一と考える理由になります。

このリリスの話が世に伝わったのは、推測で8世紀までの間と言われていますが、実際には8世紀よりも数世紀は前だと思われます。
ですので、リリスの話が日本に伝わったとしても、おかしくはありません。

みなさん、いかがでしたでしょうか?
世に知られていないリタ派の考えや教義などを、今後わかりやすく紹介していきます。

アップするまでに時間がかかりますが、楽しみにしてもらえると嬉しいです。

いいなと思ったら応援しよう!