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5.東京拘置所

東京拘置所に到着し、目の前に見えたのは空港と言っても過言ではない大きな室内だ。(実際にみんな空港と呼んでいる)
そこでまず初めに名前や住所、罪名等の確認をする。
そして持ってきた荷物の整理だ。
一つ一つ丁寧に記入用紙に書き、身体検査をされる。
ちなみ私はハリーポッターの小説を持参。

そして荷物を1つの青色のバッグに全部詰め込み独居(1人部屋)へと案内される。
そこで過ごし方や掃除の仕方、入所後の心得といった冊子を読まされ待機となる。

※拘置所の流れ
起床時間は7時です。起床したら布団を畳み、洗面、掃除をして刑務官の点検を待ちます。点検が終わると朝食になります。朝食後は、裁判がある人は裁判所に向かいます。未決拘禁者は作業がないので、空いている時間は読書や書物などすることができます。また、午前中に運動の時間が設けられている拘置所が多いようです。12時頃昼食で、昼食後は一時間昼寝をすることが出来ます。夕食を仮就寝の時間になると、布団を敷いて横になることができます。就寝時間には、読書などをやめ床に入らなければなりません。電気は全部は消えず、減灯という形になります。拘置所の一日は以上のようなものになります。
収容される部屋(居室)は原則単独室です。トイレは部屋にあるので行きたい時に行けます。入浴は週2回か3回あります。居室ではラジオを聴くことや図書、雑誌、新聞の閲読ができます。衣類・寝具は施設から貸与されますが、自己の物を使用することができます。また、食料品や日用品については、規律や衛生上支障がない限り、かなり広範囲に購入や差し入れができます。未決拘禁者はあくまでも犯罪の被疑者なので、その権利・自由の制限は受刑者に比べれば幾分かゆるくなっています


1日の流れを把握し、まずは手紙を書き家族に現状を伝える。
そして未決の期間は食べれるというお菓子を購入。
友人が面会に来てくれて、そこでも大量のお菓子と小説を差し入れ。裁判も終わってるのでやることは特にない。
拘置所での生活を把握し、時間の流れをどう使うかが重要になってくる。
私は裁判所からスーツで来たので、ここでの生活は当分スーツになる。後にスウェット等差し入れしてもらったので楽な格好で過ごすことになる。

上記にも書いたように1日の流れはとんでもなく暇になる。
時計を見れば針は進んでない。やるこはひとつ。
お菓子を食べながらハリーポッターの小説を読むことだ。アカ落ちすればお菓子も食べれなければ小説を読む時間もなくなるだろう。

※アカ落ち
刑事事件の刑罰が決まり、受刑者となる事を「アカ落ち」と言う。 その昔、受刑者に赤い着物を着せたのが語源とも言われている


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