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夏期講習、教員研修、漢方薬
2024年度の夏期講習が、台風補講も含めた全講座が先日終了した。
7月後半から8月末まで、毎年のことながらよく生きていたなと思うくらいのハードスケジュールであったが、
今年は喉を壊すことなく駆け抜けることができて何よりであった。
*予備校講師の喉ケアとして漢方薬、響声破笛丸が有名だが、私には京都の薬局で教えてもらった別の薬が具合がいいようだ。専門家ではないので具体的な名前は伏せるが、やはり漢方薬にも合う合わないがあるんだな。*
さて、今年は例年の夏期講習といくつか異なる点があったが、そのなかのひとつ、代々木ゼミナールでの教員研修があった。
教員研修は、夏期講習の時期に主に高等学校の先生方を対象に「授業法」をお伝えするという企画で、全国から対面・映像で先生方が受講なされるものである。
そんな大層な企画にお声がけいただいたのは開催の何ヶ月も前の講師室、であった。
先生方に対して私が何を話せばいいのか、本当にわからなかったが、せっかくのお声がけだし、そもそも企画を考える時に私の顔が浮かんでくれたというただそれだけで光栄だったので、二つ返事で引き受けることにした。
テーマは、真正面から文化史を取り上げることにした。
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時間は90分が3コマ、なかなかのボリュームである。普段やらない授業、新作テキスト、その中で聴き手を飽きさせず、ネタ切れせず、尻すぼみにもならず、溢れることも無く、ぴったりに終わらせなければならない。
そんなの、だいぶ激ムズじゃないですか。笑
当日は頭フル回転で必死に3コマ駆け抜けた。
正直あんまり覚えていない。
若手からベテランの先生方まで様々な皆さんにご来場いただいたが、何人かの先生方に休み時間や終了後に話しかけていただいた。
「あっという間だった」「バラバラだった知識が繋がるワクワクがあった」「暗記か理解かの二元論的ではなくよかった」などさまざまな勿体ないお言葉を頂戴し、ほっと胸をなでおろし、ひと安心した。
同時に、技術面、内容面でも課題を認識した。
当たり前だが、もっともっと、精進しなければならない。
決意を新たにした夏であった。