一人暮らしの寂しさを和らげるために私が試したこと
孤独を感じた日々と、そこから抜け出すコツ
私は長年、一人暮らしを続けてきました。若い頃は仕事に追われ、あっという間に時間が過ぎていきましたが、定年を迎えてからは時間が余るようになり、気づけば孤独を感じる日が増えていきました。
特に夕方、外が暗くなってくると、ふと寂しさがこみ上げてくるのです。そんな日々の中で、どうすれば孤独を感じずに過ごせるかを模索し、いくつかの方法を試してみました。
その中で私が効果を感じた方法を紹介します。
ラジオとテレビを活用する
最初に取り組んだのは、ラジオやテレビをつけっぱなしにすることでした。
無音の部屋にいると、どうしても寂しさが増してしまいます。そこで、ラジオをつけておくと、人の話し声が聞こえてくるので、まるで誰かと一緒にいるような気分になれました。
特に、朝の情報番組や深夜の落ち着いたトーク番組が気に入りました。テレビも同様で、バラエティ番組をつけておくと笑う機会が増え、気分が軽くなりました。
日課を作り、外に出る機会を増やす
家にこもっていると、どうしても気が滅入ってしまいます。そこで、毎朝散歩をすることに決めました。
最初は気乗りしませんでしたが、歩くうちに近所の景色を楽しむ余裕が出てきました。
いつものコースを歩いていると、顔見知りの人が増え、自然と挨拶を交わすようになりました。たとえ短い会話でも、人と話すことで気持ちが和らぎました。
また、スーパーに行くのも良い気分転換になりました。店員さんとのちょっとした会話でも、人と接する機会があるだけで気持ちが違います。
趣味を持ち、手を動かす
何もすることがないと、余計なことばかり考えてしまいます。そこで、新しい趣味を探しました。
私は昔から手先が器用だったので、編み物や塗り絵を始めてみました。
編み物は思った以上に集中力が必要で、気がつけば時間があっという間に過ぎていました。
塗り絵も同様で、黙々と作業をしていると、不安や孤独感が薄れていくのを感じました。
また、本を読むことも良い気分転換になりました。小説やエッセイを読むと、物語の世界に入り込めるので、ひとときの間、孤独を忘れることができました。
誰かとつながる機会を作る
一人暮らしであっても、誰かとつながることは可能です。私はスマートフォンを使うのが苦手でしたが、思い切ってLINEを始めてみました。
すると、昔の友人や親戚とやりとりができるようになり、気軽にメッセージを送るだけで気分が明るくなりました。
また、近所のシニア向けの体操教室にも参加しました。最初は緊張しましたが、同じような境遇の人たちと知り合ううちに、自然と笑顔が増えていきました。
体を動かすことで健康にも良く、一石二鳥でした。
まとめ
一人暮らしの高齢者にとって、孤独を紛らわせることはとても大切です。
私自身、ラジオやテレビを活用し、外出の機会を増やし、趣味を楽しみながら、少しずつ孤独と向き合ってきました。
また、無理のない範囲で誰かとつながることも重要です。孤独は避けられないものかもしれませんが、工夫次第で楽しく過ごすことは可能です。
今では、寂しさを感じる日が減り、穏やかな気持ちで日々を過ごせるようになりました。