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詩『歌が聞こえる』
澄み渡る青空
陽が降りそそぎ
柔らかな風が通る
緑の枝がゆらぎ
さわさわと音を立て
木漏れ日が地面を走る
陽を跳ね返し まばゆく光る池
そのほとり まっすぐ伸びる道を
ぼくは一人 歩いてる
一頭の蝶が現れ 戯れるように
ぼくの周りを舞っていたが
やがて促すように先に立った
陽を浴びた大きな羽から伸びる
青い光の線を辿って歩くと
いつしか蝶の姿は消え……
歌が聞こえる
♪ Dans un sommeil que chamait ton image …
空を見上げ 歌っていた女性が
ぼくに気づき 微笑んだ
この笑みを このまま留められたら
そう思わずにいられなかった
夢でもいい ただ 覚めないでほしい
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引用の歌詞は『Aprés un rêve (夢のあとに)』
夢の中の幻想的な出会いと覚めてからの嘆きの歌です。