詩『時の河の中で』
悠久の時に比べれば
空の広さに比べれば
ちっぽけという他ないけれど
みんな生きている
日差しを浴びながら
風を感じながら
鳥も 虫も 魚も 花も 人も
今日という日を生きている
虫が顏を覗かせる
鳥が歌っている
花が笑ってる
魚が躍ってる
人が泣いている
悲しみを涙で流しながら
涙を雨で隠しながら
笑みを浮かべている
時の河の中では
そんな日々 命の営みすら
ちっぽけなものだけど
それでもみんな 生きている
今日という日をひたむきに
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