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『京都・お寺詣り~お出かけ日記』#8
12月23日(土)京都に行ってきました。阪急電車京都線を烏丸で下車、北へ向かって歩きます。最初に訪れたのがここ。
館内の撮影はできませんが、50点ほどある展示作品を手に取ることができます。万華鏡というと筒をイメージされるかもしれませんが、大きなものなど意匠も様々です。かなり凝った造りのものもあり、操作の仕方が分からないこともありました。混乱しているとスタッフさんが教えてくれますので、中を覗いて不思議な世界を堪能できます。また一時間に一度館内の照明を落とし、壁に投影もしてくれます。プラネタリウムの万華鏡版です。僕達が行った時は丁度投影時間で、まず館内いっぱいの万華鏡世界を楽しみました。
また手作り教室もあり、自分の万華鏡を作って持ち帰ることができます。りまのが体験して制作した作品がこれです。
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楽しそうに作ってましたね。
ミュージアムを出たのが午後一時、少し遅くなりましたが、お昼にしました。鴨川を眺めながら、りまのが作ってくれたおにぎりを食べました。
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事件、起こる!
夏は納涼床をするんだよなぁと川を眺めていると、突然顔面を殴打されました。鈍く重い痛みと衝撃でズレた眼鏡が食い込む刺すような痛みが一度にきて、おにぎりは吹っ飛び、上体もぐらっと揺れました。
何が起こったのか? 誰にやられたのか?
答えは相次いで声を掛けてくれた外国の方が教えてくれました。トンビに襲撃されたのです。攻撃されてたけど、大丈夫? と言われました。その人達にとっては見ず知らずの外国人の僕を心配して、声をかけてくれる。親切が心に染みました。ありがたいことです。
僕を襲ったトンビはそれからも何度か来て、上空を旋回してました。彼とて生きるためには仕方のないこと。鳥好きの僕はトンビも好きです。音もなく視界の外からやってきて一撃を加える。打たれるまで、まったく気づきませんでした。りまのも飛び去るところしか見てなかったですし、さすが猛禽ですね。あっぱれじゃないですか。
とにかく皆様、屋外でのお食事にはご注意下さいませ。何が起こるか分かりませんよ。
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美味しかった~。
平安神宮
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京都には長い歴史を持つ寺社が多いですが、ここは1895年、平安遷都1100年を記念として京都で開催された内国勧業博覧会に向けて大内裏の一部を復元し、創建された神社です。祭神は平安遷都を行った桓武天皇と平安京最後の天皇である孝明天皇です。
大鳥居、應天門、大極殿など朱塗りの建築物が美しいです。縮小された復元ながら、遠い平安朝の雅を感じます。また神苑という広大な池泉回遊式庭園も見どころ。時期的に花が少なかったですが、その分人が少なく、ゆっくりと風景を楽しみながら散歩できました。
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もっと橋をメインに撮るべきでした。。。
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内部はこんな感じ。写真を撮る間待って下さった方、ありがとうございました。
あ、もちろん直にも伝えてます。
八坂神社
平安神宮を後にして次に訪ねたのは八坂神社。京都市東山区祇園町にあります。円山公園に隣接し、知恩院も近いです。祭神は素戔嗚尊、櫛稲田姫命というヤマタノオロチ伝承の夫婦神と素戔嗚尊の子供達。
本殿に詣りたかったのですが、ものすごい行列になっていて諦めました。
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和を以て良しとなす、と読むのだそう。
はて、どこかで聞いたような。
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どこも人が多くて、写真が撮りにくかったです。
目疾地蔵
この日最後に訪れたのは仲源寺。通称目疾地蔵。今回のお出かけはここにお詣りすることが目的だったのですが、最後に来ているという。現在りまのが白内障を患っており、その平癒祈願に来たのです。
目疾地蔵は元々鴨川の氾濫に悩まされた人々が雨の止むことを願った「雨止み地蔵」でした。その地蔵さまが目の病に悩む人の夢枕に立ち、お告げに従ったところ治癒。以来目疾み地蔵と呼ばれ、信仰を集めるようになったそうです。
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写真の扁額は右から「雨奇晴好」と読みます。蘇軾の詩が元で、雨、晴れ、それぞれに趣があるという意味です。祇園町商店街振興組合サイトではこの言葉を、雨の日の逆境にも晴れの時のように立ち向かえという意味に解釈されています。よい言葉ですね。
今回のお出かけ日記、いかがでしたか? 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
これが本年最後の記事になります。
一年間、たくさんのスキやコメントをいただきまして、大変励みになりました。ありがとうございます。どうぞまた来年もよろしくお願いします。
それでは皆様、よいお年をお迎え下さい!