太陽のこと

西洋占星術でいう、惑星が表すものは、
あなたが意図せずとも「湧き上がる衝動」を示すもの
だと捉えるとわかりやすいかと思います。

太陽は、自らが
輝こうとして光っているのではなくて
自然とまわりを明るく照らしています。

西洋占星術でいう「太陽」は
あなたの「本来ありたい姿」「目指している存在」を表します。

例えば、
蟹座であれば、大切な仲間や身内を守る強い私でありたい。

乙女座であれば、常に目標に向かい、計画的に物事を進めて結果を出したい。

魚座は、全てのヒト・モノ・コトの
境界線を外して、愛で融合したい。

そこへ向かう【衝動】のようなものを表します。

太陽星座が、牡羊座だからといって、
誰もが無謀とは限らないし、
ふたご座だからといって必ずしも旅好きとも限りません。

そこを深く読み解くのは、
どのハウスに太陽がいるか？も重要です。

たとえば、
太陽が山羊座で10ハウスにいるのであれば、
自分が築いたお城で、大切な国民を守る王様でありたい、だとか。

太陽が1ハウスでしし座なら、
自分が輝くことで周りを照らすのがあなたの本来の資質だったりします。

でも、
太陽も自分が輝いて誰かを照らしていることを知らないように。

（地球では、太陽のおかげて草木も育って人々もエネルギーを受け取っているのですが）

本人にはそのあなただけの「素晴らしさ」は、
案外気付けないものだったりします。

自分にとっては当たり前すぎて、
あなたの素敵なところは自分で
理解するのはなかなか難しいのです。

「あなたはこういう素晴らしいところがあります。」

そう伝えても、あなたにとっては当たり前すぎて、
何を褒められたのか？逆に自分にとってはそれは苦悩の一つだ、と思っていたりもします。

隣で聞いている友達のほうが、「そうそう！」と頷いてしまうような。本人はきょとんとしているような。

それが太陽が表すあなたの本質です。

勝手に人を照らしてしまう。勝手に涌出でて、
自然と与えてしまうような。

それを知るのが出生図のホロスコープでの
太陽です。

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