推しの株を購入しようと試みた話
この話は宣伝やPRではありません、証券会社名等も何となく伏せています。
自分のポッケのお金を使った完全なる個人の趣味ですので、参考になったり面白かった、はたまた始めてみたらお小遣いになったわって方がいたらぜひともお恵みを頂けると宇宙猫が美味しいお米を食べられます。
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吾輩は宇宙猫である株の知識はほぼ無い。
小さい頃からお金の使い方がバブルな父親の血を引いたお嬢様な自分に伯母は言った。
「あんたとお父さんはお金の使う事だけは上手なんだから」もちろん褒めているわけではない。
伯母は時間があれば会社四季報を大きな拡大鏡を使って読み、4時の株式ニュースを見るのが趣味の伯母は証券会社の人や銀行員の人を呼びつけて長話するのが趣味の人であった。
小学生の頃から伯母の機嫌の良い時には部屋に呼ばれ、1時間2時間と「株の勉強」に付き合わされていた。
しかし宇宙猫が成人する頃には長続きした不景気で世の中は疲れ切り、自分も株だなんだと言っている場合じゃなくなっていた、勿論そんな時こそ投資するべきなのだろうが、そもそもそんな余裕が自分には無かった。
バイト代は投資よりも目の前のお米に消えて行くだけだった。
不景気なのが当たり前になった現在の宇宙猫(永遠の23歳)
岩手に移住し、良くも悪くも身体的に老後に夢見る必要もなくなり、着る物と住む所はとりあえず確保出来ているというとても良いゴミ分notご身分になることができている。
本当にありがたい。
となった途端、急に推しに課金がしたくなった。
推しの長い歴史に少し関わりたい、推しの血肉になりたい、労働はしたくないし変に関わって嫌いになりたくないからそれ以外で!
今までちょこちょこクラファンに手を出していたのだが毎日動くわけでもなく、報告が細消えになったりプロジェクト終了後に縁が消えたり追え無くなるのも少なくなく、しかも総額を考えてもそろそろ企業に直接したほうがおもしろいのではないか。と考えついたのだ。
企業へのお布施といえば株。
しかし株は100株単位である。
いるかわからないが株を全く知らない方の為に書くと、良くTVに出てくる株の値段は1株の値段、株取引はそれを100掛けした物を1単位で買って取引をする。
つまり1株1,000円の株を買うには100株10万円を1単位で買わなくてはならないのです。
そもそも論として「推したちの株がそんなに安い訳ないじゃない!」
今回は儲けるわけじゃない、お布施だから1株で良いんだとは言っても何十万何百万と振り込むのはムズカシイ。
しかし推しに課金して株を眺める楽しみな日々の為にいくらか入れてみたい。
そんな推しへの愛に答える為ではなく、
不景気に乗じたような投資ブームのおかげか証券会社からミニ株や単元未満株取引と言った1株や10株など小さい単位での取引ができるサービスができていたのだ。
調べてみると対象銘柄は絞られているが有名銘柄が多い(小さい額で高くて手が出せない銘柄を買うためなので勿論なのだが)
もちろん議決権が付与されなかったり、貸株の対象にはならなかったりもあるのだが、会社によっては株主優待がある所もある。
今回は推しの推移を見守りたいだけなのでそこはあまり関係ない。
何社かを比較しつつ、取り敢えずR社を選び登録してみることに。
通販で使ってて登録してあったから証券のも楽そうだしな。
証券口座の開設は勿論ネットから。
予測通りR社にログインすることで個人データの入力の手間は無かった。その煩わしさが無いだけでも嬉しい。
結局マイナカードか免許証で本人認証するだけで証券口座登録の申し込みは終わりなようだ。
例の正面から撮ったり45度から取ったり。今度は顔面を枠に合わせて正面で撮り、動かして撮り。
ブラベリのカメラと不器用な自分の最大の難関であり、自分が様々なサービスを諦めている本人認証なのだが推し活の為に奮闘する。申込みの結果には数日かかるようだ。
昔の投資のハードルの高さはどこへ行ったんだ。
自分がネットで使い倒すようになりしばらくたった頃。
家に行くと伯母に雑誌の切り抜きを見せられながらネットの投資家の話を目を輝かせながら語られたことがあった。
目の前にお金を出されて「あんたもやりなさいよ」と言われたのだが、お金を渡された事を父親に嗅ぎつけられたら最後、全てが消えそうだしそもそも自分も少し増えたら最後使い込んで終わる未来しか見えずに断って退散した。
不順な動機でやって見ようと思いたち、そんな数少ない伯母とのほのぼのとしたエピソードを思い出しているのである。
次回「株は良いけどお金はどうすんの!?」
お楽しみに。