デッキDIYその2 (アニクロ記念!)王の温情、白の頂上
①はじめに
どうも二乗咲夜です。
仕事が忙しく、デッキ作る時間があまり取れずお疲れ気味になっています。
でも遊戯王はそんな疲れを吹っ飛ばしてくれるので非常にありがたいツールです(睡眠時間削ってまでデッキ作るときあるのでよくないときもある)
さて本題ですが、先日「城下町メン限オフ」に参加したのでそこで使用した紹介していないデッキ(というかまだ1個しか紹介していないが)をがんばって連続して紹介していきたいと思います。
今回のデッキは「王の温情、白の頂上」です。
②デッキレシピ及びデッキコンセプト
デッキレシピになります。
前回の記事で載せたものと一部入れ替えが発生したため、今回のが最新版となります。
コンセプトとしては
「サイレント・マジシャンLV8」の正規召喚
を目指すデッキです。
ではまず、サイレント・マジシャンLV8のテキストを確認しましょう。
なるほど。「サイレント・マジシャンLV4」の効果でしか特殊召喚できないが、相手の魔法効果を受けないと。出せたら強いですね。
では進化前、「サイレント・マジシャンLV4」の効果を確認しましょう。
相手がドローするたびに魔力カウンターが、最大5個までの乗り、その状態の「サイレント・マジシャンLV4」をリリースすればいいんですね。
魔力カウンターが乗っているとその数×500の攻撃力アップもできると。
いいんじゃないですか?攻撃力がネックかもですが面白そうじゃん?
…ん?「次の自分のスタンバイフェイズ」?
おっとっと?
そうこのカード、1回相手ターンを経由しなくては行けないのです。
それがこのカードを使いにくくしている最大の要因なのです。
でも正規召喚したい...
どうしたものか。
そこで「お互いにドローする」か「相手にドローする代わりに強力な効果を持つカード」探しに、探検隊はアマゾンの奥へ進み始めた...
暗黒界の取引、手札断殺、手札抹殺、魔宮の賄賂などなどありましたが、まず目をつけたのが「王(ジェネレイド)」というテーマです。それも特に「王の襲来(ジェネレイド・バトル)」と「永の王 オルムガンド」です。
どちらのカードもドローさせる効果を相手に与えていますがそれだけでなく、ポイントはどちらも自分のターンではなく相手のターンに行える、という点です。
相手ターン中にドローさせることができるため、自分のメインフェイズに5つ溜めたLV4が豊富な相手の手札から生き残ることを祈らずとも、各カードの使用後やエンドフェイズにドローさせるため延命の可能性が出てくるわけです。
しかし、ドロー枚数が足りない...
そこでもう一つ目をつけたカードが「召喚制限-エクストラネット」です。
このカードの効果は「お互いに対戦相手がEXデッキからモンスターを特殊召喚したら1ドローできる」というもの。
つまりこれを生かせば相手の展開の牽制にもなりつつ、自分のLV4にカウンターを溜めさせることが出来るということです。
ではこのカードと相性がいいカードは?
最近出たテーマに答えがありました。そう、「白き森」です。
白き森は相手ターンにEXからモンスターを展開できるテーマになっており、これを組み合わせることが出来ればドロー「してくれるかもしれません」。
注意点ですが、あくまでもエクストラネットは「任意効果」です。だからこそサイレント・マジシャンがいることで特殊召喚効果を警戒しドローしなければ一方的にエクストラネットを自分が使うことが出来るわけです。
ドローすればLV8までステップアップができるため、自分にとってはプラスしかないのです。相手がドローすることを前向きにとらえていきます。
③採用カード
A:白き森カード
白き森のアステーリャ/リゼット/シルヴィ/ルシア
大事な初動A群。アステーリャ・リゼット・シルヴィで「白き森の魔性ルシエラ」召喚し、「白き森のわざわないなり」をまたは「サイレント・マジシャンLV4」をサーチしていきます。ルシアは後述のトイ回りや不要な魔法罠をコストにでデッキを回転させていくカードになります。
また彼女たちはそれぞれ場・手札に戻る効果も持ち合わせているため、2ターン目以降も安定して展開札になってくれます。
白き森のいいつたえ/わざわいなり
仕事が多すぎるよこのカードたち。サーチ/シンクロ展開。コストとして消費しても何度もセットしなおせる能力。初手でどっちか握れているとかなり強いですね。
白き森の魔性 ルシエラ
特殊召喚成功時にデッキから白き森カードか魔法使い・光属性を手札に加えられます。白き森カードかサイレント・マジシャンのどちらを加えるかは状況判断になるため、やっていくうちに磨いていくしかないかなと思います。
現状は「白き森のわざわいなり」を優先してもってきて、エクストラネットを発動出来る段階でサイレント・マジシャンをサーチしています。
白き森の魔狼 シルウィア
いざという時の防御札。特殊召喚時に相手の場のモンスターをすべて
裏守備にできます。
白き森の妖魔 ディアベル
基本的に白き森のわざわいなり+ルシエラで相手ターンにシンクロ召喚するのがメインです。②の効果で何度もルシエラを使いまわしてデッキの白き森以外の純度をあげつつサイレント・マジシャンをサーチしていきます。またタイミング合えばフォーミュラ・シンクロンを特殊召喚して虹光の宣告者のシンクロ召喚し、「イリージョン・オブ・カオス」の回収も狙います。
B:王(ジェネレイド)カード
王の舞台(ジェネレイド・ステージ)
ジェネレイドの根幹ともいえるカード。相手がドローしたらデッキからジェネレイドモンスターを特殊召喚でき、さらに相手ターンにジェネレイドモンスターが出来た場合、自分の場にジェネレイドトークンを特殊召喚します。
ジェネレイドモンスターはこのトークンをリリースして効果を発動するため重要なトークンですが、このデッキでは「トラップトラック」も採用しており、より活用していきます。
王の襲来(ジェネレイド・バトル)
相手に1枚ドローさせる代わりにデッキ・墓地から王の舞台を設置できます。処理的には王の舞台を設置してからドローになるためしっかり王の舞台が反応します。このデッキでは相手のドローが目的であるため実質アドみたいなもんです。
また墓地から設置が可能なため、手札にあれば王の舞台をコストとして使う理由の1枚になります。
王の影 ロブトル
自分・相手のメインフェイズにデッキからジェネレイドを特殊召喚できます。さらに自分のジェネレイドモンスターの攻守を相手ターンのみ1000ポイント上昇させます。
光の王 マルデル
召喚、特殊召喚成功時にデッキからジェネレイドカードを手札に加えられます。ジェネレイドカードがロブトルしかない場合は真っ先に特殊召喚して王の舞台を回収しましょう。それ以降はヴァラで墓地から釣り上げてリソース確保とランク9作成に向かいましょう。
王の呪 ヴァラ
手札のジェネレイドカードを捨てると特殊召喚が出来、その成功時に手札か墓地からジェネレイドモンスターを特殊召喚させられます。ここからランク9組むもよし、リンク召喚狙うもよしです。ただしヴァラがフィールドから離れた場合は除外されるので注意しましょう。
轟の王 ハール
妨害札。シンプルつよつよモンスター。ドローフェイズ以外で相手がカードを手札に加えた場合、相手プレイヤーは場か手札からモンスター1体墓地へ送らなければならない効果と、ジェネレイドか魔法使いを2体リリースして相手の発動を無効にし破壊できます。
虚の王 ウートガルザ
妨害札。ジェネレイドか岩石を二体リリースして相手のカードを1枚除外できます。
永の王 オルムガンド
重要なコンセプトカード。お互いのターンに一度、お互いデッキからカードを1枚ドローし、お互いの場か手札からカードを1枚ずつオルムガンドの素材にします。これで実質魔力カウンター2個分になるわけです。
また小ネタを一つ。オルムガンドの効果処理の際に白き森魔法罠を素材にいれると、オルムガンドの「エクシーズ素材を取り除き発動」に白き森魔法罠が反応しセットできます。
この知識は前回の「城下町メン限オフ」にて、自分の前にふたござさんと対戦していた「べる」さんという方の知見を頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。
C:サイレント・マジシャン関連カード
サイレント・マジシャンLV4
このデッキのメインギミック。頑張って魔力カウンターを5つ溜めましょう。しかし魔力カウンターはドロー「枚数」ではなくドロー「回数」に依存します。そのため原作やアニメでやっていたような、「天よりの宝札で5枚引いたので」ということは出来ません。ドローフェイズを除いて4回。難易度高です。
サイレント・マジシャンLV8
このデッキで一番出したいカード。シンプルに攻撃力3500と魔法効果を受けないのが魅力。故に以外に採用されている「禁じられた一滴」のコンバットトリックを受けない魅力があります。
しかしそれだけではなくほかに採用したカードでより活躍できるようサポートしていきます。
沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン
違法召喚(ドーピング)その1。自分の手札の枚数×500の打点上昇に加え、1回相手の魔法の発動を無効にで出来ます。攻撃力は白き森やジェネレイドの回収で意外に出力できます。そして破壊されると手札・デッキから「サイレンント・マジシャンLV8」を特殊召喚できます。モリモリやな
レベルアップ!
違法召喚(ドーピング)その2。自分の場のレベルモンスターを墓地へ送り、手札・デッキから「サイレント・マジシャンLV8」を特殊召喚できます。
相手が全然ドローしてくれなかったら使いましょう。
正直こっちで出す回数の方が多い気がします。
拡散する波動
レベル7以上の魔法使い族を対象に、1000ライフと対象モンスター以外の攻撃不可をコストに、相手モンスター全員に攻撃でき、さらに破壊した時モンスター効果を無効にできます。
LV8でいっぱい殴りたいから入れたカード。
オネスト
光属性モンスターの攻撃力を戦闘する相手モンスターの攻撃力分アップさせるカード。LV8だけでなく、白き森モンスターにも適応できるので正直2枚くらいは入れたいカードですね。
ペンテスタッグ
リンク先のモンスターに貫通効果を付与できるカード。
これでLV8がオネスト、拡散する波動、ペンテスタッグの加護を受け絶対相手倒すウーマンに変貌するわけです。
D:その他カード
マジシャンズ・ソウルズ/イリュージョン・オブ・カオス
ドローを加速させるカード。後述のトイパーツとのコンボは強烈である。またセレーネをリンク召喚する際の貴重な魔法使い族枠だったりします。
トイ・ボックス/トイ・ソルジャー/トイタンク
ソウルズや白き森と相性抜群なカードたち。コストで墓地へ送ればそのままフィールドに舞い戻りそれぞれ効果を発揮します。トイ・ソルジャーでLV4を手札に加え、トイタンクの効果でそのまま特殊召喚もできます。また、オネストもサーチ効果に対象になるため、戦闘での優位も確保できるカードになります。
テラ・フォーミング/メタバース
=王の舞台、=召喚制限-エクストラネット
星遺物の胎動
レベル9が場にいるとデッキから種族の違うレベル9を2体特殊召喚できるカード。正直白き森の展開とぶつかるときがあるので調整候補だとは思います。もちろん打つことが出来たら最強です。
一撃必殺居合ドロー!
貴重な墓地回収カード。これで1枚しか入っていないサイレント・マジシャン関連やEXモンスター、有能な魔法罠をデッキに戻していきます。
絶対引けることはありません。居合ドローで居合ドローは。
トラップトラック/トラップトリック
どちらもデッキから罠をセットするカードです。
1枚積みのカードが2種あるので、トラックは問題ありませんがトリックの方は王の襲来かトラックをセットして動きにつなげていきます。
キャッチ・コピー
相手がドロー以外でデッキから手札に加えたときに自分もデッキから好きなカードを手札に加えられる効果です。これで1枚積みの魔法やめちゃくちゃほしいトイ・ボックスを持ってきます。
大暴落
相手の手札が8枚以上ある場合に発動でき、相手は手札を全てデッキに戻してシャッフルし、2枚ドローするカード。昔のドロール&ロックバード+トリックスター・リンカーネーション。
エクストラネットという温情に欲をかいた相手に罰を与えていきましょう。
フォーミュラ・シンクロン/虹光の宣告者
一言で言えば「イリュージョン・オブ・カオス」をサーチするカード。
エクストラネット下で「白き森のわざわいなり」から動けば、3枚ドローを相手に選択させることが出来ます。
PSYフレーム・ロード・Ω
相手の手札と一緒に逃げるカード。でもどちらかと言えば③のΩと墓地のカードをデッキに戻す効果を使います。一撃必殺居合ドローと同じ役割ですね。
九魂猫(ナインライブズ・キャット)
墓地から蘇生したモンスターに対象耐性を付与するカード。これでセレーネの効果で蘇生したLV4が生き残る確率が増えます。
また自分の墓地からレベル9モンスターもしくは相手の墓地の好きなモンスターを特殊召喚できるため、王たちや相手の強力なモンスターで守護っていきましょう。
ダイガスタ・エメラル
墓地のモンスターを3体デッキに戻して1ドローできるカード。シルヴィやルシアが蘇生しやすいこと、トイモンスターが出やすいことから採用しました。
厄災の星 ティフォン
難しい召喚条件と特殊召喚後一切の召喚を禁止にする代わりに、互いの攻撃力3000以上の効果発動を封じる効果と、フィールドのモンスター1体を対象に取らず手札に戻す効果を持っています。
I;P マスカレーナ
言わずと知れた相手ターンにリンク召喚するカード。このカードで不意打ちLV4蘇生を狙ったり、相手のいやーな魔法罠をフェニックスで除去しましょう。
トロイメア・フェニックス
数少ない魔法罠除去カード。以上。
といいつつフェニックスも手札コストを要求するので白き森魔法罠をセットできます。
神聖魔皇后 セレーネ
魔法使い族を使うなら必須とも思われるカード。互いの場・墓地の魔法の数まで魔力カウンターを溜め、互いのメインフェイズに3個取り除いて墓地から魔法使い族を1体守備表示で特殊召喚できます。
相手のメインフェイズ2終了時に墓地からLV4を蘇生して一気にドローさせる戦法も狙えます。
④採用候補カード・テーマ
剣の王 フローディ
ジェネレイドモンスターか戦士族を任意の数リリースして、相手モンスターをその数破壊できるカード。加えて相手に破壊したモンスターの数までドローする許可を与えるカード。
ドローが優秀なのだが、魔法罠にも干渉できるウートガルザを優先しました。
炎の王 ナグルファー
ジェネレイドモンスターか獣戦士族を犠牲に自分のモンスターを戦闘・破壊から守れるカード。これで守備表示のLV4がを生き残る可能性が増えます。
おろかな副葬
デッキから好きな魔法罠を墓地へ送ることが出来るカード。
落としたカードをディアベルで回収できるなぁとか思ってましたがデッキ枚数的に回りくどいと思い採用を見送りました。
暗黒の招来神/七精の解門/ナイトメア・スローン
キュリオス召喚や好きな永続魔法を回収できる初動があり強力ですが、トータルバランスを考えて見送りました。
諦めてはいません。
魔を刻むデモンスミス関連
召喚権を使わずベアトリーチェをつくるルートがあり、「救いの架け橋
を落としてエクストラネットを加えられるルートや「トランザクション・ロールバック」で「ディーラーズチョイス」などをコピーする選択ありましたが、EXデッキを圧迫すること/6枚初動であること/ルリ―が現状高く持ち合わせのカードで完成させたことから見送りました。
⑤おわりに
まだまだこのデッキは発展途上にあります。
サイレント・マジシャンでやりたいことがまだまだあるわけです。
さらにドローさせるという戦法も、ディーラーズチョイスやD・HEROドローガイを活用するプランなど、代替案はたくさんあります。
試行錯誤を続けて、よりサイレント・マジシャンが活躍できるデッキを作り上げたいと思います。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
前回より長文になったかと思いますが付き合っていただいて感謝しております。
何か思ったことがあればコメント等頂けたら幸いです。
次回は「絵札儀式ver4.0」でお会いしましょう。
ではこの辺で失礼いたします。
二乗咲夜