ロート製薬が思わぬ需要に困惑したアレを試してみました
皆さん、巷で有名になったロート製薬の「DEOCO(デオコ)」をご存じでしょうか?
とある「層」のバカ売れしてしまい、それが想定のターゲットと大きく異なっていたため、ロート製薬が困惑していると話題の商品です。
どんな商品なのか、そして実際の使用感をレビューします。
本来の効果は”女性”の加齢臭対策
正式名称は「デオコ 薬用ボディクレンズ」と言います。
加齢臭と聞くとおじさんを思い浮かべがちですが、女性も年齢を重ねればやはり加齢臭が出ます。
また、それぞれの年代特有のニオイがあり、ケアが必要になってきます。
デオコはそんな、加齢臭やニオイが気になる女性のためにロート製薬が開発したボディ用洗剤です。
加齢臭も含めてニオイの元の多くは「垢などの汚れ」と「皮脂」です。
これらを落とすためにDEOCOはホワイトクレイを配合。ニオイの元となる汚れや皮脂をしっかり吸着。
さらにビタミンC誘導体を配合し、洗うたびくすみを落として、肌の水分を保つため透明感のある肌へと導いてくれます。
世のおじさん方の願望?デオコがバカ売れのワケ
ところが、冒頭でも述べたようにこちらのデオコ。ロート製薬の思惑とは全く違った理由で今大流行。一時期は入手困難になりました。
しかも、購入者の多くが「中年男性」。
しかし、その理由は「加齢臭対策」!ではありません・・・
このDEOCO。先に触れたとおり汚れや皮脂を吸着して、ニオイの元を落としてくれるのですが、もう1つ加齢臭対策の商品としては珍しい成分を配合しています。
それが「ラクトン」。女性なら分かると思いますが、若い頃の体臭は特に何をしていたわけでもないのに、いい香りがしませんでしたか?
自分では気づけなくても、同世代の友人と近づいた時、女子のロッカールームなど、高校生くらいの頃っていい香りだったと思います。
その若い頃の香りの正体が「ラクトン」。DEOCOはニオイの元を除去するだけでなく、ラクトンによって若い頃のいい香りに戻ろう!というテーマもあるのです。
真面目にこの事象を分析するなら・・・
私は子供の頃から大学にかけて何度か性被害に遭っています。その点から考えると、中年男性が自分がこの香りをまとうことで、若い女の子を襲う必要がなくなるならいいことだと思います。
また、現代は「スメルハラスメント=スメハラ」もあるほど。
加齢臭はもちろんですが、いい香りも強すぎたら逃げようがないからハラスメントですよね。その点でもほんのり香る優しい香りは良いと思います。
実際の使用感
そんな人気のDEOCOですが、「乾燥しやすい」などの悪い口コミもあるので、敏感肌+乾燥肌の私が実際に試してみました。
私はちょうど300mlの空きボトルがあったため、詰替え用を購入。容器に移して使っています。
使用感は・・・「笑っちゃうほどいい」です。
まず、ボディクレンズなので汚れ落ちですが、キュッキュッと音がするんじゃないかというくらい落ちて、乾燥するのでは?と思いましたが、洗い流すと肌がしっとりしているんです。
ホワイトクレイを使っているので、本当に汚れやくすみ、ニオイの元になる垢などを吸着してくれて、まっさらになった肌に美容成分がコーティングされる感じです。
さすが、私くらいの年代を対象に作られた製品だけあります。
そして、例の「香り」の件ですが、これも良かったです。最初は「若い子の香りは内側から香るものだから、洗うだけでその香りになるなんて」と全く信じていませんでした(笑)
クレンズ自体は少しは香りますがそこまでどぎついという感じではなく、こんなんで香りがまとえるはずないと思っていたのですが・・・。
お風呂からあがって、体をふき、自分が歩いて少しバックすると
なんと「残り香」がするではありませんか!!!!
ふんわりと甘い香りがして、でもその香りが香水みたいな”いかにもつけました!”という感じの香りではなく、本当に体臭が変わったかのようなほのかな甘い香りなんです。
ロート製薬さん、ありがとうございます。
色んな所で例のおじさん買い漁り事件で、売り切れ・品切れ続出中らしいですが、今回は詰替え用を3本まとめて買っていたので、しばらく続けてみようと思います。