【ストック楽曲分析メモ】An Exciting Future/Elliot Middleton【Premium Beat】
いわゆるコーポレート系のBGM。
ザ・王道といった感じの楽曲で学ぶ点が多いです。
Key=G
BPM=117
構成
Intro→bridge→A→bridge→B→C→bridge→A
小節数
16→1→16→1→16→16→1→16
コード進行(ざっくりと)
G→Am→C→D→Em→D→C→D(Aメロ)
G→Am→C→D(それ以外)
楽器編成
ピアノ
ストリングス
シンセ
ギター(エレキ、アコギ)
エレキベース
ドラム
パーカッション(シェイカー、ハンドクラップ、その他)
イントロから最後にかけてピアノのシーケンスフレーズが主役として引っ張っています(stem5)
この手のジャンルのあるあるですね。
クリーンで透明感のある雰囲気。企業VPやCMで好まれるのもこういう曲調です。
同時に高音のストリングスで刻みが入ります。(stem3)
優雅で力強いリズムを与えています。
Bメロでは下(おそらくチェロ?)の弦も参加し長いフレーズを弾いています。
メインの刻みフレーズはそのまま、Cメロで小さくトレモロで演奏しています。
全体的にリバーブは深めにかかっている印象
ガッツリとリバーブをかけたギターでポストロックみたいなフレーズを弾いてる箇所があります(stem6)
コード進行は淡々と、大味な展開を付けず。
主なメロディもAメロで軽く添えられる鍵盤、グロッケン系の音色ぐらいのもので、複雑に要素が絡み合うといったこともありません。
感覚としては徐々に構成のレイヤーを積み上げて作っているような印象を受けました。
ストックミュージックという性質上1つの楽曲内で様々なパターンをユーザーが選択できるのが好ましいのですが、それもしっかりと意識されておりとても参考になりました。
作り手のエゴとして「もっと凝った作りにしたい」という気持ちが前面に出てしまうことがあるのですが、あくまでもメインコンテンツは別にありBGMの立場・役割を理解した曲作りができるようになりたいですね。