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【ストック楽曲分析メモ】Majestic Heroes/Boomer【エピック・トレイラー系】

いわゆるエピック、トレイラーミュージックと呼ばれる映画音楽的な雰囲気の壮大なオーケストラ楽曲。
主に構成や各楽器の役割に注目して掘り下げていきます。


主な構成

Key=Em
BPM=100

intro
C→Em→G→D
C→Em→G→D
C→Em→G→D
C→Em→G→D

Blake
1小節 N.C

A
C→Em→G→D
C→Em→G→D
C→Em→G→D
C→Em→G→D

Blake
1小節 N.C

2A
C→Em→G→D
C→Em→G→D
C→Em→G→D
C→Em→G→D

Blake
1小節 N.C

Outro
C→Em→G→D
C→Em→G→D
Em→Em

楽器構成

Strings
Brass
Piano
Orchestra Percussion
Epic Percussion
Choir
Synthe Lead(アタック早め、ギターっぽい音色)
Synthe Pad
Trailer系Fx(ブーーン、ガッシャーン的なアレ)


Intro

C→Em→G→D
C→Em→G→D
C→Em→G→D
C→Em→G→D

ピアノ=左手はベース、右手は同じ形のシーケンスフレーズ

ストリングス=白玉でコードを鳴らしている。
5小節目からチェロが3連符をスタッカートで弾いている。
9小節目
からソロVn?っぽい音色でゆったりしたメロディーが入る。
また、チェロ以外の弦でもリズムの異なる16分の刻みが入る。
白玉のベースはそのままで厚みをキープ。

シンセパッド=上の帯域でコードを白玉で鳴らし厚みを加えている。
シンセリード=ギターっぽい音色で長い音価のフレーズを鳴らしている。

Fx=2小節ごとにブーンみたいなインパクト音(トレイラー音楽でよく聞くアレ)を鳴らしている。

Blake

ブーンっていうアレだけ鳴らしてる。
次のセクションの繋ぎをスムーズにするためのサスペンデットシンバルやエピックパーカッションのロール等が入る。
このセクションがこのジャンルのあるあるが詰まっている感ある。

A

C→Em→G→D
C→Em→G→D
C→Em→G→D
C→Em→G→D

Strings
低音弦はルートを8分の刻みでオスティーナートを担当。
高音弦は16分による刻み。これもエピック系あるある。
9小節目からIntro同様にまたゆったり系のメロが入る。
音域的にヴィオラorディビジさせたチェロかな?

Piano
最初の4小説は白玉でコード演奏。
9小節目からはIntro同様ベース&シーケンスフレーズ。

Percussion
低音弦のリズムに寄り添う感じの力強いパート。
ただ、次のセクションでさらに強くなるためちょっちまだ力を抑えてる感じ。
タム系の低いパーカッションとシンバル。

Choir
9小節から参加。コードを歌ってる。


2A

C→Em→G→D
C→Em→G→D
C→Em→G→D
C→Em→G→D

Strings
1Aを力強くし、高音弦の刻みが3連符になったところが大きな変更ポイント。
9小節から追加で16分の刻み(2ndVn、Vaだと思う)が追加。
3連符と16分、ベースは8分とリズムに対比を付けている。
全員が刻んでいるわけではなく、全音符でコードをならしているパートもある。(多分VnとVc。ディビジさせてるかも)

Brass
ここで初登場。
地震でも起きてるんかとでも言うくらいのバリバリしたLow Brassが特徴的。
低・中音域ではホルンとトロンボーン(多分)でコードを鳴らしている。

Piano
Stringsと同様でやはり9小節からいつものシーケンスを3連符にしている。

Percussion
先ほどよりも力強くなったのと、16分のフレーズが新たに追加されている。

Choir
9小節から参加。さっきより力強い。

Outro

Introとほぼ同じなので割愛。




感想

こういうオーケストラを用いた楽曲はその壮大さから複雑さを感じることが多いですが、分析してみると
・全体を通して同じコード進行
・16小節を1セットと考えた場合、主に4つの塊( +4つのブレイク)で構成
・毎回9小節めから異なる要素が追加される。

など、意外とシンプルな作りになっていることがわかります。


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