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一からLINEスタンプを作る⑦

「猫の日特集」のために、猫のスタンプを作る決心をした。
猫は好きだ。大好きだ。
でも、一緒に暮らしたことはない。
猫も犬もにわとりともたくさん暮らしたことのある母親が「お別れが悲しいから嫌だ」と許してくれなかったからだ。自分は暮らしたことがあるくせにずるい。

なので、結婚して、子どもが産まれ、家を建てて、さあ、やっと猫や犬と暮らせるかもしれないぞ、という時に彼らと暮らして共に幸せに生きるためには、結構なお金がいる事を知った。
私立大学を目指す子が二人控えている家庭としてはとても難しい。

家族四人とも動物を飼いたいことは一致しているので、時々四人で保護猫カフェなどに行って癒されている。
まだ、猫とどうやって接したら良いのかわからない私は、大体じっと座っている。
時々、猫が不審そうに寄ってきてくれるが、他の人のように仲良くごろごろという訳にはいかず、緊張状態が続いている。
金魚としか触れ合ったことがない私が、猫に受け入れて貰える日は来るのだろうか。

そういうわけで、話は逸れたが猫のLINEスタンプを作ることになった。
猫カフェの写真を見たり、ネットで猫の書き方を読んだり、骨格がこうなっているから形はこうなるだとか、表情や顔の輪郭はこうなるだとか、調べ、スケッチを書いた。
…いまいちだった。
猫の可愛さや逞しさ、凛々しさが表現しきれない。

「亜獣譚」「アフターゴッド」の作者、江野朱美さんの描く猫が好きだ。
LINEスタンプもあるのでぜひ見てほしい。

そして、トップ画像にしている私の描いた猫を見て思った。
「ふわふわひつじが真っ白猫になったやつじゃん」と。
いつかは猫と犬と暮らし、仲良くなって猫好きにしかわからんようなスタンプを作りたい。
でも、なんかゆるい自分の中にいる猫(多分)も大事にしたい。
もしかしたら、その中間の新しいものができるかもしれない。

想像の域を出ない、まだまだ不思議いっぱいの猫


私の心の中に居る猫を最大限描いてみました。
良かったらみていただけると嬉しいです。

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