vol.21「女性専用車」と「多様性」
ワタシは今
女性として生きていますが
この「女性専用車」というものに
日々とても違和感を抱いていて
さすが性的マイノリティへの後進国だな…
と、皮肉さえ吐露したくなります
レインボープライドはじめ
多様性を受け入れる世の中へ!
と謳いながら
分け隔てている現実は不思議そのもので
事実、こんな体験もありました
以前、ホーム後方にしか階段のない駅で
一人のおじいちゃんが
やっとこさ駆け込んで
ホッと胸を撫で下ろしながら
マスク越しにも必死に
息を落ち着かせていました
きっと病院の予約でもあったのかな?
お孫さんとのお約束かな?
そんな風に思いながら
居合わせたワタシまで安堵していました
ところが、ある一人の女性が
次の駅で居合わせた車掌さんに
「この人、男ですよね?降ろしてください。女性専用車ですからココは!」
と、周りに聞こえんばかりに声を上げました
そのやりとりを聞いて
おじいちゃんは初めて飛び乗った車両が
女性専用車だと知ったんですね
真っ赤になって深々と頭を下げながら
もっとギュウギュウ詰めの
次の車両へと移っていかれました
……なんかですね。
ワタシは寂しくなり過ぎて
どこかその女性に腹立たしさまで感じ
思わず、アンタも引き摺り降ろしたろか?と
一瞬、思ってしまった
(だけに留めました←必死)
その女性の "仰ったこと" は
間違ってないんですよ、たしかにね
きっと見直しが必要なのは
この "ルール" であって
もしかしたら
制定当初と時代背景がズレてきてるから
"ルール" もハマらなくなってる
女性専用車って
時にホント眼を疑うこともあります
大股&大口開いて、化粧してる方がいらしたり
地べたに座り込み、PCで仕事してらしたり…
だけど乗務員には
まだまだ男性の方々が多くて
現場検証も儘なってはいないから
どんどん怠惰なフリー車両へとなっていく始末
痴漢被害は男性発だけではない
女性が男性に
行為を強要する事件だって起きてる
兎にも角にも
やさしくないと思いませんか?
こんなんで世の中、良くなりますかね?
でもやはり、
言うだけでは愚痴にしかならないので
ならばどうする?と考えてみました
女性だとか男性だとかカンケーなく
"コミュニティ車両" というのはどうでしょう?
ベビーカーが一台でも多く乗れる様に
あえて椅子を少なくした車両とか
子供がグズっても
みんな同じパパママさんなら
分かり合えますよね
結構、移動車内って
イクジの大不安要素なんです
車椅子や介助が必要な方にももちろん
老々介護の時代
ヤングケアラーの存在
折り畳み式の椅子が設置されていれば
可動範囲が調節できて
なお良しだと思います
ワンコやニャンコを搬送する時に
"手回り品きっぷ" というものがありますが
("品"って動物はモノじゃない!と叫ぶ気持ちを抑えながら)
そういったきっぷを所持している方が
安心して利用できる車両もあれば嬉しい
要は
カテゴライズするならば
そこにはポジティブな効果があるべきで
そのために必要な要素を検討すべき
だと思うのです
分かち合える安堵感が
不安要素の解消に繋がり
ひいては
コミュニティ(相互理解)の構築が
行動する勇気を支え
社会的効果を促進していけたら…
話が膨らみそうなので
このあたりにしたいと思いますが
時代錯誤な世の中で生きて行くこと
それがラクな人なんて一人もいないし
ならばそれらを
ポジティブにチャレンジへと視点置換して
より良き、やさしき、世の中を創りたい
母として、人として、
多勢=正解 ではなく
様々な視点や意見をもって動ける
そんな子供たちを育てたい
最後まで読んで下さりありがとうございます。
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