vol.4 「子育て」 実は 「親育て」
ヘノッホ・シェーンライン紫斑病
いわゆるIgA血管炎はじめ、
食物アレルギーは50品目以上
自閉症スペクトラム
喘息、アトピー性皮膚炎etc…
三人それぞれに
それはそれは色々な病を乗り越えてきたり
今なお、乗り越えようとしていたり
19,17,15歳、日々がんばってくれています。
過去、
ワタシは小児科医と喧嘩したことがあります。
医学的にはこうだ!と診断されたものの、
ワタシが毎晩診ている子供の様子からは
到底、その診断には行きつかない。
最後には、
あなたがそう思うなら
あなたのお子さんなんだから。
そう言って突き放されてしまったけど、
なんか感じるものもあって
その後もその先生のところに通ってました。
(セカンドオピニオンも他院にて兼ね備えつつ)
三男おんぶして
次男だっこして
当の本人は病院入るだけで泣きます。
デフォルトです(笑)
とはいえ、こっちも本気ですからね。
レアケースかもしれない。
事実、そういうこともありました。
無様だろうが
バカだと思われようが
わからんからよく教えてください!と
聞きまくり、勉強して、また聞きにいって。
なんてしつこい母親だったことか(笑)
駆け込んだけど、なんでもなかった…
それは空振りではないし、恥でもない。
親として懸命に走った、
素晴らしきランニングホームラン٩(ˊᗜˋ*)و
きっとそうやっていく中で
母親として少しずつリアルになっていく。
それで良き良きと思います。
今でこそワタシは
アタマはピンク、爪も長いし、
まつ毛もフサフサ気取ってますが
一人で三人連れてのお出かけは
ワタシのカラダが
キャットタワーみたいでした(笑)
抱っこすれば
丸首Tシャツなんて
引っ張られて帰り道にはUネック。
爪なんていつも深爪、
パックリ割れで絆創膏だらけ。
髪の毛なんて
子どもが無意識に掴んでくるから
何本抜けたかわからないし
おでこの産毛はみるみるなくなった。
(今もない)
朝のEテレ
さっき観たと思ったら、
夕方の再放送始まって、
え?もうそんな時間…と
呆然となったこと数知れず。
やり場のない焦燥感に駆られて
イライラしたり、泣いてみたり、
やっと寝付いた…と思ったら通る
音量デカい選挙カーを恨んだりして(笑)
真夜中にひとり三男の沐浴してたり、
育児書の理想通りになんて行くはずがない。
でも今思えば、
ちゃんとやってる。やってたんですね。
というか、
子供を育てているようで
親の方が育ててもらっていました。
それは「育親」とでもいいましょうか…
親が親として成長するにも非常に大切です。
なぜなら、
口唇期から始まる成長過程において
親子の何気ない触れ合いはとても貴重な時間です。
まだ言葉がうまく発せないこの時期、
親は子どもからのサインを
一生懸命に読み取ろうとします。
それが後々、言葉を発し、
感情を伝えることができる時期が来たとしても
果たしてそれが、その子の本心なのかどうか?
はたまた、真実なのかどうか?
見極めることができる術へとなっていきます。
「大丈夫?」
「うん、大丈夫。」
でも本当は大丈夫じゃないからこそ、
哀しい事件が後を絶たない現実があります。
培ってきた「勘」はいわゆる経験であり、
直感を研ぎ澄ませていきます。
大切なことだと思います。
「幸せな子」を育てるのではなく、
どんな境遇に置かれても
「幸せになれる子」を育てたい。
美智子上皇后陛下の御言葉、
いつもココロにある言葉です。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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