【 #ardija 】寝ぼけ眼が奏効した話【 #水戸_大宮 】
このnoteの読者さん(存在するのかどうかは置いといて)は、私さくたろがYid(Tottenham Hotspur FCのサポーターを指す)である事はご存知だろう。
2月20日の早朝も早起きしてヨーロッパチャンピオンズリーグのRBライプツィヒ戦を見たのである。 前線の駒不足や練度不足は如何ともし難く、0-1でスパーズが負けてしまった。
敗戦のショックを落ち着かせるために、暑くて苦いコーヒーを飲みながらふと思索を巡らせ、思いました。
「『縦に早い4-4-2』と『自らボールを握って戦う3-4-2-1』、どっかで見た図式だな・・・」
どっかで見た図式だという事には思い至ったもののそれがどこなのかが思い出せないまま、ふと壁に貼ったカレンダーを見て気がつきました。
「2月23日 J2開幕戦 水戸VS大宮」
『あーーーーーーーーっ!!!そういうことかあーーー!!!』
『縦に早い4-4-2のスパーズ』は秋葉新監督のもと縦に早い攻撃に取り組んでいる水戸ホーリーホックに、『自らボールを握って戦う3-4-2-1のRBライプツィヒ』は今シーズン再度ボールポゼッション重視の戦い方に挑戦している大宮アルディージャに置き換える事ができるという事だったのである。
という事で、(どういう事で?)J2開幕戦、水戸ホーリーホック対大宮アルディージャのプレビュー(のようなもの)です。
1 予想スタメン
予想スタメンとはいえ、水戸も大宮もデータがあまりなかったため、水戸側はいばらきサッカーフェスティバル鹿島戦のスタメンそのまま掲載、大宮側は実見したさいたまシティカップナシオナル戦とTM相模原戦のメンバーからさくたろの予想スタメン、というか『希望スタメン』を作成しました。
GKは足元の技術の点で笠原より加藤の抜擢が良く、3バックの一角には相模原戦で良いフィードを連発していたマクシメンコを、CHは攻守のバランスという面で大山・小島の組み合わせで。 WB・シャドー・トップはシティカップのメンツそのもので大丈夫でしょう。
(欲を言えば、トップに富山か戸島を据えて、ハスキッチを本来の適正ポジションであるシャドーで起用したいが、如何せん富山も戸島も調子が一向に上がってないようで、ハスキッチのトップ起用もやむなし。)
2 4-4-2と3-4-2-1が相対する時に起こる問題点
図1
『ハーフスペースどうすんの問題』
図1をよく見てほしい、水戸のサイドプレーヤー2人がいるレーンのひとつ内側のレーンで、大宮の選手が2人ずつ浮いてしまっているのがわかると思う。 これが4-4-2と3-4-2-1の噛み合わせの悪さが故に起こる問題点である。
図2
図1で示した『ハーフスペースどうすんの問題』に対する4-4-2側の対応とその対応に対する3-4-2-1側の『対応に対する対応策』の一例を図中に示しました。
図中上側、大宮の右サイドで例示したものが『水戸の大外の選手が内側のレーンをケアしようとすれば、当然今までケアしていた大外の選手が空くわけで、そこを使える』という話。
図中下側、大宮の左サイドで例示したものが、『水戸のトップの選手がサイドに流れてケアしようとすれば、大宮の3バック中央から真ん中をぶち抜いてトップの選手に付けることができる』という話。
このような話は「あちらが立てばこちらが立たない」のが当たり前なピッチ上では珍しく無いんだろうと思います。
構造上の噛み合わせの悪さが有利に働く状況であるから、一番大事なのは『めったやたらな事をしない』ってのが大事になってくるのではないかと思いました。