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祝。源さん・結衣さん~星野源「フィルム」と映画「キツツキと雨」

星野源さんと新垣結衣さんが結婚!との報道に驚いた人、いっぱいいるでしょうね。

源さんのエッセイの中でこんなくだりがありました。

『「新垣結衣という人」~
彼女は、撮影の合間の待ち時間も、ただ普通にちょこんと座り、静かにしている。多くの有名俳優が持っている「周りを緊張させる威圧感」や「周りに気を使わせる空気」は一切なく、おとなしいけれど、現場で面白い話が生まれれば一緒に笑うし、話しかけると気さくに話してくれる。ただ相手のテリトリー内に侵入することは決してない。ニュートラルな状態でただそこにいる。
本当に普通の女の子だ。』

普通でいられることが難しい俳優という職業の中で、「普通」でいられる彼女が、素敵な人だと、源さんはべた褒めでした。
さも有りなん、と祝福の拍手を送りたいですね。
あのドラマの中で、演じた二人の恋が本当になってしまうなんて。夢のようです。
改めてまたあのドラマを見直してみたいですね。

さて、今日は星野源の曲の中で、一番のお気に入りがセカンドシングルの「フィルム」という曲です。なかなか、いい曲でした。
ほのぼの、ちょっぴり明るい、前向きな歌詞と曲。いろいろググルと、映画の主題歌でした。
その映画が2012年公開(もう9年前!)の「キツツキと雨」。
監督は沖田修一。主演は役所広司と小栗旬。
役所広司が木こりの役。小栗旬は映画監督。
役所広司の朴訥とした、木こりの役は絶品ですね。小栗旬の気弱な青年役はイメージがなかったけれど、ふとした仕草が優柔不断なところをうまく表現していました。
 小栗旬は若い映画監督。田舎のひなびた村にロケでやってきたところ、木こりの克彦(役所広司)と出会い、心を通わせる。
覇気のない若い映画監督に、はっぱをかける克彦。その迫力に押されるように元気を取り戻してゆく映画監督。
 彼が撮っていた映画は安っぽいゾンビ映画。でも、克彦はその映画に魅了されて、彼らを手伝うことに。村中を巻き込んで映画が撮られてゆきます。
 まあ、面白い。
コメディ映画と言うジャンルに入るのでしょうか。でも、それだけじゃない。克彦には無職の息子がいて、その息子(高良健吾)との確執も描かれる。山崎努演じる大物俳優との若手監督のやり取りも緊張感があって楽しめました。ほのぼのとして、笑って、ほろりとして、ドキドキして。
こんな、映画があったのに、今まで観なかったのは惜しい気持ちになりました。
映画のエンディングに流れるのが星野源の「フィルム」と言う曲です。
映画の雰囲気にぴったりの優しく明るい曲です。その歌詞は前向きでありながら、どこか哲学的。星野源の才能が垣間見えます。
映画の中の劇中劇的な映画がゾンビ映画。この曲のPVはその続きのようなゾンビ映画です。面白い。
「フィルム」の歌詞を少しだけ載せておきます。

『フィルム』

笑顔のようで色々あるな この世は
綺麗な景色どこまでほんとか
フィルムのような瞳の奥で僕らは
失くしたものをどこまで観ようか

電気じゃ闇はうつせないよ
焼き付けるには そう
嘘もつれて目の前においでよ

どんなことも胸が裂けるほど苦しい
夜が来てもすべて覚えているだろう
声をあげて飛び上がるほどに嬉しい
そんな日々がこれから起こるはずだろう




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