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北海道弁講座*1「なまら」

只見つづりの「北海道弁講座」*1

記念すべき第一回目のワードは、「なまら」でございます。
もう、全国区に広まりつつある北海道弁の人気ナンバーワンのワードです。
北海道弁で「なまら」の意味は「とても」「すごく」といった形容詞ですね。
どんな風に使うかと言うと、たとえば「昨日の夜に食べに行ったカフェのパンケーキがとてもおいしくてびっくりした。」と言うのを北海道弁では「ゆんべ、食いに行ったカフェのパンケーキさ、なまら美味いのなんのって、びっくらこいたべさ」となります。
「水曜どうでしょう」の大泉洋が連発してすっかり有名になりました。「なまら」は男性がおもに口にしていましたね。ですが最近大泉洋ちゃんのお陰で(?)若い女子にも広まり、使われていますね。以前は男性と女性でも特にヤンキー系の女子に使われていました。(ちょっと下品かな)今や男女問わず誰彼なく口にしていますね。タレントさんの影響は計り知れないものがあります。語源はわからないのですが、言葉のルーツは新潟らしいそうですよ。北前船に乗ってやってきたのでしょう。
30年以上昔、ススキノにあったカフェバーに「なまらクリスタル」という名前の店がありました。
「なんとなくクリスタル」と言う小説をもじったものでしたね。
長野県知事だった田中康夫が書いた小説でした。(ふるいわ)

使用例
「昨夜はとても寒くて非常に大変だった」というところ、これが「ゆんべ、なまらしばれて、わやだったべさ」となります。

では、皆さんご一緒に!
『ゆんべ、なまらしばれて、わやだったべさ』

「なまら」をつけると言葉が強調されます。
「すごく綺麗ですね」→「なまら綺麗だべや」
「とても眠くてどうしようもない」→「なまら眠くてどもならん」というように、使ってくださいね。「わやだったべさ」この、「わや」もとても、すごくという意味で使われたりします。めちゃくちゃで収受の付かない様子を表します。また、いずれ説明しますので、気長にお待ちください。

それではまた。

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