デジタルトランスフォーメーションについて理解をするためのオススメのサイトや書籍
デジタルトランスフォーメーションの担当になった時に、悩むのってDXってなんやねん!!ということだと思います。
ウィキペディアを読んでも、わかるようなわからないような。
デジタルトランスフォーメーション(Digital transformation; DX)とは、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念である。2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が提唱したとされる [1] 。ビジネス用語としては定義・解釈が多義的ではあるものの、おおむね「企業がテクノロジーを利用して事業の業績や対象範囲を根底から変化させる」[2]という意味合いで用いられる。
こちらの記事のDXの解説を読んで、具体的なデジタル技術なども出てきてイメージができてくる。じゃぁどういう変革があるのかなどはわからない。
私自身も、日々修行の身ですが、組織名変更にあたって改めて学び直した時に役に立った書籍やリンクをご紹介します。
2020年7月27日に書籍を追加して、順番をおすすめ順に変更しました。
【動画】今さら聞けないデジタルトランスフォーメーションのインパクトとは?
こちら手前味噌ですが、当協会のアドバイザーによる解説動画です。事例もあってイメージがかなりつきやすいと思います。
テキストよりも音声や映像で理解したいという方はこちらを。
【書籍】アフターデジタル2
アフターデジタルの続編。テーマにUXと自由とあるように。アフターデジタルでのメッセージが正しく伝わっていないことを危惧して書かれたもの。
顧客がそれぞれ望む体験を選べる自由を提供するために、デジタル技術を駆使することが要諦であり、顧客がまず中心にあるよということや、アフターデジタルの企業像など書かれています。
データ活用の真実なども同じ沼にハマっている人多いと思いますので、DX=デジタル化と勘違いしている人はぜひ読んで欲しい。
DX関連の情報など取られている方は、アフターデジタル2から読まれても良いと思います。
【書籍】アフターデジタル
小売関係やマーケ界隈では結構話題になった本書ですが、顧客体験の変革というDXの中でも避けては通れないテーマについて書かれていて一読しておくべし。
【書籍】テクノロジー思考
ネットコマース斎藤のいう所のAfter DXにおける思考について書かれた本。DXのフロンティアがどこにあるのか?など事例を交えて解説されていて良い。DXとはデジタル化じゃないんだなと自分の言葉で説明できるようになった時点で読むとすっきりすると思います。
【書籍】ネットビジネス進化論
ITビジネスの原理で有名で、アフターデジタルの共著者である尾原さんのネットビジネス進化論。ページ数は多くてITビジネスの原理を読んだことがある人で。IT関係のビジネスを作って来た人は改めて読む必要はないかもしれませんが、ソフトウェア経営とはなんぞや?そのビジネスモデルはなんぞや?ということを知りたい人は読むといいと思います。
【ブログ】DXとは何か?
安宅さんによるDXの解説。マクロ的な視点で理解を整理できますね。ざっと関連資料を読むのも良いと思います。
https://kaz-ataka.hatenablog.com/entry/2020/07/25/004032
【講演資料】デジタル・トランスフォーメーションの本質と「共創」戦略
ネットコマースさんの講演資料です。Sierへ向けのメッセージもあるもののわかりやすくて、どう変わるのか掴むにはオススメ。
【調査資料】経済産業省 DXレポート
いろんな講演でも引用資料として使われるのでもう見ている方もいるかと思いますが基礎編として。大企業の基幹システムがボトルネックになっていてこれを変えないといけないみたいな論調になっているのは違和感ですが参考に。DXについてこういう認識があるからERPと同じことを繰り返しているという意見もでるんだろうなと
【調査資料】デジタル・トランスフォーメーション推進人材の機能と役割のあり方に関する調査
IPAのDX推進のための組織や人材作りについてのレポートです。どんな人が必要なのか?ということを調査を通じて導いていますが、現時点の日本のDXの進み具合なども書かれていて興味深いです。一番興味深いのはDXをやっている企業の多くが実はITを使った業務効率化にとどまっていることで、変革には取り組めていないこと。
【書籍】DX実行戦略
DXをどう進めたら良いのか?ステップごとに書かれている本です。
事例やビジネスモデルについて書かれている本は多くありますが、
変革の仕方を取り扱った本は少ないので、目を通すのは良いと思います。
【書籍】デジタル時代のイノベーション戦略
こちらの書籍はDXに関するトピックがかなり体系立ててまとめてあって、いくつかの記事や本を読んだことがある人からは新鮮味は少ないですけども、思考整理をするためには良いかもしれません。尾原さんの本とどっち好みの方を読んだら良いと思います。
【書籍】世界最先端のマーケティング 顧客とつながる企業のチャネルシフト戦略
アフターデジタルを読んだ上で、どうビジネスを変えていこうというときにチャネルシフトのマトリックスが役に立つと思います。マーケティングのノウハウというより、プレイスの価値が重要性が増しているということと、インターネット企業がなぜオフラインに進出しているのかを理解するための書籍です。
【書籍】デジタルエコノミーと経営の未来
神戸大学の三品教授と、NTTデータの山口さんの本。前半部のアカデミックな切り口での過去からの振り返りや、戦略論は一読の価値あり。
特に、革命とテクノロジーの関係は非常に示唆にとんでます。
この辺りを読んでおくと、DXというバズワードに振り回されず、結局変化し続ける顧客ニーズの応えるための組織づくりであったり、そのためのテクノロジー活用であり、新規ビジネス創出であるという、無限に広がる荒野に立たされた気持ちになって、やるしかない!となると思います。
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