考える時、話を聞くときは3つの軸で
先日とあるデザイナーの方や仕事で接点をもたないような方たちと飲む機会がありました。非常に刺激の多い会で、自分自身がんばっていきたいなとおもった次第です。
とあるデザイナーは、理詰めで考える方だったのですが、X・Y・Z軸で考えて、そのなかに正解があって、そこを突き詰めていくのがデザインだ的なことをおしゃっていました。
3つの軸の持ち方というのがその人らしさを定義するものかもしれませんが、私がその話を聞いて翌日に以下の3つの軸で正解を探しあてるんじゃないかな?と仮説を立てました。
1.世の中のトレンド
2.人間としての変わらない本質的なコト
3.データや研究結果から抽出される示唆
理詰めで考えるとなると「3」の積み重ねかなと最初誤解をしていたんです。
データが溜まってきて、こういう人にはこういう提案をしたらいいとか、こういうデザインにしたらいいとか標準化しやすくなるから、データや研究はうまく活用しつつも、「どうしたいか?」がない限りは、個性がでないんじゃないかなと。だから理詰めで考えやすくなる環境って標準化を招く可能性があるから怖いですね!と伝えたところ賛同を得られなくて笑
ランディングページで信号と同じ色でぷるんとしたら、クリック率があがる!というデータに基づいたノウハウが単品通販の世界があります。
でも、これ全ての人がやったら、お客さんって「またこれか」と思って押さなくなるんじゃないかな?という例を思い出したわけです。
で、どうして議論が噛み合わないんだろうと考えたときに、
理詰めで考えるには他にも軸があることを忘れていました。
複数の軸をもって考えるというのは、真贋を見分けるときにも大切です。
とある動画広告の営業の方だったのですが、営業のかたが動画で接触回数を増やすことでコンバージョンに繋がりやすくなる!というデータもでてるんです!
いわゆる親近性の法則という、会う回数や接触回数が多いほど、親しくなるという法則の効果と同じですね。
この話を聞いた時にやっぱりおかしいこと言っているなこの人って思ったんです。動画何回もみたら逆に嫌になる人もいるんじゃないか?
まず、なんども接触して嬉しいのは初対面の印象が良い人や好きな人という前提があるし。
動画自体がなんども見たくなるものでない限りはこのデータ通りにはならないんじゃないかな?
ということで、複数の視点で物事を考える人間になりたいねというお話でした。