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「You should be so HAPPY!」こぶしファクトリー楽曲の素晴らしさについて

本記事は、#テレビブロスマイベスト2021 の応募作品です。

2020年3月30日、ハロー!プロジェクト所属のアイドルグループ「こぶしファクトリー」が、『こぶしファクトリー ライブ2020 〜The Final Ring!〜』をもって解散しました。

私がこぶしファクトリーを知ったのは解散後でしたが、彼女達のことを知れば知るほど、楽曲を聴けば聴くほどどんどん好きになっていきました。社会人1年目、てんてこまいで日々落ち込みまくっていた私の2020年を、こぶしファクトリーの楽曲が支えてくれたことは間違いないです。憂鬱MondayにやらかしTuesday、溜息morningにどんよりeveningも、こぶしファクトリーがeveryday元気づけてくれました(わざわざ英語にすな)

そんなこぶしファクトリー楽曲の素晴らしい歌詞について熱く語りたい!!!という気持ちが燻っていたときに見つけたのが、テレビブロスさんの「マイベストカルチャー to 2021」 でした。ありがとうございます、思う存分語りたいと思います。もうすでに幸せです…。

こぶしファクトリーの楽曲は、前向きで力強い歌詞が多いです。こぶしファクトリーというグループを初めて知った時、「押忍!気合を生産生産!」みたいなイメージを持ってしまったのですが(ごめんなさい)、グループ名の由来についての記載があったので以下を引用します。

ユニット名の由来は、春の訪れを告げるように、他の木々にさきがけて白い花を梢いっぱいに咲かせる日本原産の花、コブシ(辛夷)から。「コブシの花のように「優美」でありながら、コブシという名前の由来でもある“にぎりこぶし”に象徴される「力強さ」を兼ね備えたグループになってほしい」という想いを込めて名づけられた。

(引用:BARKS 「ハロー!プロジェクトの新ユニット名はBerryz工房スピリットを継承する『こぶしファクトリー』」https://www.barks.jp/news/?id=1000113077 )

とっっっても粋な名前だ…!このグループ名の由来を踏まえてこぶし楽曲を聴くと、より歌詞が胸に沁みることに気がつきました。それでは楽曲紹介に参りましょう!!!

・これからだ!

こぶしファクトリーが5人体制になってから初めてのシングル。5人の覚悟と決意が垣間見えてきてとてもグッときます。特に好きなのは1番2番サビのこの歌詞です

(1番サビ)本番は これからだ! 失敗も糧に 今からだ! 後悔乗り越えて ゼロからだ! 戻れぬ過去を悩んじゃ勿体ない(...)
(2番サビ)気合いで これからだ! チャンスに備えて 今からだ! 見せ場は取っとこう 楽しみだ! 見えない未来を悩んじゃ勿体ない(...)

過去への後悔も見えない未来への悩みももったいない!すべてを糧に今この瞬間を生きるぞ!!という力強いメッセージに何回も助けられた… 間奏にブチかまされる井上玲音ちゃんの超絶ボイパも必聴です!

・明日テンキになあれ

大好きな一曲!通勤電車で聴いて心の中でウォー!つって元気出してから出社するのが日課になっています。

(Bメロ)眠れぬ夜はもったいない 時間は無限じゃないし そうね自分の気持ちくらい 信じてみてもいいかもね  
(サビ)何回も 何回も 失敗しちゃったって この次はうまくいくかもしれない もう一回 もう一回 立ち上がればいい 拳握りしめてゆけ

タイトルの「テンキ」がカタカナになっているのって、多分「天気」と「転機」が掛詞になってるんじゃないかなって…。曇天は続かないしいつかは晴れ間がくるし、それは人生も同じだと思うのです。私も拳を握りしめながら人生をゆくぞ…!!!


・シャララ!やれるはずさ

タイトルからして励まされます…。明日テンキになあれを聴いたあとにこの曲を聴くのが好きなんです…!ヘコんだときもまだ絶対やれるって思える

(Aメロ)窓を叩く 雨を見つめ 君は何を 思うのだろう 晴れ間をただ 待つのは嫌だ さぁ今から 探しに行こう
(Bメロ)心の積乱雲を 掻き分けて行くぞ びしょ濡れだって良いさ 語るは青春 目指すは青空
(サビ)タイムリミットが来る前に 行けるところまで行ってみよう 勢いつけた 今の僕らなら
Sha la la   Sha la la やれるはずさ
Sha la la Sha la la  まだ飛べるはずさ

いつか晴れ間が来るからってただ待つだけじゃなくて、自分の中にあるモヤモヤを掻き分けながら青空のような明るい未来を探しにいくというこの前向きさ!心の不安定な天気でさえ転機に変えてしまうのが、こぶしファクトリー!!です!!!


・辛夷の花

辛夷の花は、寒い冬の間に蕾をつけて、早春にかけて真っ白な花を咲かせます。そんな辛夷の花に掛けられた歌詞は、冬に聴くとより心に沁みる気がして、最近よく聴いています。

(1番サビ)真っ直ぐ 清くこの世に咲いてゆけ 派手な花ではないけれど 友を信じ 人に元気 灯す人になろう(...)
(2番サビ)真っ直ぐ 土に根を張り咲いてゆけ 飾りなんかはないけれど さり気なくって 欠かせなくって そんな人になろう(...)

辛夷の花言葉は、「友情」「信頼」ですが、1番サビの歌詞にしれっと入れられているのがすごい、作詞家が粋だ…
特に「さり気なくって 欠かせなくって そんな人になろう」っていう歌詞がめちゃめちゃ良くて…私もそんな人になりたいって本当に思った、密かな人生の目標になりました。


・スタートライン 

こちらはこぶしファクトリーのラストシングルに収録されています。スタートラインというタイトルからもうズルいですが、もっとズルい!と思ったポイントがあります。それは、最後の歌詞が
"You should be so HAPPY!" で終わるところ!
もちろん「幸せになるべきだ!」という言葉通りの意味もありますが、ファンの間で噂されているのは、この"You should be so HAPPY!" が「有終の美」と掛けられているのではないか…?ということです。もし本当だったら作詞家が粋すぎる(2回目)
※作詞家を調べたところ、私が粋すぎると思った歌詞はどちらも星部ショウさん作でした…!好き!と思った歌詞は大体星部ショウさんが作詞されていて戦慄した…大天才です…


まだまだ好きな曲、良い曲はたくさんあるけど、またの機会に語りたいと思います。
冬に真っ直ぐに寒空に向かって伸びる真っ白な辛夷の花のように、いつだって前を向いて、今を、そしてその先に続く未来を諦めないこぶしファクトリーの楽曲に、2020年の私はずっと励まされてきたのです。

偶然なのかは分かりませんが、こぶしファクトリーが解散したのは、辛夷の花の最盛期にあたる3月でした。解散する前に知りたかったと何回も思いましたが、今出会っていなければ、こんなに好きになっていなかったかもしれないし、それぞれに好きになるべきときに好きになるタイミングっていうのがあるんだろうなと思います。4月に「グループ名がこぶしファクトリーって(笑)」と思いながら、たまたまMVを開いた私にゲンコツと盛大な拍手を送りたいです。

現在、こぶしファクトリーのメンバーのうち4人はハロプロを卒業しており、残る1人である井上玲音ちゃんは、Juice=Juiceという別のグループに加入しました。奇しくも、Juice=Juiceでの井上玲音ちゃんのメンバーカラーは白になりました。真っ白な辛夷色です。新しいグループでも、辛夷の花のように満開に咲き誇ってほしいと願っています。


お読みいただき、ありがとうございました。

記事を読んでいただき、ありがとうございます。統一感はありませんが、自分の好きなことを好きなだけ綴っています。わたしの「好き」とあなたの「好き」がちょっとでも重なっていると嬉しいです!