傷
そうこうしているうちに、ゆうすけはバイトに行った
ゆうすけの部屋でリクと2人、これからどうするか話した
リクは
朔が信じられるなら信じればいいんじゃない?
結局見てないからほんとのことなんてわかんないし、朔がこのまま付き合っていきたいなら信じてくしかないじゃん?
俺の立場からはなんも言えねーけど、男ってバカだからさ
ゆうすけが、もしほんとはやっちゃってたんだとしても、ゆうすけを嫌いにはなれねんだわ
朔が泣いてるとこ見るのは辛いけど、朔もゆうすけも俺にとってはダチだからさ
そう言っていた
私は、
ほんとかわかんないけど
ゆうすけとは離れられないと思う
それなら信じて、なかったことにして、今までどおりゆうすけといる
そんなことを話した
4年も付き合って、途中環境も変わればこんなこともあるよね。
って自分を納得させようとした。
その日から、私の心にはおおきな棘が奥深くまで刺さって、何かあるごとにズキズキと痛んだ
痛みに気づかないふりをしていても、少しずつその痛みが広がって、息苦しくなるような感じがした
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