告白
駅に着いて電車を待ちながら私は言った
太輔・・
あのさ
私、太輔のこと好きになっちゃったみたい
太輔は私じゃだめ?
んーーーダメっていうか、
んんーーーーーなんか早くない??
早いってことはダメじゃないってこと?
いつだったらいいの?
私、もっと太輔と一緒に居たいんだけど。。
ちょっと考えさして。俺これからバイトだし
うん。じゃあ、明日バイト終わったら家来れる?
太輔に好きになってほしいからいっぱい一緒にいたい
すげーストレートだな。わかった。明日行くよ
少し押され気味ではあったが、
そんなやりとりで、太輔が翌日うちに来ることになった
休みの日の朝のホームはまだ誰もいなかった
太輔、明日まで寂しいからもっかいギューして?
えぇ!やだよ~誰か見てたらどうすんの
ほんとにだめ?お願い
太輔は周りをキョロキョロと確認した後、
ギュっと抱きしめてくれた
もう私の中では、両思いも同然だった
太輔、ありがとう。だいすき
そんな恥ずかしい言葉も平然と言えていた
太輔はパーカーの袖で口もとを隠し、少し赤くなりながら
うん
とだけ言っていた
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