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【返金可能】簡単にrbenvをインストールする方法。

Railsの開発業務では間違いなく使用が必須となるrbenvのインストール方法を解説します。

※この記事は途中から有料ですが、
返金申請をすればお金が戻ってくるようになっています。


Railsチュートリアル完走後くらいの時の自分を振り返って、「あの時こんなことを教えてくれたらな」とか「あの時こんなことを知りたかった」と思った内容を書いてます。

◇はじめに

この記事は以下のような人にとって役に立ちます。

・rbenvはどんなツールか知りたい。
・rbenvの機能/使い方を知りたい。
・rbenvのインストールがうまくいかなった。
・Homeblewを使わずにMacPCでrbenvを簡単にインストールしたい。
・Linuxでrbenvをインストール、環境構築したい。
・環境変数PATHや.bash_profileなど、インストール時に使用するツールの予備知識が知りたい。


調べればQiitaにも掲載されているような内容ですが、あまりQiitaでは見かけない「気をつけなければいけないポイント」や「仕組みの詳細」を丁寧に解説します。
また、初学者の方にも分かりやすく、理解できるように書きました。


◇rbenvってどんなツール?

Ruby environment の略でrbenv、「アールビー・エンブ」と読みます。
rbenvは複数のRubyのバージョンを管理し、プロジェクトごとにRubyのバージョンを指定して使うことを可能としてくれるツールです。

例えば、hogehoge_appではRubyバージョン 2.5.3で動き、fugafuga_appは2.6.6で動くRailsアプリであった場合、PCには2.5.3と2.6.6の2つのバージョンのRubyがインストールされている必要があり、hogehoge_appディレクトリー内ではバージョンが2.5.3、fugafuga_appディレクトリー内ではバージョンが2.6.6に切り替わる必要があります。
これを管理してくれるのがrbenvです

さらに、rbenvはコマンドでバージョンさえ指定すれば、簡単に指定されたバージョンのRubyをインストール出来ます
例えば、version 2.6.6のRubyをインストールしたい場合は、

$ rbenv install 2.6.6

たったのこれだけでインストールが開始されます。

業務でRailsアプリ開発に携わると、アプリケーション、サービスによってRubyのバージョンを使い分けるのは日常茶飯事であるため、rbenvは必須のツールとなります


◇MacPCでrbenvをインストールする2つの方法

MacPCでrbenvをインストールするには、主に2つの方法があります。

①Homebrewからインストールする方法
②githubからインストールする方法

今回は②の方法を解説していきます。
②の方法はLinuxサーバーでrbenvをインストールする方法とほぼ同じなので、一石二鳥です。
では早速インストール手順を説明します。

1.必要なパッケージをインストール

rbenvインストールの為には、あらかじめ必要なパッケージがあります。MacPCの場合とLinuxの場合で手順が異なります。

<<MacPCの場合>>

$ brew install git
$ brew install openssl
$ brew install readline 

「brewコマンドがない」という主旨のエラーが出たら、以下を実行した後に再度↑のパッケージをインストールする。

$ ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"


<<Linux(CentOS)の場合>>

$ sudo yum install -y git gcc gcc-c++ openssl-devel readline-devel

UbuntuやDebianの場合は、yumをapt-getに置き換えればOKです。

すでにインストール済みの場合は実行しても何もインストールされません。
必要なパッケージをインストールし終わったら、以降の手順はMacPCでもLinuxでも共通になります。

2. rbenvをインストールする

Qiitaでは ~/.rbenv にインストールする場合と、/usr/local/rbenv にインストールする場合の記事をよく見かけますが、この違いは環境による違いです。

~/ ホームディレクトリーを表します。

開発環境用として使うのであれば ~/.rbenv にインストールするやり方で良いと思います。
本番環境やstg環境サーバーの場合は、/usr/local/rbenv 配下にインストールするのが無難です。

今回は ~./rbenv にインストールするやり方を紹介します。

それでは、rbenvをインストール(clone)していきます。

$ git clone git://github.com/sstephenson/rbenv.git ~/.rbenv

ls -a コマンドを実行して.rbenvディレクトリーの確認が取れたらインストール成功です。(※.rbenvは隠しディレクトリーなので、 -a のオプションが必要)

3.パスを通す

rbenvのインストール(clone)は完了しましたが、今のままではまだrbenvコマンドは使えません。

$ rbenv -v
-bash: rbenv: command not found

rbenvコマンドが使えるようになるには、パスを通す必要があります。

「パスを通す」とはどういう事かというと、「rbenvコマンドの実行プログラムが格納されている場所を教えてあげる」ということです。
rbenvコマンドの実行プログラムは、先ほどインストールした.rbenvディレクトリー内bin配下のrbenvファイル(~/.rbenv/bin/rbenv)です。


パスを通す為には、環境変数PATHに「ファイルの格納場所」を追記する必要があります。そのため、以下のコマンドを実行する必要があります。

$ export RBENV_ROOT="$HOME/.rbenv"
$ export PATH="${RBENV_ROOT}/bin:${PATH}"
$HOME はホームディレクトリの絶対パスです。
export
とは環境変数を設定するコマンドで、環境変数PATHに追記されるのが分かるかと思います。


printenv
コマンドで設定された環境変数を確認することが出来ます。PATHの中身を確認してみましょう。

$ printenv |grep PATH
PATH=/Users/yusaku/.rbenv/bin:/usr/local/bin:/usr/bin:/bin:/usr/sbin:/sbin: ~~~略

私のPCでは /Users/yusaku がホームディレクトリーです。

パスが通ったのでrbenvコマンドが使えるようになったはずです。
rbenv -v でversionが出力されるようになったか確認しましょう。

$ rbenv -v
rbenv 1.1.2-44-gd604acb


これらの環境変数ですが、実はPCの再起動で消えてしまいます
なので、再起動の度に環境変数をexportする必要がありますが、それでは面倒です。.bash_profileはログインする度に自動的に記述されたコマンドを実行してくれるので、このファイルに先ほどのexportコマンドを記述しましょう。

.bash_profileは通常、ホームディレクトリ配下に用意されているはずですが、無かったらtouchコマンドで作成しましょう。
(※隠しファイルなので、 ls -a で確認しましょう。)
$ touch .bash_profile
$ echo 'export RBENV_ROOT="$HOME/.rbenv"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'export PATH="${RBENV_ROOT}/bin:${PATH}"' >> ~/.bash_profile

※ vi でコマンドをコピペする方法でもOKです。

4.初期化設定

rbenvを使えるようにするために初期化設定をしていきますが、ここで気をつけるポイントです。たまに「rbenv init - コマンドで初期化」という記事を見かけますが、本当に必要なコマンドはeval "$(rbenv init -)" です。

$ eval "$(rbenv init -)"

初期化することによって ~/.rbenv/shims というパスが追加されます。
後の説明で出てきますが、このパスが通っていないとrbenvでインストールしたRubyに切り替えることが出来ません

$ printenv|grep PATH
PATH=/Users/yusaku/.rbenv/shims:/Users/yusaku/.rbenv/bin:/usr/local/bin:  ~~~略
※ ちなみに、rbenv init - コマンドだとこのパスの追加がされません。
これで失敗している人が結構いる印象を受けます。


また、~/.rbenv 配下にshimsversions ディレクトリーが作成されるようになります。

$ ls .rbenv/
CODE_OF_CONDUCT.md	completions		src
LICENSE			    libexec			test
README.md		    rbenv.d			versions
bin			        shims


初期化コマンドも.bash_profileに記述しておきましょう。

echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile


5.rbenvからrubyをインストールする

rbenvの準備は整いましたので、早速rubyをインストールしてみましょう。
冒頭の例のようにversion 2.6.6 のrubyをインストールしてみたいと思います。

$ rbenv install 2.6.6
rbenv: no such command `install'

「installコマンドが無い」というエラーが出てしまいました。
確かに、rbenv helpを見てみるとinstallコマンドが用意されていないようです。

$ rbenv help
Usage: rbenv <command> [<args>]

Some useful rbenv commands are:
  commands    List all available rbenv commands
  local       Set or show the local application-specific Ruby version
  global      Set or show the global Ruby version
  shell       Set or show the shell-specific Ruby version
  rehash      Rehash rbenv shims (run this after installing executables)
  version     Show the current Ruby version and its origin
  versions    List installed Ruby versions
  which       Display the full path to an executable
  whence      List all Ruby versions that contain the given executable

install コマンドを使えるようにするには・・・

、、、、、、、、続きは有料記事となります。

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