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仮面ライダーカブト~ネクストジェネレーションバトル~第5話「三島からの刺客を倒すために遂に仮面ライダーキックホッパーこと矢車想が立ち上がる!」

前回のあらすじ
三島正人から仮面ライダーサソードこと神代剣を探すように頼まれた小林由依は捜索を開始した。しかし、三島が知る限り剣は仮面ライダーカブトこと天道総司の手でスコルピオワームに姿を変えた剣は倒されたはずだった。しかし、最近になって資格者を失ったはずのサソードゼクターが行動している事を知った三島は由依にサソードゼクターの捜索と剣の捜索を頼むのだった。そんな中、由依の目の前にカッシスワームこと乃木怜治が姿を現し、由依を襲おうとした矢先、間一髪で助けたのは神代剣だった。そして剣はサソードゼクターを呼び出し、仮面ライダーサソードに変身して戦いを挑むのだった。しかし、サソードがライダースラッシュを放った次の瞬間、クロックアップを超える最強の能力であるフリーズによってサソードは倒されてしまい、カッシスワームは逃げた。そして変身を解除した剣は由依にまた会おうと告げその場を立ち去るがそんな由依の真上には新型ゼクターであるスパイダーゼクターが動いていた。

ひかる「さて、そろそろ出てきてもいいんじゃない?矢車さーん。」

そう告げて三島正人からの資格である仮面ライダーブラックザビーこと森田ひかるは廃工場に隠れているであろう仮面ライダーキックホッパーこと矢車想に呼びかけていた。
ひかる「ねぇ?いるんでしょ、矢車さん。そろそろ出てきてくれないかな?せっかく三島さんがネオシャドウに入れてあげようとしたのに断るとか影山さんといいあんたといいバカなんじゃない?」
矢車「言ったはずだ。お前らの軍門に下るくらいなら暗い闇の世界で過ごした方が幾分かマシだってな。」


廃工場に隠れながらそう告げる矢車に対してひかるは笑いながら話した。
ひかる「ダッハッハ…イーハッハッハ…ああ、暗い闇の世界?そんな所にいるからパーフェクトハーモニーも捨てれたんでしょ?アーハッハッハ!」
その笑い声に反応した矢車はゆっくりと廃工場から姿を見せた。
矢車「お前、今俺を笑ったな…」
ひかる「はあ?だったら何?」
矢車「もっと笑えよ。俺がそんなにおかしいならな…」
ひかる「あんた、何言ってんの?」
矢車「なあ、笑えよ。ほら!」
そう矢車が叫んだ次の瞬間、蛹ワームが6体出現した。
蛹ワーム「グゥゥ」

ひかる「なんだ、来たの?ヤミーさん達」
矢車「ちっ、仕方ないな。」
そう告げて矢車は腰のバックルを開けてホッパーゼクターを呼び出した。
矢車「変身!」
『HEN-SHIN』
『CHANGEKICK-HOPPER』

キックホッパー「はあ。お前らはいいよな、群れるだけ群れてよ。」
そして矢車はキックホッパーに変身した。
ひかる「なら、私も!来い、イエローザビーゼクター!」
そう告げてひかるが空に手を伸ばすと時空の裂け目からイエローザビーゼクターが姿を見せた。
ひかる「良い子、良い子…変身!」
『HEN-SHIN』
そしてひかるは仮面ライダーイエローザビーマスクドフォームに変身した。
キックホッパー「邪魔なんだよ…ハアッ!」
蛹ワーム「グゥゥ…」
キックホッパー「ドケ…ハアッ!」
蛹ワーム「グゥ!」
キックホッパー「お前らの攻撃は喰らわない!ハアッ!」
蛹ワーム「グゥゥ!」
キックホッパーは蛹ワームの攻撃を回避しながら的確にキックでダメージを与えていくのだった。
キックホッパー「別にお前らに時間をかけるつもりは無い。ライダージャンプ!」
『RIDERJUMP』
キックホッパー「ライダーキック!」
『RIDERKICK』
蛹ワーム「グワーッ」
キックホッパーは一気に必殺技のライダーキックで3体の蛹ワームを撃破したのだった。
キックホッパー「なんだ、お前…まだ戦ってたのか?」
イエローザビー「うるさい!」
キックホッパー「手伝ってやろうか?お前のために」
イエローザビー「余計なお世話だから!」
そう告げてイエローザビーは蛹ワームの方向に走り出した。
蛹ワーム「キシャー!」
イエローザビー「言ったでしょ、邪魔だって!」
そしてイエローザビーは見たこともないスピードで蛹ワームを殴り続けると蛹ワームは痙攣を起こして爆発した。
キックホッパー「おいおい…マスクドフォームで倒しやがった…」
蛹ワーム「キシャー!」
イエローザビー「煩い!ハアッ!」
そしてまたもやイエローザビーは見たこともないスピードで殴り続けた上で痙攣した蛹ワームに蹴りを叩き込んで撃破した。
イエローザビー「あと一体!」
蛹ワーム「キシャー!」
そして蛹ワームの攻撃を交わしたイエローザビーは連続パンチで痙攣を起こした蛹ワームに追撃のパンチを放って三体の蛹ワームをまさかのマスクドフォームで撃破したのだった。
キックホッパー「でも…まあ、楽しめそうだな。」
イエローザビー「そうね…キャストオフ!」
『CASTOFF!CHANGE!YELLOW-wasp!』
そして立ちはだかるキックホッパーに対してイエローザビーもライダーフォームにキャストオフしたのだった。
キックホッパー「来いよ!」
イエローザビー「ハアッ!」
そしてイエローザビーが放つ渾身の一撃をキックホッパーは片足で受け止めた。
イエローザビー「な、なんで?」
キックホッパー「何故か…それはまだお前が俺の闇に気付いてないからだ!ハアッ!セイッ!」
そう告げてキックホッパーは渾身の蹴りを連続で放ち、イエローザビーを吹き飛ばした。
イエローザビー「グハッ!そ、そんなはずはない!私はあんたの闇なんかよりも大変な訓練を受けたんだ!ハアッ!タアッ!」
キックホッパー「こんなパンチやこんなキックで…何を学んだんだ?三島のクソ野郎から!」
イエローザビー「グハッ!」
キックホッパーはイエローザビーが放つパンチやキックを喰らいながらも怯む事無くさらにキックの連続攻撃でイエローザビーにダメージを与えたのだった。
イエローザビー「ハアハア…あんたには分からないよ。ネオシャドウはあんたらを倒すために構成された組織だってことをさ!」
そう告げて立ち上がったイエローザビーは連続でパンチを放ち、追撃の形でキックを繰り出すがキックを回避したキックホッパーは不敵に笑い出した。
キックホッパー「ククク…ハーハッハッハ!お前らが俺らを倒すために組織されただと?そんな戯言…誰が信用するってんだ?」
イエローザビー「戯言なんかじゃない!三島さんはアンタらを倒すために自らをザビーゼクターの資格者になったんだから!」
キックホッパー「あ?今、なんつった?俺らを倒すためにザビーゼクターの資格者になっただと?馬鹿な…アイツがザビーゼクターを選ぶはずがない!」
三島が自らザビーゼクターの資格者となった話を聞いたキックホッパーは衝撃を受けながらもその話を否定するかのようにイエローザビーに話すがイエローザビーはさらに話した。
イエローザビー「本当だ!三島さんは私達を見捨てない!たとえどんなことがあろうとも!ハアッ!タアッ!」
そう叫びながらイエローザビーは連続パンチでキックホッパーにダメージを与えるが追撃の一撃をキックホッパーは片足で受け止めた。
イエローザビー「な、何?」
キックホッパー「見捨てないか…なら…三島の正体がワームだと知ればお前らはどう思うかな?ハアッ!タアッ!」
イエローザビー「三島さんが…ワーム?ふざけないで!ライダースティング!」
『ライダースティング!』
イエローザビー「ハアッ!」
イエローザビーが放った渾身のライダースティングをキックホッパーは回避するとホッパーゼクターを操作した。
キックホッパー「ライダージャンプ」
『ライダージャンプ』
キックホッパー「ライダーキック!」
『ライダーキック!』
キックホッパーはイエローザビーに対してライダーキックを放ち、イエローザビーの変身を解除させた。
ひかる「ま、負けた…つ、次は負けないから!」
そして逃げるひかるを見送ったキックホッパーは矢車の姿に戻ると背後の物音に反応した。
矢車「あ?」
梨名「助け…て…」

to be continued…













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